長野県の滝

私、こだる(中嶋重彦)の訪問した滝の中から
信州、長野県の滝や自然景観を中心にご紹介させていただいております

長野県の滝 佐久穂町の滝(13) 湯澤の瀧

2015年06月04日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

湯澤の瀧

高さ五丈、幅三尺、本村申の方、字湯澤に発し、同所に落つ。下流は大岳川に入る。

 長野県町村史 上村  

手掛かりはこれだけでした、文面から湯沢を遡行して行けば15mほどの「湯沢の滝」に突き当たるはず・・・
そう思って湯沢に入りました。 ところが・・

以下、湯沢に入ってからの風景スナップです。          

     

 堰堤を超え湯沢に入ります 途中獣道に熊の生新しいフンがあり、生息域に入ったのがわかります

  足元      

 

  

小滝、小樽が次々と現れます  こだるの好きな渓谷風景です

 

  

 

         

 

               

   

滑床歩きも楽しい

 

             

 

  

 

                 

 

  

 

               

         

 

  

 

 

ここまで遡上しましたが、落差15m規模の滝はまだ無く・・

   落差15mほどの渓流瀑はあるものの、 ど~んと落ちる「湯澤の瀧」を想像していました

さらに上流かもしれません、調査不足で入渓すると こういうことは度々です。

70~80年前、昭和初期の村誌がどの滝を指していたのか、

 今日 こだるは見たのか見なかったのか・・

熊の活動時間も迫ってくるので ここで引き返します

 

   

 

        

 

      登ってきた滑滝を下り 帰りました

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        大岳川

 

帰りに集落のご老人にお話を聞きましたがよくわかりません

ただ 今日見た滝のどれかが 「二の滝」 であるようです では「一の滝」は?

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 2015.07.26 一釣懸命様より 私が引き返した数百m先に滝があったと

写真と情報をいただきました。

湯澤の瀧で間違いないように思いました、改めて探索にゆきたいと思います。 2015.07.27追記


長野県の滝 佐久市の滝(15)   滝ノ入瀧

2015年05月18日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

長野県佐久市志賀 

          瀬早川上流   滝ノ入瀧  落差10m                      

                                                                 
瀬早川上流に単独探索に入る、

瀧ノ入は山菜取りで入山していた地元の方に運よく出合い教わったが私単独ではわからなかっただろう

 

     

沢を上流へ

 

     ここも上流へ・・・

 

 そして滝ノ入瀧と対面   落差は10mほど。 

    水量は源流に近いので乏しい

        

     昭和時代初期の資料に記載はあるが 滝としては忘れ去られた滝となっています

 

 

    滝への沢の砂地には真新しい熊の足跡がありました


長野県の滝 氷瀑 ★佐久市の滝(14) 不動滝氷瀑

2015年02月09日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久市の氷瀑のご紹介

佐久市田口広川原 狭岩峡   不動滝と不動瀧  

佐久市臼田から県道93号を雨川沿いに田口峠を目指します
田口峠では兜岩山と立岩の勇壮な岩峰が眼前に聳えたっています、車から降りてしばし眺めたいところ。
ここからヘアピンカーブの連続する道路を広川原(ひろがわら)まで下ります。
広川原集落をすぎると少しで両岸に高さ80~90mの断崖が迫ってきます、「狭岩峡」です。
狭岩峡にはつの滝があり、そのすぐ先はもう群馬県境です。

 

不動滝(広川原川右岸支流) 落差40m(17m+23m)

 

 

 

 

 

 

   

 

廣川原川支流 仙人の滝  冬季出現

 

広川原川本流  不動瀧 落差5m

 「源流は田口山、廣川原川に懸れり、上州往還の路傍なり、高さ二丈五尺・・」と旧 田口村誌に
 記載のある滝で滝に向かって右肩(左岸)には昔の上州往還に使われたと思われる道の跡が
 確認できます。不動滝の上流側には橋がかけられていたかの石組みも残っていました。
 現在の落差は5m、文献の二丈五尺は7mほどとすれば滝壺が岩石で埋まったのでしょうね。


昔の人はここを歩いていたのか、そしてこのように滝を覗きこんだ人もいたのでしょうか・・?
滝上のこの場所には岩が置かれていて、もしかしてここにお不動様が鎮座されていたのかな? 
と勝手に
想像しています。

 

「白糸の滝」は冬の間は上流が凍結して滝の水量は乏しく・・

2022年2月3日

  

広川原川

狭岩峡は風光明媚、私の生息地からは100キロ近くありますが好きな場所で独りで何度も来ます

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狭岩峡へは


浅科から見た春を待つ浅間山

 

臼田から県道93号に

 

 

 途中の雨川ダム ↓

 

 

 

 

 

 

立岩(南牧村)

 

 

 山並み・・

田口峠から広川原への下り・・(カーナビの画像)
   冬の午後、不動瀧&不動滝を訪ねるドライブでした~ 2015.02.07 

 

長野県の氷瀑はこちらからも・・


長野県の滝 佐久市の滝(13) 姥ヶ滝

2015年01月20日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久市志賀 志賀川

  姥ヶ滝 落差11m

地元の山菜取りの方にお尋ねして所在がわかりました、昨年、(2014年9月)の滝探しでした。

志賀川沿いの林道を上流へ目指します近年は林道も整備されてなくて荒れてて途中から

通行止となっています。

姥ヶ滝へは林道脇に小さな看板があり、そこから志賀川へ降りてゆくと左は河童の淵、右は姥ヶ滝

の分岐です、分岐を志賀川沿いに200mほど遡上すると姥ヶ滝です。

滝の落差は11m、なんと老獪な風情の素晴らしい滝でしょうか・・。

 

 

 

こんなこだる好みの素晴らしい滝が佐久にあったとは・・

ところが 残念なことに、滝の真上に堰堤が見えていること・・ ああ~ う~ん、せっかくの

見事な滝が、岩盤も樹木も見事な滝が、真上の堰堤により景観が損なわれてしまっています。

もう少し堰堤が隠れる位置にあったなら、と自然のままの滝好きの私には残念なことです。

堰堤が画角に入るのをどうしても少なくして撮ってしまう、これはこんな滝を撮るときの

私の習性です・・。

 

全景です 堰堤が見えなければ 「こだるの選ぶ長野県の滝100選」?・・・

 

滝降り口

 

河童の淵との分岐付近、姥ヶ滝まで200m


長野県の滝 佐久市の滝(12) 志賀川河童の淵

2015年01月07日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久市志賀 志賀川 

      河童の淵 落差4m 二段

       志賀川流域に河童の頭のお皿のような淵があります

 

志賀川に沿って左岸の林の中を下ってゆくと

河童の淵が見えてきました

岩盤がきれいにえぐれたポットホールですね~

一枚岩がきれいに浸食されています

 

 

 

 

 

上流には「姥ヶ瀧」もあります


長野県の滝 佐久市の滝(11)  瀬早川の一番滝~三番滝

2014年12月02日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久市志賀 瀬早川    

 一番滝 二番滝 三番滝(別名:一番樽 二番樽 三番樽)

 

瀬早川沿いの狭い林道を登ってゆくと瀬早川にちらっと一番滝(一番樽)の一部が見えてきます、そこから

斜面を下り川に降り立つと一番滝は二つの沢が一緒になるところの両門の滝でした

落差は5mと奥に4m

 

 

滝右岸を登って少しで 二番滝(二番樽)
落差は3m

 

ここも右岸を登ってゆきます 足元に マムシ が!! 注意!!

そして 三番滝(三番樽)

落差は2mくらい

 

なんと複雑なからみ・・・

 

 


長野県の滝 佐久穂町の滝(12) 西滝 (芝目の滝)

2014年06月05日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久穂町余地   余地川芝目沢   西滝(芝目の滝) 落差三段15mほど
     
昔は「柴目」と書いたのでしょうか、現在は「芝目」が使われているようです
滝の横にはお不動様が祀られ昔から知られていた滝のようです。
  

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お不動様

       
     

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上段、中段

              
              

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三段全景
滝は林道下の柴目沢(芝目沢)にかかる

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長野県の滝 佐久穂町の滝(11) 地蔵滝

2014年06月05日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久穂町 余地   余地川  地蔵滝(中の峠の滝) 二段落差7mほど
  
余地峠は昔は人馬車往来賑やかな峠だったそうです
現在は狭い林道が通じていて群馬県境にて峠をなしていますが滝を探して林道を
余地峠まで行ってしまいました、沢音ははるか下に聞こえましたが滝は見ず。
ついでとばかり峠周辺の森を楽しんだあと下山途中より沢沿に下ると現在の林道より
下方に昔の余地峠の街道の痕跡がありました、断崖の影に滝もみつかり撮影でき
ました。 
村人にあとで聞いたのですがこの付近崖を超えるのにちょっとした峠になっていて
「中の峠」と云うそうです、で「中の峠の滝」とも呼ぶそうです。

気が付かなかったが滝そばに首なし地蔵が祀ってあるはず・・・だそうです。

(ダムから先はゲートがあり、峠への林道は歩いてしか行けません)

 字日影山、余地峠の路傍にありて余地川の水勢深樹中の断崖に触れ一つの瀑布
となって落下する、その音谷中に響き旅人の魂を冷やす・・・・・・

と余地村誌に書いてあった記憶・・。

 

7mtz35_20140517_31_2 余地ダム

 

 

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ここから向こう、群馬県

 

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余地峠の路傍に

 

 

 

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峠の森

 

20140517_7 林道横の沢

 

 

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昔の余地峠道が残っています

 

 

地蔵滝

 

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・・・・・・                 

 

余地川の小滝

 

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長野県の滝 佐久穂町の滝(10) 不通滝と「通らず」

2014年06月03日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久穂町の滝   不通滝と「通らず」の奇勝
  
佐久穂町余地(よじ)  余地川本流に二段で落ちる「不通滝」と両岸狭まり
通行困難な昔から「通らず」と呼ばれた奇勝があります
  

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棚橋   崖に懸けられた棚橋、民家敷地にあり了承を得て通らせてもらい棚橋から
 滝を眺めました

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不通滝 (通らずの滝) 二段落差6m 

      

不通滝下流には「通らず」と呼ばれる景観があります

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「通らず」には

このような小滝もあります ↓

 

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★この滝々は民家の庭を通らせていただかなくては見られないので声をかけて

お断りしてからにしましょう   


長野県の滝 佐久市の滝 (10) 大瀧

2014年05月05日 | ◆佐久市,佐久穂町、立科町の滝

佐久市入澤 谷川 大瀧 落差7m   
      
赤谷(あかや)の集落を過ぎ赤谷林道終点に駐車、狭い山道を登ると谷川に
かかる大瀧7mが見えてきます。
滝の上には巨岩がいくつかあるのですが山道脇の巨岩にはちょうど丸い部分が
ありそこに顔が描かれていました。 「大岩の不動尊」でしょうか。
以前は毎年お祭りが行われていたそうです。
                

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赤谷巨岩

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巨岩に顔が・・・・・・ 大岩不動尊・・

 

 

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大瀧 落差7m 

 

 

 

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滝壺

 

 

 

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滝上の滑

 

 

 

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落ち口から見た大瀧

 

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これより狭い山道や谷川を遡ることしばらくして
長野、群馬県境途中に無名の小滝を見ました

 

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落差 5mくらい

 

 

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