ちっぽけな正義感

今日も手術室。朝から5連発で膀胱の手術を見た。ひとつが30分かかるかかからないかの手術でサクサクサクッと進行。手術医の先生が質問に快く答えてくれる方で、いろいろと勉強になった。手術室勤務にはやはり興味はないけど、患者さんがどんなことを経て病棟へ来るのかを知るのはいいことだ。

さて。
5つの手術を見た後ランチ休憩。手術室にはソファも備わったいい休憩所があるんだけど、まだ知らない人ばかりで落ち着かないので、いつも利用している休憩所へ行った。するとつい先週まで一緒に働いていた病棟の看護師が数名。「どんな感じですか?」と聞いたところ、おそろしく忙しいとのこと。
実は先ごろ、水・木・金と午後シフトをする気はないか?と聞かれていた。7日連続勤務中だったので、最終日になる水曜日の午後と久々の休みの木曜日はゆっくりしたくて、金曜日だけ働くと返事をしてあとは断っていた。
打けど目の前で繰り広げられるいかに病棟が忙しいかの話。午後は3人の看護師に対して38名の患者がいるらしく、いくらアシストがつくとはいえ尋常ではない数字。思った以上に手術室でできることがなく体力を持て余してることに加え、人が必要なのに働こうとしない自分に居心地の悪さを覚え、一度断った身ではあるけど病棟へ出向き、ボスに「もしもまだスタッフが必要なら働きます」と申し出た。すると「ぜひ!」と言われたので、午後は手術室に戻らず、そのまま病棟勤務となった。我ながらアホなことやってんなーとは思ったけど、単純に病棟で働きたい気持ちもあり、気持ちも新たに3日ぶりの“元”職場へ。
担当は9名。アシストが1人ついてくれたけど、なかなか大変な数字やった。アシストさんは派遣会社から来た準看護師。一応私5名、準看4名の担当で動くことにしたけど、準看さんは投薬ができない上（準看のレベルによるけど、今日の人はできない人だった）、派遣さんなのでうちの病院の要領がわかっていない状態。すぐにすべてが後手後手に回り始め、ずーっとドタバタ。本当に忙しかった。終業時間を過ぎてもまだ仕事が残っているような状態。ヒーコラ言いながら片付けて、申し渡しをして終了。
私は正看としてでもまだ最低限のことしかできないけど、それでももしも今日私がいなかったら大変なことになっていたやろうなぁ。しんどかったけど、少しでも助けになったようなので、「働きます!」って手を上げて良かった。

明日は久しぶりのオフ。いくつか予定が決まっている。ジムをねじ込む余裕があるかしらん。久しぶりにサウナとスパでゆっくりしたいなぁ。