はらたいら氏が六十三歳で生涯を閉じました。最近の寿命動向か らしても随分と若くしての一生に、惜別を感じます。彼の著書「男 の更年期(正式表題ではない)」に興味を感じ読破しました。 この本の中でも記述しているとおり、丁度50歳前後から体調不良 に陥り、言葉だけは身近に感じていましたが、解消時期を迎えて いたので、その発売当時は興味はあっても目を通すことはしません でした。体調不良当事は、団体での検診システムに参加していた 関係上定期的に健康診断を受診していました。微妙な数値結果に より要再検査の指示。軽い不整脈や多少の頻脈も特別な治療の 必要はないとのことで、しばらく様子見状態でした。その後仕事上 の継続的な緊張状態から、自律神経失調症を自覚しましたが、 特効薬はなく体調維持に健康食品で何とかカバ-していました。 無理の利かなくなった体調を気遣い、仕事の内容を変え、健康食 品取り扱い業務へ移行と共に関連書籍を読むうちに、根本的原因 が「冷え」から来ていることを実感しました。老年齢に入ったのかと 愕然とした思いは、小水の切れがスッキリしなくなったことでした。 これら消化器系の不調は、ぜん動運動の不活発を誘導し悪循環に 陥る。ストレス解消に少量の飲酒をするときも、オンザロックで目い っぱい冷やす。加齢とは活性酸素による、微妙な酸性化と各所の 硬直化による固く、冷えていく状況とのことです。 これらの是正は継続的柔軟体操(軽度のストレッチ)や外的に温め る行為、バランスのよい食材の摂取、特にミネラルやビタミンの多く 含まれている野菜を十分に食す。
男の更年期とはで、はらさんの著書を改めて読むと、丁度この年 齢時期に若いときに貯えた内外の細胞組織の良い状態を使い果 たし、冷え固まる時期にさしかかり、各部位に弊害を現出する状 態のように感じます。その状態をメニエ-ル症候群といい、体調を 温めリラックスさせることが、永年蓄積されたストレスによる疲弊を 緩和させる唯一の特効薬である。ところが頑張りやのモ-レツ 人生を歩んできた方は、良いと言うことをモ-レッな勢いで履修し ながら体調を整え、邁進していくようです。はら氏も身体の硬直化 是正に運動をし、いろんな健康食品を試しながら、自分に合ったも のを探してモ-レッな勢いで克服を遂げるのだという意志を感じ ます。だが何事も中途半端が嫌いな性格のようで、それは育った 土地柄などのにも多大な影響を有する、その人の生き様なので、 そのことでの是非は決して論ずることではありません。体調さえ 前のような状態に戻ったらとのニュアンスがお酒の量は減らすつも りはないよ??罹りつけのお医者さんで肝機能だけは常にチェック ているからとの文面に、危惧を感じましたが後日病名が肝不全と のことで何か妙な納得をしてしまいました。