華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

経営と労働のあいだ

2012年02月03日 23時05分16秒 | Weblog
今日はバイトだった。ランチとディナーの間の空き時間が3時間なので、今日もまかないを食べずに家に戻ってゆっくりした。我ながら打たれ弱いと思うんだけど、先日こってり怒られたのが結構堪えて仕事に行くとなると気持ち悪くなる。嫌なことを避けて通っていたらおまんま食い上げだし、これがお金を頂くということなんだ!と自分を奮い立たせていると「そんなにしんどかったら辞めてもいいよ」とD。なんと優しい旦那を持ったことよ。

そんな言葉に励まされながら今日も頑張って働いた。金曜日だったこともあり結構な混み具体。余計なことを考えず、あれもこれもと欲張りなことをせず、キッチン係りやマネージャーから怒鳴られても自分のやるべきことだけに集中してひとつひとつやっていったら、大きなミスを犯すことなく今日を終えることができた。こうやって少しずつ自信を積み上げていくしかない。
すると仕事が終わってオーナーシェフから「今日はよく頑張ってたね」と言われた。

毎日頑張ってるわぃっ。

私の性格はひん曲がっているんやろうか? お金を頂いている以上手を抜くなんてことはしない。毎日一生懸命頑張っている。それは他のバイトの子たちも同じで、適当に仕事をしている子なんていない。そこで“今日は”と言われてなんか素直に喜べなかった。
とはいえ、一生懸命働いてもミスばっかり犯すようでは雇う側も誉めることはできんのやろな。結果が出せなければ過程なんてあまり意味ないし。

私は今、ウェイトレスとして育てられているわけやけど、一応社会経験も少し積んでいるので育てる側の気持ちも少々わかる。仕事の合間や終わりにバイトの人たちと話をしていて思うのは「人を育てるって大変」ということ。自分も含めてバイトに“所詮雇われの身”ではなく“お店のために何とかしよう!”と気持ちを持つように育てるのって難しいことなんやと思う。経営側はお店の運営自体が強く生活に影響するけど、働く側としては他にいくつも選択肢があるからどうしても仕事に対する意識が低くなるし、また働く人たちは打たれて伸びる人、誉められて伸びる人などそれぞれ個性があるから人によって指導法を変えていかないとならない。雇う側と雇われる側の意識の差を埋め、上手に愛社精神を持つ従業員を育てるにはどうすればいいんやろう?なんて考えていた。まずは人材をひとつの財産と考えることからかなぁ? …まー私が経営者になるわけじゃないからどうでもいいんやけどさ。

とりあえず今日は及第点。明日はどうなることやら。
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遠出をしよう

2012年02月02日 22時45分15秒 | Weblog
昨日仕事でのミスにより落ち込む私を見て、珍しくDが「休みの日にどこかへ出かけよう」と言ってくれた。そして翌日だった今日がオフ。約束通りまたまたGold Coast方面へドライブ。今日はビーチではなく、先日ちょこっとネットで調べたMt. Tamborineでの山歩きが目的。

Brisbaneから車で約小一時間。高速を降りて海とは反対側へ。Dのナビにより車を進めるとどんどん山深い景色に変わっていく。元々ほどほどな田舎で育った私は、雰囲気は違えども子供時代を思い出させる田園風景にやや興奮。「ええ感じやー」とその後の山歩きを楽しみにしていた。

が、しかし。

山の入り口にたどり着いてみると悲しいかな“通行止め”の看板。どうもこのところの雨で道路が遮断されていた模様。仕方ないので遠回りとなりつつも他の道路を進もうと車を走らせていたところで、ガソリンの残りがわずかなことに気づく。高速を降りてからほとんどガソリンスタンドを見かけることがなく、また山頂にたどり着いたところで観光地だからといってガソスタがない可能性あり。ガス欠で車が止まるかもしれないという危険を冒してまで山歩きに挑戦することはできず、目の前まで来ておいてなくなく登頂をあきらめた。不覚

せっかくここまで来て、まっすぐ帰るのはいややーと主張したところ、そこからもう少し南へ行ったPalm Beachへ。Gold Coastは実は地域名ではなく南北約60キロに渡るBeachの集合体のことを指す。Palm Beachはその南端。もっとも賑やかなSurfers Paradiseからも車で20分ほど離れていて、人気はうんと少なかった。

頭の後ろに見えているビル群がSurfers Paradise。

海をバックにもう一枚。

せっかく泳げる天候で、車にはボディボードも積んであったのに、水着を持っていなかったため眺めるだけの海。悔しいのぅ。

Palm Beachの近所で軽くティーブレイクの後、一気に北上。少々渋滞にも巻き込まれて約1時間半のドライブの末家へとたどり着いた。
私は運転が好きなわけではなく、長時間高速を運転して帰宅したらもうグッタリ。Dの作った晩御飯と昨夜買ったアイスクリームを食べるとそのまま2時間ほど寝てしまっていた。結局外出中のほとんどを車中で過ごした。まだ山歩きとかで疲れたのなら健康的なのになぁ。この後眠れるやろか?

ところで。
アイスクリーム、と書いて今冷凍庫を開けてみた。寝てしまう前まで確実にあったもうひとつのアイスクリームが陰も形もなくなっている。ほら穴へ行くと、冷凍庫の開く音ですでに何を言われるか察知していたDが振り向きざま「デヘヘヘ~」。やられた… 「なんで人のアイスクリーム食べるんよ?」と聞いたら、「ごめんね、ボクが悪かったね」とまとわりつく。絶対思ってないくせに。この際個人冷凍庫の購入を考えるべきか!?
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わかちあう夫婦

2012年02月01日 23時22分47秒 | Weblog
先日仕事に関する愚痴をこぼしたところで、今日イージーミスを連発。マネージャーにこってり怒られた。これはほんまもう言い訳できない私のミス。もし今後もこんなミスを続けてしまって最悪クビになるのは仕方ないとして、自分ができない人だと知ることがつらい。
今日のシフトはランチ2時間半とディナー4時間。あいだに3時間の休憩があったのでいったん帰宅した。ミスをしたのはランチタイムだったので、家でDに慰められつつ遅い昼ご飯。夜は大きなミスをすることもなく働くことができてとりあえずホッ。明日はまた休み。しっかり気分転換せんとなー。

ところで。
レストランはだいたい9時半~10時に閉店する。お店は我が家から車でだいたい15分ぐらいのところ。だから帰宅はたいてい10時半ごろ。一日なり半日なり働いた後、家でDが待っていてくれると思うと帰るのが嬉しい。「これが結婚のいいところよねぇ」なんて思っている。♪一人じゃないって~ すってきなこっとね~(「ひとりじゃないの」天地真理)なんて鼻歌をうたってみたり。…この歌、コロッケが物まねしてなかったら知らなかったなぁ(コロッケじゃなかったっけ?)。
ディナーでは無事に仕事をこなしたけれど、昼間のことを引きずって緊張していたので、無事に一日を終えた帰り道は「今日が終わった~。Dが待ってる~」と思って車をブィーン。「ただいま~」とドアを開けるといつも通りDが「おかえり~」とほら穴から出てきた。そして「この後コンビニに行こうか?」と続ける。なぜコンビニ?

「君が帰ってから食べるって言ってたアイスクリーム、食べちゃった(テヘッ)」

なんやとぉぉぉぉぉ~っ

今は暑いし、帰宅してホッと一息つきながら食べるアイスがひとつの楽しみとなっている。昨日アイスクリームを2つ買っていた。休憩時に戻ったとき「ひとつ君のアイス食べちゃった」というD。もうひとつ残ってるし、いっかと思い、だけど「2つとも食べたら怒るよ」と言い置いてディナーのシフトへ。そしてキッチリ食べられていた。疲れていたこともあって「えぇぇぇぇぇぇ~」と怒ったら「ごめんね、ごめんね」と子犬のようにまとわりつく。最終的に許されるのがわかっているため決してまじめには謝っていない。

2人でいるってアイスクリームを取られることなのねー

実はこんなこともあろうかと、店の近所のコンビニでまた2つアイスクリームを買っていた(現在このアイスは2つでお得値段展開中)。すると「ごめんね」とまとわりついていたDが目ざとくそれを見つけ、「コンビニ行かなくていいね」「もういっこ食べていい?」。

どんだけ人のアイスクリーム食べる気じゃいっ(しかも一日で)

今夜は目を光らせているので手を出しそうにないけど、明日になるとこっそり食べていそう。冷凍庫に鍵つけたろうかしら?
愚痴を聞いてくれたり、落ち込んだら慰めてくれたり、家で帰りを待っていてくれるなどいいこともたくさんある結婚生活。アイスクリームごときで…と言いたいけど、食べ物の恨みは恐ろしいんやぞー。

ところで本題とは関係ないけど、物まね番組が全盛期だったころ、よくばーちゃんと見ていたものだった。今日少し名前にも触れたし、昨日もたまたまYoutubeでこれを見ていてかなりツボにはまったので添付。コロッケってすげーって改めて思う。
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