フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

夫婦の呼称問題

2020年03月19日 | トドとポニョの日常茶飯事in雪国
 テレビで雛形あきこ夫妻を見ていた夫が、「うちと一緒だね~」と言った。全くだ・・・。
 夫の天野さんは、妻のことを「ママ~」と呼ぶ。雛形さんは夫のことを「坊ちゃん」扱い。なんとなく母子関係。
 ネットでどんな記事を読もうと、夫婦が「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」と呼びあうことは推奨していない。私の子どもの頃は夫婦がお互いを名前で呼ぶことの方が珍しかったから、隔世の感だ。
 確かに、「パパ、ママ」と呼び合うと、お互いが夫婦であり男女である意識が薄れてしまう気がするし、だいたいもう子供もできないから、「パパ、ママ」と呼びあうことはないだろうな~とも思っていた。しかし、名前呼びはちょっと恥ずかしいぞ(年齢=彼氏いない歴の、筋金入りの非モテ人生だったからさ!)できればあだ名呼びはできないかな~。でも、前に子どもの頃のあだ名訊いたら、いまいちだったしな・・・。
 と思っていたところ、婚前旅行で行った温泉旅館、お風呂から出てきた私が見たのは、座布団を枕に、畳に横向きに寝っ転がっている彼。その姿は・・・まさに陸に上がったトド!
 私は爆笑。
「トドが・・・!トドが転がってる・・・!」
 今度から、あなたのことは「トドさん」と呼びます、と言った私に、「じゃあ、オレは〇ちゃんのこと何て呼べばいいの?」と口をとがらせて彼が言うので、「ん~、じゃあ、私のことはポニョと呼んでください」
 長らく「食べても太らない体質」と豪語していたワタクシだが、更年期に入ると体質が一転、何を食べても太るようになってしまい、それもお肉が全部下っ腹につき、ぽっこりお腹に。なので、いつも風呂の中で自分の下っ腹を眺めながら自虐的に「まんまるお腹の女の子」と歌っていたのだ。ポニョ・・・我ながらぴったりじゃないか。
 というわけで、それ以降「トドさん」「ポニョ」と呼び合うようになったのだが、問題は、私が猫、彼が犬を飼っていることだった。動物を飼っていると、どうしても動物から見た自分を「親」と意識しているので、私も猫に向かって「お母さんはね」と話しかけるし、彼も私のことを自分が飼っている犬のママ認識。犬に成り代わってメールを送ってくるときも、「ママ~!僕、こんなに大きくなったよ~」と写真にコメントを付けてくる始末。
 一緒に暮らし始めるとそれはもう顕著で、しかも彼はややマザコン。(まあ、男は基本そうだ)最初は「ポニョ」「〇ちゃん」だったが、だんだん「ママ、ママさん」が混じるようになってしまった。それもどうも、犬と同じ目線じゃねえか?という感覚がプンプン。まあ、いいんだけどね・・・。10年以上前に母親を亡くしてるし、子どもの頃から両親に冷遇されて十分甘えられなかったんだろうし、今、甘える相手ができたからそうなっちゃうんだろうな。
 
 昨日、「お義兄さんに言っておいて」とした件、今朝になって「オレ、やっぱりママに迎えに来てもらえると嬉しいな」と言い出した。こんにゃろう、昨日お義兄さんに言えなかったんだな。しかし、目尻を下げてニカニカッとしながらゆるキャラのような愛嬌のある顔で言われちゃうと、私も甘いので「しょーがねーな・・・」と行くことにした。
「行くと何かいいことあるの?」「あるよ~。明日」「明日?朝日酒造に行く予定でしょ?」「そうだけど、お酒以外にいいことあるよ」何を思いついたことやら。昨日やたらスマホを触っていたので、何か探していたのかしら。しかし、「ポニョには甘いものを与えておけば間違いない」と思い込んでいるらしいので、ケーキ屋につれていかれそうで不安だ。「ケーキは1か月に1回」と決めているのに、今月は結婚1周年だから特別、と食べ過ぎて自分史上最高体重を更新中なので、これ以上ケーキは食べないぞ!
 でもあの顔で「だってポニョが嬉しそうに食べているのを見るのがオレの幸せなんや」とか言われちゃうと、「いらないから!」とは言えなくなっちゃうんだよな~