華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

体が資本の仕事です

2012年11月13日 23時05分41秒 | Weblog
本日午後シフト。担当は5名。全部初めての患者さんで慣れないことが多くバタバタした一日やった。

今日担当した患者さんの中に元看護師という女性がいた。長身で体重も三桁に乗るほどの大きい人。その人の入院理由は腰痛(背中全般)。もう何年も患っているという。原因は作業中の出来事。ある日、患者さんをベッドから椅子へ移そうとしていたときのこと。その患者さんは普段少し手を添えるだけで自分で立ち上がってベッドから椅子へ移れていたらしい。しかしこの女性がお世話をしていたときは違い、バランスを崩して彼女の方へ倒れ掛かってきた。彼女はその拍子に倒れて腰をしたたかに打ちつけた上、その患者さんが上に乗りかかってきたという。運の悪いことに患者さんの体重120キロ。
それを機に腰痛に悩まされている上、脊髄の手術も何度か受けたそうだ。今は長時間座ることができず、もちろん動き回ることも制限される。強い痛み止めもいよいよ効かなくなってきて、別の強い痛み止めの処方を待っているらしい。

この患者さんはまだ40代前半。小中学生のお子さんが3人いる。おそらくこの先も完治することはない。ずっと痛みと制限を抱えながらこれからを過ごしていくって大変やろうなぁと心から同情すると共に、次はわが身かもしれないとちょっと怖くなる。
腰痛は看護師が患うとされる症状のもっとも頻度が高いもの。大学の授業で一番に、もっともしつこく教えられたことは“自分>患者さん”。患者さんをお世話する・助ける前に自分の身の安全を必ず先に確保しろと何度も何度も言われた。日本はどうなのかしらないけど、こちらはたとえば寝たきりの患者さんでも抱えたりしてはいけない。動けない患者さんを動かすための機械もある。ただ、これを装着するにもいちいち時間がかかるのでついつい抱えてしまうのが本当のところ。そして後で「腰が痛い…」ということになる。
今日の話を聞いて、もう絶対自分で抱えたりするのは止めようと思った。私はもともと腰痛持ちで、長い間中腰のポーズを保つことができない。またこちらの人は大きい。日本では大きい私もこちらでは平均サイズになるぐらい。そんな人を抱え続けたらあっと今に腰痛が常習化しまうやろう。ほんま、気をつけよう。

それにしても。

120キロのボディプレス。

きつかったやろうなぁ…。
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小さな幸せ

2012年11月13日 12時18分31秒 | Weblog
ただいま仕事に行く約1時間前。先ほどジムから帰ってきたところ。
お昼ご飯はごはんにメンマときゅうりのお漬物。お弁当で病院に持っていく夜ご飯は鮭の塩焼きとご飯。

幸せ

和食(と呼べるのか!?)万歳
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