チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

地球A 地球B

2011年02月18日 10時37分34秒 | 日記
K子がいう
「比佐子さん2011年と12年の間に地球は地球Aと地球Bに分かれるって」
「どういうこと?」
「地球Aは争いのない平和で美しい地球」
「Bは?」
「まさに今の地球」

地球Aは
人は争わないから
警察なし
トウゼン裁判所、弁護士いらない
その地に出来た新鮮な旬のものを食べるので病人は出ない
だから病院はない
教育は「人としての教え」なので
権力志向の学校はいらない学閥は消える
自分の出来ることで生活するので物々交換
政治は与える政治
国民のために尽くす人がなる

「お金も要らないのよ」
「なんかそんな本読んだな、そうだアミーーー何とかだった」
「本当に自分の好きなことをして仲良く暮らす」
「競争とかしないわけ?」
「きのうの自分との競争はあるわね」
「つまり人と比べないと言うことね」
「そう」

「比佐子さんなんかが中心になるのよ」
「どうして」
「だって文化の推進者だし自然を尊ぶという生活態度だモノ」
「ホホホホうれちいな」

「平和ボケしない?」
「比佐子さんアーミッシュに行ったでしょう?平和ボケしてた?」
「充実しているけど忙しそうだった」
「ほらね」

地球Bは
競争競争、だから戦争で殺し合い 奪い合い
権力志向が強く恫喝をする指導者ばかり
自分だけがいい思いをしたい
自然破壊が増えるので天変地異のため崩壊するところが多くなる
拝金主義だから金持ちが威張る
デモ飽食が過ぎ病気
貧乏人は心を痛めてストレスで病に
化学でできた薬を飲んで体はボロボロ

「どうしたらAにいけるの」
「魂を磨くそれ一つ、大丈夫よ比佐子さん」
「そうかなあ」
「私はもう少し修行しなければいけない」
「いそがにゃあ」
「そうなのよ」

「でも今の地球も少しずつAに近づいているみたいだけど」
「そう全部をAに引き上げる予定だったらしいのだけど」
時間がないので急ぐと言う
AとBの選択は各々らしい
地球の星の中で区別するのか他の星に移動するのかは教えてもらえず

なんだか
日本が先鞭をつけているようだ
民主A 民主Bが出来ましたものね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感性とは

2011年02月17日 09時32分53秒 | 日記
感性とは心をこめること
其れを確信した

関西のとある呉服屋さんからの電話
「東京のまだあったことのないお客さんだけどーー」
結婚式に着ていく着物をアレコレ探しているけど
なかなか気に入るものと出会わない
何かこれっと言うものを提案して欲しい

とお客さまがおっしゃっているけど
江戸好みがようわからんので
そちらで揃えてくれまいか
と言う

チャコちゃん先生腕が鳴る
よっしゃとばかり
3人の東京友禅の作家さんのところに選びに行き
「これっ」
というのを10枚、帯も合わせてそろえた

関西からも直接問屋さんから着物と帯が30点届いた

一枚一枚見ていくうち
心が重くなる
タナカはせきが止まらない
セキドは頭がずきずきするという
チャコちゃん先生は久しぶりに見る大量生産の着物に
どどどと落ち込む

咳は化学染料の臭いと仕上げに使う化学薬品
頭が痛くなるのは
色に対する拒否反応
心が落ち込むのは
蚕に対してこんな我の強い粗雑さでいいのかと言う悲しみ

三人とも
「いい勉強したこれでは着物を着たくなくなる」
誰にでも合うようにホドほどに手を打って
不特定多数を相手に平均値の柄や色素材を選んでいる

きものを染めた人も
どんな人が着てもまあまあ合うだろうと言う作り方は
気疲れがするだろう
そういう人の工房に取材に行くと皆疲れていて
お歳の方は癌を患っている人が多い

そこへ行くと
一枚一枚好きで楽しく描いている人たちのきものは
生き生きとして表情が明るい
似合う似合わないはあっても
どれも「ちょっと羽織ってみたい」
と思わせる
羽織ると「パッ」と顔が華やぐ

きものは一生着なくても生きていける
だからこそ
着る人の感性にフイットした着物つくりこそ大事
一人ひとりに合わせたお誂えがきものの生きる道
きものこそオートクチュールであるべき

さらに驚くことは
チャコちゃん先生組みのきものの値段の方が
送られてきたものより3割も安い
ええええなぜーーー
東京組の方が手が込んでいるよーーー

感性の高いきものは
ヤハリ心をこめて作ったものにこそ備えられる

きものに限らず
言葉も
立ち居振る舞いも
料理もそう建築も
すべてすべて「心をこめる」ことで感性が高まるのじゃあね

今日は
たった一人のお客様に40点のきものと帯を
心をこめてお勧めしなければーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絹の力

2011年02月16日 09時22分03秒 | 日記
津和野に住む古江 勉さん
先日当方の絹の湯文字を購入してくださった
その着装の感想が寄せられた

古江さんは
癌の手術のあと抗がん剤での後遺症や
術後の傷の直りが遅そく
痛さをしずめるために鎮痛剤を飲んでいたが
ますます体が弱り
或る人から
「昔絹を痛いところにまくと痛みが取れると聞いたことがある」
と言う話を聞き
早速奥様の着物の裏地を患部にあててみた

なんと一週間で痛みが取れた
それから古江さんは絹がどうして痛みを消してくれるのか
其れをご自分の体で実験
その研究発表が
「絹は地球を救う」文芸社
と言う本になった

本を書いた後も研究をし続け
絹のアミノ酸が傷の痛みを消すこともわかった
一つ一つの実験はまさに古江さんの命がかかっている
いつもレポートを送ってくださる
しかし
「湯文字は着物の下着」
と言う認識が強く
ご自分が其れを身に付けることは思いつかなかったのだが
最近は腰も痛くなり湯文字を付けてみようと思ってくれた

そしたらなんと
つけた翌日から痛みが取れた
其ればかりではなく
電磁波の強い場所ではちくちくした痛みを起こしていたが
湯文字を着けたその日から
それもなくなったという報告

古江さんのように満身創痍の体を
絹は優しく守ってくれるのだ
とても喜んでくださった

傷の痛み、腰の痛み用に湯文字を使う場合は
力布の晒しもやめ
其処も絹にしたらいいと早速制作に取り掛かる

蚕さん
あなたは偉い!
またその蚕さんの絹を
湯文字とかに考案した先人に感謝
必ず伝え守っていきますからね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅原伝授手習鑑

2011年02月15日 13時42分48秒 | 日記
今月の文楽第二部
菅原伝授手習鑑
櫻丸の切腹の場が見せる、聴かせる
切々と語る竹本住大夫
その語りを乗せえる野沢錦糸の三味線
そして表情の色をイロイロ見せる
吉田簑助の櫻丸と
親白太夫の桐竹勘十郎

長いこと文楽に通っているけど
今回はもっとも感動した
江戸時代の人が文楽をこよなく愛した片鱗に
触れた感じ

楽屋で
簑助師匠に感動を伝え
「どうしてあんなに気品と若さを出せるのか」
と質問をしたら笑いながら
「此処はこうで」とか
このように動かして
とか
素人なので詳しく説明をしてくださる
お弟子さんたちが真剣に聞き耳立てていた

秘密がわかった
これは名人芸
でも早速取り入れようと思う
ぱくっちゃうっと

国立小劇場2月21日まで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

障子

2011年02月14日 11時31分43秒 | 日記
障子の存在を今朝は改めて感じる
昨夜障子を閉めて休むのを忘れたら
なんと肩が冷たくて仕方がない
「表はよほど寒いのね」
と思いながらも眠いので起きて肩の手当てもしない

それでも
布団を持ち上げて肩を温めている
そして起きる時間になり
カーテンを開けて気がついた
「障子が閉まっていない!

たったそれだけ紙一枚
しかし違う

友人の家に久しぶりにお邪魔したら
お部屋の様子が少し違う
「ナンデダロウ?」

わかった
窓側に障子を入れていた
庭に面した窓は雪見障子にしてあって
其処から見えるお庭の奥が深い感じがする
しかも樹の枝にカットしたリンゴを刺してあって
「どんな鳥が来るの?」
「めじろよ、可愛い」

「お部屋の格が上がった感じね」
「だって比佐子さん前にいらしたときーー」
窓側が乱雑でもう少し整理しないと
とか
水槽の水が濁っているとか
庭の樹がうっそうとしすぎだとか
「注意を受けたでしょう?」
「ゴメン姑みたい」
「ううん主人もそう思っていたんだって」
だから建具屋サンに入ってもらったのだそうだ

障子の存在で
家全体が落ち着いた
紙と木の芸術
この障子紙一つで色んな自然を楽しめる

行灯のような照明にしたら
一気にお部屋が色っぽくなった
「こういう灯りのもとで昔の男は女を口説いていたんだ」
日本人の感性って美しい

友人の家族も打ち揃って
日本賛美に夜が更けていった

さらに障子の実力を気付かせてもらった今朝だった


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山ちゃん声楽デビュー

2011年02月13日 11時06分29秒 | 日記
山ちゃんこと山岸敦子さんを声楽にお誘いした
話す時の声や一度カラオケにご一緒したとき
高くて澄んだ声をしていた

帆足琢也先生
「中谷さんが連れてくる人は皆いい声しているね」
と大喜び
鍛えがいがあるらしい

そう過去に7人御紹介しているが
どういうわけかみなさん
チャコちゃん先生よりはるかに上手
つまり高い声が軽々でる

しかし7人の中で続いているのは4人ーーー

「目利きいや耳利きですわ」
と自慢しているが
基本的にチャコちゃん先生
プロジュースセンスがあるのだと思う
ホホホのホ

先生を差し置いて
彼女達が発表会で歌う歌まで決めてしまう
ですぎだよね
でも
長く着物のスタイリストをやっていたので
その人がより輝く一点を見る才能があると自負している
天才だよエッヘン

こういうことも着物さんのお陰だなあ
ありがとう

ほんとうのプロの着物スタイリストは
コウデイネートをして終わりではなく
その人のよさを引き立てるために
ヘアメイク更には立ち居振る舞いまで決められなければ
プロとはいえない
口紅の色だけでも着物とその人の光り方が違う

それからこれが大切だが
プロというのは
どんなにギャラが安くても
じぶんの100%をその仕事にかける人のことをいう
とチャコちゃん先生はおもう
其れがプロの誇り

今年の発表会で山ちゃんが歌う歌まで決めたの
そのうえ衣装まで
これ明らかに越権行為
プロというよりでしゃばりおばさんだ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石平さん

2011年02月12日 11時45分09秒 | 日記
「私はなぜ中国を捨てたか」ワック出版 886円
この本を読んで
なぜ中国人が反日運動を激しくするかの原因がわかった
中国の「天安門事件」は世界を震撼させた
丸腰の罪もない何万人と言う若人を
ババババーーーンと政府軍が殺してしまった

民主運動と未来の明るさを夢見ていた若人達
私達はテレヴィの前で紅茶を飲みながら
「ひどい国だ」
と人事のように雑談しながら見ていた

そしてその後
俄かに反日運動が盛んになった
なぜ?
しかも昔の日本軍の過ちを憎み恨んで反日感情を盛り上げている
今もそうだ

その原因は
中国共産党が「天安門事件」の失政を隠そうとして
はるか昔の日本軍の行為を責める政策にでて
「日本が昔のように軍国主義になって中国を攻めてくる」と
国民をあおった教育を始めたのだそうだ

内部批判を外敵に向けることで
政府への批判をかわす方法は
どこの国もとってきた
日本も第二次世界大戦はそうだった

チャコちゃん先生言葉がやっとしゃべれるとき
「エイベイオニチクショウ」
と近所の子供達とはもっていた
家でその言葉を吐くと母が私の口をひねって痛かった

石平さんは天安門事件のとき日本に留学に来ていたので
天安門には行けなかったが
同級生や仲間がその場で大勢死んでいったそうだ
死んでいった仲間の死まで意味ないものとしてしまうことに
やるせなさを感じる

石平さんの受けた精神の傷は語れないほど深いとおもう

しかし彼は
古い中国の文化を全部捨てると言う文化革命の時期
おじいさんから密かに「論語」を黙って書き写す教育を受けていた

日本に来て
その論語の精神がいたるところに息づいていることに驚嘆した
「仁」人を愛すること
「恕」真心からの人に対する思いやり
この二つを「優しさ」として日本人全員が身に付けている
と彼はいう
これは論語の精神でも或る

チャコちゃん先生もおもう
日本は中国の唐や宗の時代の文化を
しっかり身に付け日本独自の文化に仕上げていると

呉の服からきものの美しい形に仕上げた感性
日本人の優しさとこまやかな心遣い
石平さんに言わせると
自分の国の古い文化がこの国に来て花開いていることが
うれしいと

いつの日か
この日本の本当の姿を
中国の子供達に理解して欲しいとおもう

中国の小学校の教科書を見せてもらったことがあるが
其処には日本の南京事件などがおぞましい文章で書かれていた

日本人の優しさが日本人の本当の姿だと
石平さんはおっしゃってくれる

其れを当の日本人も思い出して欲しい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたしは誰?

2011年02月11日 17時56分00秒 | 日記
13日まで日本橋の三越劇場で行われている芝居
人生では色んな役を演じる
そのどれが本当の自分かはご本人もわからない
50年一緒に暮らしている夫婦でも
相手のことは本当のところ分からない

ときどき
何が本当の自分かと己をじっと見る人も多い
しかし誰でも絶対にわからない
本当の自分はーーー

チャコちゃん先生
その芝居のプログラムに名刺広告を出している
プロジューサーが
中崎吉廣さんで何とか協力したいとおもった

なのに
今日はタナカと二人ですっかりご馳走になり
嬉しいやら申し訳ないやら
キャストは
中条きよし いい味出している
嶋田陽子 姿が美しい
朝丘雪路 腕がいい

この三越では「金子みすず」の会もあって
心洗われる詞を存分に堪能できる

デパートって楽しいとこだわ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水は財

2011年02月10日 11時19分24秒 | 日記
「上の家から水が落ちてきて修理人が来るのを待っています」
であるからして出社が遅れるとセキド
「良かったじゃあないの」
「・・・?」
「だって上から財がふってきたんだもの?」
「ああありがとうございます」

風水の知識がないと納得できないわね

風水では水は財と考える
河川の位置、流れる方向、家の中の水周り、水槽の位置
などなど水をどう使うかそれぞれ法則がある

水が財となると
水と同じ波動を持っている鏡やガラスも財だ

どうです?
家中の鏡
バックに入っている鏡
全てピカピカに磨いていますかな
もちろん家のガラスも台所のコップも

そういえば先日三田家にお邪魔したとき
窓の外からいきなり男が3人降りてきてビックリ
目線が合ってお会釈したけど
ガラス窓を拭いてくれる人たちだ
命綱巻いてタイヘンな作業だ

高いビルは外側を美しくするのにご苦労なこと

かといって家中窓ばかりにすれば財に囲まれてくるかと言えば
そうともいえない
ここが風水のややこしいところ
そういう中に住んでいると「気」を抜かれるので
おもわぬ病気になりやすい
せっかく財が集まってもドンドン出て行く

道路も河川とみなすので
道は美しく皆で心がけたいもの

トイレを磨き上げようと昔から言われているが
財の気をキレイにしておこうと言うここと
昔の人のいうことには一理も二里もあるな

水は大切
美しい水は豊かな山が作る
私達は日本の山にブナの樹を植える運動を
もっと活発化しなければならないと思う
水の美しい日本に戻すことが不景気をぶっ飛ばす早道

だって水は財ですからしてーーー

水槽の置く場所だけでも学ぶと
財は活発になる
財はお金だけでなく人材、物財などあらゆるものが豊かになること

天から降る雨や雪も
大地に財を持ってきている
水の災害は人間の欲が強すぎる戒めかな

セキドんち良かった良かった!





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はこれから雪ですよ

2011年02月09日 10時53分24秒 | 日記
昨日三田佳子さんのお宅に伺ったとき
ご主人の高橋さんが
「これから雪が降るらしいですよ」
「そうですかね雨さえ降りそうもないですけど」
「ウン予報だからね」

帰り有楽町線に乗ると
帰宅途中のサラリーマン達が
結構傘を手にしている
「皆真面目ね、天気予報を信じているんだ」
「備えあればーーではないですか」とヨシダ
(フン小癪なことをいいやがる)

備えを完璧にしようとする国民性が
弾ける心地よさを忘れていくような気がする

弾けると言うと
バカ騒ぎになってしまう
ホドを知らない国民性

そんなことを思いながら電車でバレエのレッスンに赴く
「三週間もお休みしたらなまっちゃいますよ」
チコクしてもレッスンに行けとヨシダに尻を叩かれ
腰の引けた感じでレッスンに合流

行けば行ったで気持ちはいい
節々が痛いなとおもいつつ目覚めたら、雪
「うあーユキだ雪だ」

早速雪下駄を引っ張り出しちゃりんこチャリンコ
音を立てながら公園を歩く
葉っぱにうっすら真綿がのかっている感じ

「一日遅れの雪でしたね」
デモあっという間にやんで薄日が差し始めた
雪下駄どうしてくれる

「高橋さんの予想は一日遅れだったわね」
「アレは天気予報をおっしゃったんですヨ」
校正部のお姉さんのように訂正するヨシダ

そうなんだけど
命に関わらないのだから話し合わせなさい
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする