チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

初めての着物姿

2013年06月04日 08時54分29秒 | 日記
エレヴェーターの出口で秋櫻舎の家主夫人に出会った
初めての着物姿
「お茶会ですか?」
「ソウナノもう大変!」
此のビルに越して20年以上にはなるのだが
夫人の着物姿は初めて
「おにあいですねえ」
身をよじって照れていらっしゃる

銀鼠の緞子地の訪問着に白地の絽綴れの帯白衣帯揚げに帯締め
「清々しくて気品がありますよ」
「アラ嬉しい先生に褒められると自信が付くわ」
とご主人の待つ車にいそいそと近づいていく

久し振りのきもので少し緊張をなさった姿が初々しい
ずっと洋服姿しか拝見していなかったので
「こいつは朝から縁起が良いわいなあ」
とひとりにやにやしながらエレヴェーターを降りた

というチャコちゃん先生今日は洋服姿
なぜなら「真菰と麻を交ぜた布」をいただききものにできる用尺ではなかったので
ジャケットをつくっていただくことにした
そのジャケットの仮縫いが今日行われる

先日白鵬の二重回しを仕立てて一躍時の人になっている中島さん
我が秋櫻舎では何年もきもののコートを仕立てていただいている
必ず仮縫い付き
中島さんの仕立てたコートをお召しの人はスタイル満点に見える

元々テーラーの人だったのでいまでも畏れ多くもやんごとなき方の洋服も時に作る
そこでチャコちゃん先生はジャケットをお願いしてみたというわけ
先日真菰と麻の交織生地を手にした中島さん
「きりっとした涼しい感じの物ができそうですね」
いつもチャコちゃん先生の思いつきに賛同をして取り組んでいただけるのが嬉しい
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