チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 311

2020年04月03日 10時05分53秒 | 日記

今日は男の着物の話をしたい

これチャ子ちゃん先生の持論だけど、男が家で着物を着なくなって男の地位は格段に落ちた

男の着物姿には包容力と優しさがある

そして男自身は普段の着物にはくつろぎという余裕が出るし、袴をつけると決断と勇気が出るそうだ

その姿を見る外側の人の目には威厳があり落ち着いてきちんと引っ張っていってくれる人に見えるので自然に尊敬する目線になる

 

あの成人式のキンキら金の羽織はかま姿はただのおバカとしか思えない。ああいう格好は芝居の上でしかなかったのにこの時代はそれを正装と考えること自体男の権威が落ちていることだろう

男の軽佻浮薄を表す時に着た衣装を成人の男が正装として着ている姿は悲しすぎる

成人ではなく何とか評論家などの若手もキンキらが好きのようだ。目立ちたいだけの話だろうか

 

男の着物姿がなぜ男の品格を上げるのか?それは帯を臍下丹田に締めるからだ

丹田がどこにあるかもわからない男が増えた。ふにゃふにゃ男の量産が始まって久しい

臍下丹田の字のごとくへその下に気を集中する帯結びをすることで、着物姿に男の華が咲く

男の華、これは粋と色気そして品格だな

 

女にもてたかったらごちゃごちゃTPOをマスターするのではなく、手練手管のホストの真似をするのではなく、臍下丹田に帯を結べば頼りになるいい男に見える

 

男の着物は簡単だ、自分の身長に合わせた寸法なので、身にまとえば簡単に身に沿う。裾あわせをキュッとして(お尻を締めあげる)丹田に帯をつけ前下がり後ろ上がりのカーブで帯を結ぶ。その時背筋を伸ばし肩甲骨だけをフル活動させて体自体はしっかり立って動かさない

 

襟合わせをきちっりして襟止めなど使う人もいるが、そういう人は何か商売をしているか、茶道などの稽古事をしていて襟もとが崩れたらまずい人でしょう。礼装は襟合わせはきちんとすべきだけど、一般にはこの襟合わせに個性が出る。鎖骨にあわせて襟あわせをし、着終わったら襟の合わせ目のところに人差し指をれて一気に襟を下げる

 

男の着物の色気は襟元と裾の翻り。包容力と品位が決まるところ

 

ここのところゆっくり家庭にいる方は、着物姿に挑戦してみよう。コロナ後の人生が幸せに満ちてくる

こういう男が増えると女も大人になれる

 

わからない方は秋櫻舎でZoom指導しておりまする

 

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