神武天皇が国を治めはじめて2683年
小さい頃頃姉たちが「きげーんにせんりょっぴゃくねん」と謳っていたのをかすかに思い出す
あれから83年だ
謳って居たころは日本はまだ平和だった
記憶がよみがえるけど町内会というのがしっかりしていて、大人たちはみんなで子供を育てていたみたいだ
一人でふらふらしていると、必ず大人が声をかけてくる
喧嘩をしている男の子たちの仲裁に入っていく
赤子が泣いているとあやしにいく
人の子であろうが悪さをした子を叱る
兄は悪ガキで端午の節句の時飾り棚から刀を持ち出し、お豆腐屋さんに行ってとーふを全部切ってしまった
知らせを受けた母は支払いに駆け付けたが、町内会の人たちが「ちょうど豆腐を購入しようと思っていたから」と次々に買ってくれて損害が少なく済んだ
大人たちは特にお父さんたちは「わかるよなあ、切ってみたいよな」と笑っていたのだという
大人たちが豆腐屋に集まって、豆腐屋の損傷をみんなで責任を取ろうとしている姿に、兄は自分がとても悪いことをしたと豆腐屋の主人に深く頭を下げたらしい。その後豆腐を買いに行く時は兄は率先してお使いに行っていた
それ以来悪ガキが収まり「秀才」と言われるほどに成長
朝日を浴びながらそんな昔のことを思い出していた
「人が変わった」そのころから見ると
「声を掛け合う」ということがまずない
ある朝活の会に何か月か通ったとき、エレベーターで顔を合わせて「おはようございます」と声をかけてもほとんどの人がスルー。なのに会が始まると大きな声で「おはようございます」とあいさつをする
この態度いったいなに?そう思ったら、話す容人が話す良い話もむなしい
人と人の付き合い方がかわってきたことが、日本人の変化かもしれない
ほとんどこううやって成功したという内容だ
目礼とか、会釈とかそういうのは一切消えてしまった
電車で奥の方から出口に行く時「恐れ入ります」「ごめんなさい」と声をかけると逆に異邦人にあったような表情をされる。神武天皇様日本人は様変わりしましたぜ