長野県の滝

私、こだる(中嶋)の訪問した滝の中から
信州、長野県の滝や自然景観を中心にご紹介させていただいております

醤油樽の滝 クリンソウ

2021年07月10日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

花の渓谷 河原木場沢 醤油樽の滝へ

 茅野市八ヶ岳の山中へ向かう 
 梅雨の合間の渓谷歩き、この時期の目的は渓谷に自生するクリンソウの花
 例年より一週間~二週間遅い訪問でありもう終わってしまったのか? さて?

花はもう終盤でしたが最後の綺麗な姿が見られてよかったです
 入渓者は自分一人、落石の危険あり立ち入り禁止、
  自己責任の滝&花めぐり・・

 

唐沢鉱泉手前を右折、

 

山の神に手を合わせ・・ 夏沢鉱泉方面へ

 

河原木場沢を渡った先で駐車、 醤油樽の渓谷へ入渓

降っていた雨もあがって・・

 

河原木場沢に入渓します  近年、豪雨災害などあって荒れてきたなあ・・

 

滑の渓流をザバザバジャブジャブと歩くのも気持ちいい

 

無名の小滝 形が変わって二条になっていた

 

沢を渡り 歩けるところを歩く (右岸に巻きルートもとれるが・・)

 

もののけ姫が出そうな森、  運がいいとニホンカモシカにも会えるよ

 

河原木場沢の沢音を聞きながら上流へ

 

一の滝  豪雨土石流災害で滝壺も埋まり滝の落差も小さくなった

 

一の滝横の梯子で滝を超えれば 

 その先は私の一番好きな場所  滑滝と花の渓谷 標高は1850M~

水流で磨かれ、なめるような滑滝

 

豪雨土石で流され 以前より花株は減ったがクリンソウの群落が迎えてくれる

 

 

 

 

グンナイフウロも待っていてくれました 生き延びてくれ・・

 

 滑の滝

 

 

 

 

 

 

 

今回も同じような場所で 同じような写真です  

 

 

二の滝

 

二の滝

 

そして落石危険個所を頭上に気を配りながら通過すると「醤油樽の滝」

 

ここで滝を見ながらおにぎりを一個 昼食です

 

 

 

滝壺の岩陰に入ると醤油の樽の中から見上げるような「醤油樽の滝」

 天気も怪しくなってきました 山の天気は変わりやすい 
  さあ満足したので そろそろ帰ろう

 

森に別れを告げ

 

巻き道を下り クリンソウにも別れを告げて   

  来年もまた君に会えることが出来るのだろうか・・・ 老いぼれこだる 


夕霧の滝(渋川本流)

2020年03月07日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

茅野市横谷峡下流 渋川本流にかかる滝 夕霧の滝

 落差は5mほどながらも本流なので豊富な水量です

25年くらい前までは看板もあったように記憶、今では崖を降り渋川を渡らなければ

近寄れない忘れられた滝になっています

 

以下 13年ほど前の写真です

二段の 夕霧の滝

 

夕霧の滝すぐ上の滑滝

 

 


横谷峡 乙女滝

2020年01月21日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

茅野市北山 横谷峡

  乙女滝(人工の滝)  暖冬で氷瀑とはなっていないと判断し
  上流の屏風岩や王滝に先に行き、 帰りに立ち寄りました

  やはり 氷瀑にはなっていませんでした   2020.01.16

いつもの冬、一月にはこんな滝が見られるのですが ↓

 

今年は・・・

 

 

 

落差直下およそ20m 岩盤を流れてゆき、水路で渋川を渡ります

 

このあと冷え込んできても どの程度凍るでしょうか・・

 

 


横谷峡 王滝

2020年01月19日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

茅野市北山 横谷峡 王滝(落差14m+7m=21m二段)

 暖冬の王滝へ  

暖冬で氷の少ない屏風岩氷瀑を見てから上流の王滝へ向かいます   王滝 ↓

 

王滝への道は 展望台へは遊歩道がありますが、 
  滝下への道はもう何年も流されたままになっていて、渋川を三回ほど渡らないと行けません

 一般向けではありません・・ 
     この先渋川を渡るところから先は足跡は皆無となります

 

「一枚岩」 

 

渋川

 

 

 

 

最初の川渡り・・ 浅いところでも水流が早いのでスパイク長靴に浸水しそうになります
                          冬でなければ 渓流シューズで水中ザブザブ遡行するところです

 

二回目の渡渉・・浅いところをピョンピョン飛んで・・

 

  途中、前衛の小滝を超えます  落差6mほどあります

 

 

 

滝上で三度目の渡渉、ここを渡るとき 浅くても流れが速くて、水流の抵抗で不覚にもスパイク長靴に大量浸水! 冷たい!!!

 

王滝(上段14m、下段7m 二段21m) に到着

 予想どおり氷は少なく・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

上段の滝つぼ

 

下段の上で・・

 

 

 

 

 

  久しぶりの沢歩きを楽しみました


屏風岩氷瀑 横谷峡

2020年01月18日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

茅野市北山 横谷峡の氷瀑

 鉄分の多い酸性の川で独特の川床の色をした渓谷を楽しみながら上流に向かいます
 ここへ来る途中の床滑の滝の凍り具合を見ると乙女滝はまだ十分凍っていないと判断し
 帰りに立ち寄ることにして屏風岩氷瀑~王滝に向かって歩き始めます

いつもの冬ならこのように氷柱もできているはず ですが・・(2018.1月撮影)

 

 

これは人工的にホースからの水を凍らせたもの カメラマングループが撮影中
 私は横目に見ながら一人上流へ

 

途中の霧降の滝 落差約5m 傍らから温泉が湧き出ています

 

温泉成分で独特な色をしています

 

途中の鷲岩と渋川  強い酸性でこの川には魚は住めないのだそうです

 

屏風岩氷瀑に到着です
 予想はしていましたがいつもの姿とはほど遠く 氷柱というよりツララです 暖冬ですね

 

似たような写真を羅列しますネ

 

 

 

 

 

 

こういう繊細な氷瀑も良しとしましょう 今後の冷え込みに期待して・・・

 

 

一枚岩の滝と屏風岩氷瀑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと王滝へ向かいます

王滝へはかって滝まで遊歩道がありましたが今は橋も流されてしまい川に入りながらでないと
行けなくなっています、 ただ、滝右岸斜面に展望台がありますのでそこまでなら誰でも行けます 
 私はこのあと川に入りながら久しぶりの王滝直下を目指します  <次回に続きます>


八ヶ岳 治郎兵衛沢(シラナギ沢) 大滝

2019年07月29日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

八ヶ岳 治郎兵衛沢 別名 白薙沢(シラナギ沢)を歩いてきました、 台風が接近してくる予報だが

朝は穏やかで午前中ならなんとか天気も持ちそうで・・

夏沢峠への登山道がシラナギ沢(治郎兵衛沢)を渡るところにある5m小滝を見て

 

この橋から入渓します ここから先は道はありません

 

治郎兵衛沢 1号堰堤 

 

 

二つ目の堰堤を超える

 

 

落差8m 長さ25mの滑滝を登る

 

 

酸性水を好むチャツボミ苔

 

 

5mの小滝を登る

 

 

ハクサンシャクナゲが咲いていました

 

 

独特の三角岩峰が見えてくると大滝です

 

 

白薙大滝は落差20m

 

 

 

 

 

 

霧雨・・・ 霧が一瞬晴れて青空が!!

 

 

 

でも僅か一分もあったかどうか すぐに雲が垂れ込めてきました

急いで山を降ります

 

 

滝に咲いてたミヤママンネングサ

 

 

 

ミヤマミミナグサ 

 

 

 

午後から台風の雨になりました 


醤油樽の滝 クリンソウ

2019年07月08日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

醤油樽の滝 クリンソウ咲く渓谷歩き

 茅野市 河原木場沢 

  2019.07.06 台風豪雨の爪痕残る醤油樽渓谷にクリンソウの花を
  見に行きました、 土石流で根こそぎ流された花群落、なんとか生き残った
  花群落・・大滝から下流は被害が大きかったですが、大滝上流に見つけていた
  クリンソウの群落が花開き迎えてくれたのが嬉しかった!

 

◆ガスのかかる醤油樽の渓谷に入りました

  無名の小滝

 

◆左岸支流のクリンソウ

     

 

◆醤油樽の滝 一の滝   左:災害前 右:2019.7.06現在

  2017年豪雨の土石流で斜線部分が埋まってしまった  

  

 

◆ 醤油樽一の滝の上流  
   クリンソウの株はほとんど流された

 

 

◆ 上: 見事なクリンソウ群落だった災害前の花畑
  下: 岩盤の上の土壌ごと流されてしまい素晴らしかった花群落は残念ながら消滅

 

 

     生き残ったクリンソウ ↑ 

◆二色のクリンソウガ咲いていた場所ですが

  左:災害前 右: 一株だけ ポツンと生き残っていました 根性花!!  ↓

 

 

◆ 醤油樽二の滝

 

 

 

ミヤマカラマツの花

 

 

◆ 土石流の影響が及ばなかった窪地に咲いていましたクリンソウ

 

 

 

 

◆醤油樽の滝へ アルミ梯子 下は岩石流に破壊されぶら下がった状態・・・

 

 

◆ 醤油樽の大滝 

  左 災害前  右: 現在

       ミヤマカラマツやクリンソウは大部分流されています

 

◆醤油樽の大滝

 

 

 

 

◆ 醤油樽の大滝を高巻いて滝の上流に行って見ました
   上流に行く道はありません、急崖の斜面を登り尾根を越える

  上流にクリンソウの群落があるのを以前行ったときに見つけておりました
     もしかしたら咲いているかも!!?

 

予想的中! 醤油樽大滝上流渓谷のハイライト!!

 

 

醤油樽大滝下流域の花の減少を補って余りある美しい光景でした

 ◆上流渓谷の様子

 

    

          

 

◆キバナノコマノツメ(スミレ科)  渓谷で見つけられます

///////////////////////////////////////

◆これまで渓谷に見られた 「タカネグンナイフウロ」

  災害で壊滅したかもしれない・・ これまで見られた3か所では
  瓦礫しかなく発見できなかった 残念!!

 


醤油樽の滝  クリンソウの花が壊滅的消失

2018年05月11日 | ◆茅野市、岡谷市,諏訪市、下諏訪町、富士見町、原村

長野県茅野市 河原木場沢

 醤油樽の滝渓谷  6月中旬から7月上旬に渓谷を真っ赤に彩るクリンソウの

 自然の群落が集中豪雨等、自然災害でメインの見所が流され、ほぼ壊滅状態となっていました。

毎年のように花を見て来ましたが 今年以降は見られる花の株が少なくなるでしょう

渓谷は当然通行止め立ち入り禁止(2018.05.09現在) 

散策道も橋もすべて流失しています 昨年の台風の大洪水による被害でしょうか。(2018.05.09現在) 

  

  大滝

 

 

綺麗な花の渓谷でしたが

 

 

 

最初に沢を渡るところ

  ここに橋がありましたが跡形もありません 流れも変わってしまいました

 

遊歩道も 踏み跡も 丸木橋も全て流失

 

このように花を見ながらしっとりとした渓谷歩きができましたが

 もう面影がありません

 

 

なんということか・・・ 唖然とします

 

 一の滝  上 災害前  下 2018.05.現在 

梯子は流され宙ぶらりん 危険で使えません、 滝つぼは埋まっています

 

 危険です 滝を登るしか上には行けない  (2019年には修復されてました)

 

 

ここにあった橋がありません

 クリンソウの咲いた土壌は花の株も一緒に流され 岩盤が露出しています

 

上 災害前と  下 現在

 ここはクリンソウの大群落でした 激減しました

 

 ただただ茫然とするばかり

 

 

クリンソウの花の群落を見下ろすところでしたが 

 花の咲く土壌はほとんど消えてしまいました 

  でも濁流から逃れた花もあり少しは見えそうです

 

 

 

花の大群落だった場所  むき出しの岩盤に変わりました・・・

  山裾には残った株があります ホッ

 

橋のかかっていた場所

    橋は完全に流されています

 

 

大群落だった同一場所です  上と下 なんという変わり様でしょうか

 

 

 

 

 

 

 

この場所だけ免れたようです

 クリンソウの株が見えます

 

 

荒れた 二の滝付近

 

 

二の滝上の橋が架かっていた場所

 

醤油樽の大滝へ下るアルミ梯子

  二本つないだ下の梯子は岩盤に固定されたボルトが抜け 梯子も曲がっていて危険

 

 

醤油樽の滝横のお花畑も激減していました

 

 

 

 

 

ああ・・・

 

(2018年12月現在 散策道の修復がすすんでいるとの情報をいただきました)

 

醤油樽の大滝

 

 

 

 

 

➡ 2019年7月 生き残ったクリンソウの花探訪記事へ

   ⇒茅野市の滝々の こだるの記事一覧へ