華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ただいまパック中

2012年11月17日 21時16分25秒 | Weblog
今日、鏡をふと鏡を見た瞬間、おばさんを発見した。3連休明けなのに疲れた顔して…。というわけで(!?)現在パック中。

さて本日午前シフト。
久しぶりの早起きやったけど、久しぶりやった分緊張していたのか朝はパッチリ目が開いた。
土曜日なので病棟は静か。そして1人あたり6名担当という、週末にしては楽な割り振りで、11時ぐらいにはほぼすべての仕事が終わっていた。あとはお昼の投薬と看護記録の記入ぐらい。
週末はすることが少ないし、人も少ないのでスタッフもリラックスしている。空いた時間はなんとなく集まってお菓子を食べたり、お茶を飲んだり。お客様が来ても隠すこともしない。日本では休憩してるとしても隠すもんだろうし、このあたりがオーストラリアっぽいなぁと思う。ランチもお金を出し合い買って食べるのが週末の恒例。誰かが車で買いに行く。それも仕事中に。そして空き部屋に集まって食べる。いつもなら30分の休憩だけど、週末は適当。ちなみにボスも一緒。大量解雇するならこういうところを正せばいいのに…と心の中で思いつつも、こういう時間がこちらでは当たり前なんやろうなぁ。

私はこうした“ちょっと楽できる時間”を過ごすのが下手。忙しくない日はある。そんなときにほかの看護師はコーヒーを飲んでしゃべったりしてるけど、私はそういうのが落ち着かなくてできることを探してしまう。無論まったくそういうことをしないわけじゃないけど長くはできない。おかげでちょっと浮いている。オーストラリアで働く以上、こちらのペースに合わせるべきとは思うんだけど、座り心地が悪くてすぐに会話から去ってしまう。患者さんのそばに居るほうが落ち着くというか。
こうやって書くとすごい働き者のようになっちゃうけど、そうじゃない。結局自分のやってることに自信がないから落ち着けない。常に仕事のし忘れがないか、間違えてないかを確認してないと不安。「よっしゃ、完璧」と思えたらおしゃべりも楽しめるんやろうな。
ついでに書いたら、今日先輩看護師から「アンタは患者に優しすぎ」と言われた。私は患者さんの話を聞きすぎるとのこと。これは決してほめ言葉ではない。患者さんは病院で退屈しているのでしゃべりたいものらしい。それに付き合っていると自分の仕事が遅れて、ひいては他のスタッフに迷惑をかけることになるのでほどほどにするようにとアドバイスを受けた。ある程度失礼になっても話を切らないとやっていけないよとのこと。私が話を聞きすぎるのはひとえに語学力の低さからくるもの。何を言っているのかすぐに理解できないので真剣に聞いているとあっという間に時間が経ってしまう。先輩が患者さんとの会話を適当にあしらうところを見たことは何度かある。「いいの、今の!?」と思う反面、そうでないとやっていけないのかなぁと今日改めて考えた。

そういえばさらに余談やけど、今日患者さん(おばあさん)のロッカーにアリがたくさん出たため、ボスがアルコールワイプで拭いていた。患者さんがその後ろで何度も何度も「アリが出た」と説明。最初は「何かアリが好むものがあったのかもね」「今、きれいにするからね」と対応していたけど、そのうちイラッとしたようで「だから今こうやって拭いてるんでしょ。すぐにきれいになるわよ!!(心の声:ガタガタうるさいんじゃ! 黙っとけ、コラ!!)」と鋭い口調で言い返した。
その場面を見て正直、ちょっと引いた。
確かにおばあさんもしつこかったかもしれないけど、年配の人なんてそんなもんやし「そうね、そうね」で済む気がする。この後おばあさんは少しシュンとしていた。
まぁこの一例はおいておくとしても、患者さんに対してこのぐらい強く出るのがオーストラリア流なのかもしれない。「お客様(患者さん)は神様です」の日本的サービス精神はあまりこちらでは重宝されないのかな。

このあたりの調整は難しい。だけど私が仕事をチャッチャと確実にこなしていけば解決する話なので、やっぱりまじめに働いて一人前の仕事ができるようになるしかない。

明日も午前シフト。がんばろ。
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