フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

わかりやす過ぎるオレ・・・

2013年06月10日 | 極めて日常茶飯事

 今日、同僚のT氏がD代理店を訪問した。そこは某企業の職域保険の事務をしているため、私はそこの社員さんとはしょっちゅう電話でやりとりをしている。帰ってきたT氏がにやにやしながら私のところにやってきた。
「D社のSさんがね、幸田さんに一度会ってみたいと言ってたよ」
「はあ、そうっすか」
「なんでかというと、自分が想像している幸田さんと一致するかどうか確かめたいんだって」
「は~、どんな想像しているんですかね」
「さばさばしてて、化粧っ気とか飾りっ気がなくて、女っぽくない・・・あ、僕じゃなくてSさんが言ったんだからね」
 いーよ、みんなそう言うから!うぬう、なんでみんな電話だけで見抜いちゃうかな。私はと言えばたいてい、電話でさんざやりとりした相手でも、会ってみるとたいてい想像と違う・・・。まあ、5回以上会って向こうはすっかり私と親しくなったと思っているのに、私の方は会うたび「誰だっけ・・・」とさっぱり覚えていないという、対人間記憶力&興味ゼロの女だからな・・・。
 なんだかなー、と思いつつ会社帰りにチケット屋へ。ネズミの国の株主優待券を売りに行ったのだ。先日、新聞で、ネズミの国の入場券は入場時に穴を開けない方式に変わって、株主優待券も使用前か使用済みか判別がつかなくなったため、一部のチケット屋では扱いを取りやめたという記事が載っていたので、売る前に扱っているかどうか聞いてみた。「そうなんですよね。だから優待券を送ってきた封筒ごと持ち込まれた場合に限って、これまで通り5千円で買い取りしてます。あ、お客様はいつも来てくださるから、このまま5千円で買い取りしますね」・・・なんで私の顔を覚えているのだ・・・。確かに、会社で使う切手をいつもここで買うけど、1、2か月に1回くらいだし、個人的に来るのはもっと少ないぞ。向こうから見れば何百人の客のうちの1人に過ぎないと思うのだが、客商売の人はこれが当たり前なの?だとしたら私は絶対、全く、これっぽっちも、客商売には向いてないわー。それとも私が覚えやすい顔なのか??わからん・・・。


あじさい年記

2013年06月10日 | 極めて日常茶飯事

 なんで日記じゃなく年記なんだ、というと、だいたい年1回この時期、我が家のあじさいが咲いたとかなんとか書いているからだ。・・・若者の1年1年は全く違う出来事が起こり、全く違う新しい時間なのだろうが、この年になると毎年毎年ほぼ繰り返しなのだ。年年歳歳花相似たり。人も同じようなもんだ。まあ年はとったらとっただけ体も頭も衰えるけど!
 で、今年のあじさいは・・・剪定を失敗して、1枝しか咲いておりません・・・。ちゃんと花が咲き終わったあと、わき目のある葉の上で切ったのだが、真冬に葉っぱが出てきてしかもちぢれたようなやつだったもんだから、「真冬になんで伸びるんじゃい!」(いつもだと枝だけで冬を越すのだ)と寒さでやられることを心配して切ってしまったのだ。案の定、花芽が入っていたらしく、今年は花が咲かなかったというわけだ。少し早く切りすぎた、ということか・・・
 さて、つるバラが咲き終わり、花びらが散って行くタイプだったら良かったのだが、うちのは枝についたまま花が茶色く萎んでいくので、見た目が汚らしくなってしまった。しょうがなく重い腰を上げて咲き終わった枝を切って切って切りまくった。テントウムシの幼虫とさなぎがいっぱいいたので、それらは残す。テントウムシは好きなのだ・・・。そういえば今年はアブラムシを見かけなかった。テントウムシたちのおかげか?が、できれば幼虫じゃなくて成虫の姿が見たいのだがなあ。幼虫はあんまりかわいくないよ・・・。
 トゲに刺されまくりながら、切った枝をゴミ袋に詰めていると、通りかかった近所のじーさんが、「あれー、思いきり切っちゃったねえ!」と声をかけてきた。「大丈夫っす。また来年伸びますんで、これくらいはげちゃっても・・・あわわ」やべ。おっさん、つるっぱげじゃないけどやや薄い。気にしているかもしれん。
「丸坊主にして・・・いやそのー、全部切っても来年にはもっさもさですから!」「あそーなの。ならいーね」おっさん、聞こえていたのかいないのか、自転車で去る。
 次に、すっかり枯れてしまったポピーを引っこ抜く。別に植えたわけでも育てていたわけでもないが、たぶん園芸種が野生化して、日本中に生えまくっていると思われるオレンジのような色のポピーが、我が家にも勝手に咲きまくっていたのだ。花が咲いているときはまあ綺麗だからと抜かずにいたが、花が終わるとにょきにょき枯れた姿が残って、手入れしていない庭がますます荒れた印象になるので、それを抜いた。それから種だらけになったスミレも・・・ぎゃっ!
 なんということだ、スミレの株のところに巨大な幼虫が。しかも黒にオレンジのド派手な模様、トゲトゲもあって、いかにも「危険!近寄るな」という外見。しかも3匹。「ううう、また蛾の幼虫かしら・・・。うちにはどうしてきれいなアゲハとかシジミとかじゃなくて、イラガとかこんなんばっか・・・」触らないよう気をつけて、枯れかけたスミレも抜いてゴミ袋へ。
 やれやれ、疲れたよ・・・と家に戻って昼食を食べ、そうだ、あの幼虫は何の蛾かな、と昆虫図鑑を開くと、あの毒々しい幼虫の写真が。・・・「花壇やプランターで育つツマグロヒョウモン:町に住む幼虫は花壇やプランターに植えられたパンジーなどの栽培スミレを食べて育つことが多い」ありー。意外ときれいなチョウやんか!しまった、スミレ抜いちゃったら食べるものなくてさなぎになれないじゃん!
 私は慌ててホームセンターに車を飛ばし、パンジーの苗が売っていないか探したが、うちのスミレが枯れていたように、もう季節は終わっていて、もちろん全く置いてなかった。
 がっくりと戻ってきて車から降りると、私の目の前の足元を黒にオレンジのヤツが歩いていた。い・・・意外と速い。一生懸命歩いて(?)いる。さっきの場所からどこかへ行くのではなく、どこかから元の場所へ戻っていくところだ。なんだか、マンガだったら「せっせ。せっせ」という擬音と、「」マークが描かれるような一生懸命さだ。もしかしたら小さめの2匹を待たせて、このでかい奴がほかにパンジーが植わっていないか探しに行ってきたのだろうか、となんだか胸を衝かれた。「すまぬ・・・もうスミレもパンジーも売ってなかったんだ・・・」イラガには殺虫剤をぶっかけまくったくせに、人種・・・じゃない虫目・・・目(もく)じゃないな。チョウもガも同じ「チョウ目」だから、「虫科差別」とでも言うべきか?とにかく虫差別が激しいな!
 翌日の朝、ツマグロヒョウモンの幼虫は、玄関先をうろうろしていた。一晩寝て、明るくなったので新天地を探しに行くところであろうか。すまん・・・今度お前たちの仲間を見かけたら、たとえ枯れかけでみっともなくても、成虫になるまでパンジーは抜かずに置いておくよ・・・!