今は世の中が混とんとしている
その中で女たちは前を向いて自分の軸をしっかり持ってい生きているなあ
とここの所お会いする女たちに感心しきりのチャ子ちゃん先生
そういえば
かすかな記憶ではあるが戦後の女たちのきびきびとした動き、家族を養うことの手際の良さ、気の合った者同士とのコミュニテーの作り方、お互いが連携し合いとにかく今日をしっかり生きる
そういう姿の大人たちをいっぱい見てきた
チャ子ちゃん先生は戦後はずっと臥せっていたけど、入れ代わり立ち代わり女たちが慰めに来る。みんな自分が食べるのでさえ乏しい所、少しでも元気になってほしいと笑顔を見せに来る
そういう女たちの毎日の笑顔が病気を早く治してくれた
土曜日に銀座でお目にかかった女たちの中でも、介護の生活をしている方が二人もいらして、其れも二人とか同時に三人とか、それでも明るく活発に暮らしている様子が、あの戦後の女たちと重なって見えた
「自分を高めるために何か偉い先生について学ぶ」という生易しいことではなく、毎日が自分の魂を磨いていることにつながっている様子だ
「この経験をするために私は生かされている」
その経験から多くのことを学び明日に生かしていくという心のたくましさ
みんなまぶしいほど美しい
お洒落も怠りなく、苦い経験は冗談で笑い飛ばす
日本の女は逆境にいると本領を表すと思っていたが、それはしかし過去の女たちのことだと思っていたのに、違う、今もこの姿が日本の女だ。愚痴など彼女たちの辞書にはない、すべて学びの場と心得ている
凄いよね
偉そうに講義している自分が小さく見えた
でも晴れやかな明るい顔を見ていて、純粋に感じて表現する姿がすがすがしかった
日本は大丈夫❢