華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

平凡よ、こんにちは

2012年10月31日 21時03分07秒 | Weblog
朝のブログの件、結果からいうと私に関してはボスのミスだった。なので契約期間は解雇されないらしい。
今日の夕方、所要もあったので病院へ出向いてボスの一人と話した。すると「一気に解雇があったから混乱したみたいだけど、あなたの分は見落とされただけ。大丈夫よ」。

見落としかいっ!!

昨日の夜から朝もあんなにいろいろ考えさせられたのに!!

Dと2人で力を合わせて送っている生活。私の給料が半減したらあっという間に行き詰ってしまう。今日2人して生活費を計算したら、日本帰国用によけているなけなしの貯金に手を出さないとやってられない状態だった。
本当にただのミスで助かった。だけど契約の切れる、4月以降の再雇用に関しては期待できないことも判明。やっぱり今からでも仕事探しはボチボチ始めた方がよさそう。

私は場当たり主義者なところが多分にあるけど、それは失敗しても大丈夫な着地点をちゃんと用意してからの話。“最悪でもある程度の場所で落ち着けるから挑戦してみよう”というのが私のスタンス。最初から負けるとわかっている勝負には手を出さない…タイプだと思う。
今は自分が安定した収入があるからと始めたことがいくつかある。そしてそれをアテに計画していることもある。看護師の仕事で得られる収入がなくてもバイトでもすりゃ生活はどうにかなっただろうけど、予定が予想外のことで狂いそうになった=許容範囲の着地点を失いそうになったからかなりストレスだった。「ボスからちゃんと話を聞くまでわからない」と自分に言い聞かせてはいたけどやっぱり心配だった。

なのでボスと話をして、ちゃんと来週2週間分の仕事をもらえたときは本当にホッとした。緊張でパンパンに膨らんでいた心がプシューッと音をたててしぼんでいくような感じ。

解雇された人は実際にいる。私は本当にラッキー。4月までは保証されているし。この先約6ヶ月の間、次の職場を見つける十分な時間がある。この幸運をムダにしないようにやれることをやっていこうと思う。

しかし、看護師になったら食いっぱぐれがないはずだったのに、それが伝説になりつつあるここオーストラリア。資格を取って安穏としてたらアカンのやなぁとしみじみ。機会があったらもっと勉強して、“鬼に金棒2本”ぐらいにならんとアカンなぁ。

昨夜から今日のお昼すぎにかけて“平凡”のありがたさを痛感。平凡万歳。

以下の曲はただの“こんにちは”つながり
めぞん一刻 OP 悲しみよこんにちは

「響子さん、好きじゃぁー」。
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平凡よ、さらば

2012年10月31日 08時36分01秒 | Weblog
昨日“平凡の中の特別な時間”を楽しんでおいて良かった。

ブログを書き終えた後もダラダラを楽しんでいたら、同じく新人研修中の同僚から電話。
「スタッフ40名、解雇だってよ」。
しかも来週から。一週間前通知ってどうよ!? ウチの病院は小さい。40名という数字はおそらくスタッフの3分の1から半分近くに相当するのではないかと思う。

実は不穏な空気は先々週あたりから流れていた。しかしまさかこんなに大人数とは予想だにせず。私は来年4月までの契約なので解雇はされなかったけど、頼んで送ってもらった次の2週間のシフト数は半分に減らされていた(月曜日から休んでいるのでまだもらってなかった)。それはイコール給料も半減。

生活ができませぬ

もちろん今日、どういうこっちゃ!?と抗議に行くつもりをしているけど、私の不満が聞き届けられるぐらいなら、家のローンや子供を抱えたスタッフを一週間前で解雇するなんていう情け容赦ないことはしないだろう。なので過度な期待はできない。

おかげで昨夜はあまり眠れなかった。そして今朝も早く目覚めた。もう悩んでいても仕方ない。とりえあえず今の私にできることは
1.病院に行って契約どおりのシフトをくれという。
2.バイトを探す。
3.転院する。

正直、2は望んでいない。1か3を希望。しかし一年未満の経験値で新人研修も終えていない私が転院するのは容易ではない(しかも5カ月と中途半端な経験のため、もう新人扱いはしてもらえない)。加えていずれは戻ろうと考えていたクイーンズランド州では今、州政府がおバカさんのため公立病院の看護師がどんどん解雇されており、職にあぶれた看護師が私立病院や老人ホームに流れているとのこと(こちらは公立病院の方が待遇がいい)。あんなに不足と言われた看護師のポジションが現在皆無に等しい。
というわけで状況はよくない。
しかしやるしかない。

すでにネット上で職探しは始めた。大きな病院に移るべきと自分でも考えていたのだし、こんな事態になったのは契約終了を待たずして挑戦せよとのことやろう。

あ~ぁ、またローラーコースターライフかぁ。階下の人が出て行って、やっと落ち着いた生活を送れると思ったのになぁ。なぜにこんなに“穏やかな日常”に縁遠いのか?
とか言いつつ、不思議と落ち込んだりしていない自分がいる。降ってわいた問題に「めんどくさ…」と思っている程度。挑戦続きの日々の中で耐性ができてもーてんのかも。

負けるもんか。やったるぞー。

今が人生  森山直太朗
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