チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

きょうだいが半分になった

2013年06月03日 11時07分24秒 | 日記
チャコちゃん先生のきょうだいが上と下の二人になった
真ん中の姉と兄が抜けてしまった!
両親が逝き姉と兄が逝きそして兄に男の子が居ないので「加藤家」は消滅
父は長男だが家を出たので本家は父の弟が継いでいる
父の興した家は繋がらないと言うことだ

葬儀場で「加藤家」と書かれた看板を眺めつくづく
「私の家がこれでなくなるのだ」
と感無量

前に中の姉が亡くなり納骨の時
嫁いだ家のお墓の中に真っ白い新品の骨壺を古い代々の骨壺の脇に義兄が並べたとき
思わず
「可愛そう緊張する人たちの中に一人入ってーー」
とつぶやいたら義兄が
「大丈夫そう遠くない時期に俺が行くから」

三回忌をきちんと終わらせて逝った
ココは長男が采配をふるっていた

チャコちゃん先生は四人姉兄の末っ子
かなり年が離れていたので
末っ子はきょうだいのマスコット
家族の集まりや会議?はいつも蚊帳の外に置かれていた

なんでもあっという間に上の人が手を出してくれるので
チャコちゃん先生アホみたいにのんびり過ごしていた
家族のことは何も聞かされずーー
何を決めるのもいつも外されていたが大切にされてはいた

只ニコニコと明るく大人しくしていればすべてが思うとおりになった幼年期だ
思えば楽ちんだったなあ
誰にも叱られたことがない

両親の葬儀もほとんどボンヤリしている間に終わってしまったように思う
夫は長男だから仕切りたいしかし加藤家のしきり屋は長姉を中心に三人の姉兄が決めてしまうので
何だか不満だったらしく
「ボク居てもすることないな」と写真ばかり撮っていた

突然31日になくなった兄の葬儀をやはり長姉が見事にてきぱきと事を進めていく
少しは大人になっているチャコちゃん先生なのだが
姉から見るとまだ末っ子
私の意見は一切却下
いい年してボンヤリと姉の後ろでひたすら頭を下げて過ごした
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