゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

自分は変えられるけど他人は変えられない!?

2006-12-13 15:20:00 | 日記・エッセイ・コラム

斉藤ひとりさんから、初めてこの表題を聞いたとき、斬新になぜか                            心に響きました。でもよくよく考えてみるとこれは当たりまえのこ                              とで、だが確信をついた言葉です。どんなにいい話を聞いたり、                              説教されたり、諭されても、自分がそのことを受け入れて換わろう                             としなければ、変わることもないし魂の成長も精神的変革も望む                              ことはできないようです。この表題に関して東大名誉教授養老孟司                           氏のコラムがありました。                                                    脳に負荷をかけると、脳機能が発達するかどうかは知らない。                              ただし、同じことをやらせると、あきらかに上手になる。いわゆる                             「慣れ」である。それは、それ以前に比較して、「脳が鍛えられた」                            のである。それならそれでほかのことが上手になるかというなら、                             そんな保障はしない。やったこと、それに関係のあることは、上手に                           なる可能性が高いが、それだけのことであろう。そういう意味では、                           マトモに仕事をして生きていれば、当然ながら脳は鍛えられるはず                            である。ボケ-としていれば、脳も身のうちだから、怠けるに違い                             ない。身体は合理的にできていて要らない部分をすぐに省略しよう                            とする。若くて、元気いっぱいの人でも、絶対安静で一週間寝かせ                            ておいたら、そもそも立ち上がれなくなる。それなら、脳だって怠け                            るはずである。

脳について、むしろいまの世の中で気になることは、多くの人が                             「自分は変わらない」「変わってはいけない」と思っているらしいこ                             とである。「人は変わる」という話をするときに、君子豹変と述べた                            ら、この言葉は悪い意味た゜と思っていました、という人が多いこと                            に気づいた。「誤っては改めるにはばかることなかれ」で、間違った                            と思ったときは、サッサと意見を変えるのが君子である。それを                             「悪いこと」だと思っていたのでは、脳の鍛えようがない。いつまで                           「同じ」脳でいるつもりだ、といいたくなる。同じ脳でいることは、                              じつは楽だという気がするのであろう。本当はそれは楽ではない。                            なぜそれがわかるかというと、自分を変えまいとする人は、肩に力                            が入って、機嫌が悪くなっているからである。いまではそういう人を                            多く見かけるように思う。とくに年配の男性に多い。以前はたしか                             に男性は簡単に歯を見せてはいけないといった。つまりむやみに                             笑うなということである。箸が転げても笑うなんて必要はないが、                             笑いは百薬の長である。苦虫をいつもかみつぶしていないで、もう                            少し笑っていいのではないか。オバサンはよく笑うので、笑いすぎ                            るきらいがないかと思うほどである。だから女性の平均寿命が男性                            よりはるかに長くなったのかもしれない。日本の高齢者、とくに男性                           には、自分を変えることをお勧めしたい。それが脳を鍛えることであ                            ると思う。いままでの自分と違う自分に変われば、感じることも、                             することも違ってくる。それがいちばんいい脳の鍛錬であろう。私は                            五十代の後半で、何十年もの勤務先を離れ、仕事も変えたが、                              その後ははなはだ元気である。自分を変えることに、さした体力は                            要らない。自分が変わると、世の中が違って見える。それは自分を                            変えてみればわかる。違った世の中から脳に入ってくるものは、                             以前入ってきたものとは違う。だから脳が刺激を受ける。それが分                            からない人は、まだ変わったことがないからである。それならこれ                             から「変わる」という楽しみがあるではないか。・・・・ここまでが一文                           ですが逆説的な表現もあり、味わい深い内容に大変共鳴いたしま                            した。

コメント