チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 409

2021年02月09日 11時35分20秒 | 日記

平日はYouTubeをやっている。夜の時間、20時30分から20分

「チャ子ちゃん先生のお考えっ!」繰り言なれど―――というタイトルだ。

このタイトルを考えたのは22歳の姿が美しい男。そして声もいい。

チャ子ちゃん先生が現役だったら絶対「モデルをお願い」と頼んでいたと思う。

そういう意味の男を見る目は確か。現役のころ、そうやって新人俳優を探し、雑誌や舞台に立ってもらったが、彼らはその後名を成している。その腕をひそかに自慢しているのがチャ子ちゃん先生である。

 

着物の仕事をするようになっても、今度は渋い男を見つけるのが上手になった。

時代劇俳優でもなく、歌舞伎役者でもなく、舞台俳優でもなく目をつけたのが「鳶職」「庭師」「武道家」そして「作家」や「住職」「力士」そういう人達を見つけては雑誌に登場してもらった。

名刹と言われている住職の衣裳は美しい。それは表の衣裳を言ってるんではなく、通常に着ている衣裳が美しい。色があって美しいのではなく、素材が美しい。つまり衣の下の衣裳の素材だ。おしゃれな方は本場結城紬の白無地を着ている。夏は苧麻。思いがけない上等の布に興奮することもしばしば。

鳶職、庭師、武道家は姿が美しい。体がキリっと締まっていて、体幹が整い、動きに無駄がない。

それでいて無口だけど目がやさしい。だまってエスコートをする作法が心地いい。

 

日本の男が美しいかった時代はもう過去のものになったのだろうか?と最近思うチャ子ちゃん先生


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