゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

離乳前の「指針」改訂へ !?

2006-12-30 18:00:00 | 健康・病気

西洋医学が近代国家へと変貌しようとした明治期に、それまで                              医療の主流を成していた東洋医学を根底にし、日本独自に変革し                            た漢方医に取って代わり約百年の経過を見ることとなります。この                            期間にその時々で新たな発見や研究によって、その時点で考察                             できる最高の診断や栄養学の見地から国の指針が示されていま                           す。その様な中の一つに乳幼児の栄養補給の問題があります。                             一時、粉ミルクにバランスよく栄養素を加味したものが良いと主流                            に成っていた時期があります。その後、赤ちゃんとの接し方の中で、                           スキンシップの重要性とも関連してト-タル的に考察して、今では                            母乳が育児の原点であるとの考え方になっているようです。そのよ                            うな中で母親への授乳・離乳指導の在り方を検討している厚生労                            働省の研究会は「離乳開始前に薄めた果汁やス-プを与える必                             要性はない」との見解をまとめたとのことです。現行の「離乳の基                            本」と題した指針を約十年ぶりに改定、「授乳・離乳の支援ガイド」                            を新たに作成するとのことです。

食物アレルギ-や肥満予防などの解説、ベビ-フ-ドの適切な                             利用方法も盛り込むとのことで、「病院や保健所などの指導だけ                             でなく、育児雑誌の記事などにも反映させてもらいたい」としてい                            る。現在、母子健康手帳の「保護者の記録」の生後三~四ヶ月の                            項には「果汁やス-プを飲ませていますか(五ヶ月ごろから離乳                             が始められますか)」と記載されている。しかし、医師や栄養学の                             専門家でつくる同研究会は「栄養学的根拠はない」と判断。新た                             なガイドには「必要性はない」と明記することにした。一部の小児                             科医や免疫学専門医の中で、だいぶ以前から、赤ちゃんは一年                             かけてそれからの長い人生に適応する体作りをする大事な時期                             なのです。特に消化器系の胃腸は異種タンパク質に、早い時期                             に関わると食物アレルギ-反応を起こしやすい体質になると警鐘                             しています。今回、果汁などの摂取に根拠がない、などの記載は                             過去の前面否定に繋がるための、緩やかな記述のように感じら                             れます。最近のアレルギ-体質増加が、この時期の対応が起因                             しているとの認識があるように感じられます。離乳の開始時期に                             ついては世界保健機関(WHO)の報告を踏まえ、現行の「五ヶ月                            ごろ」から「五、六ヶ月ごろ」に変更。ドロドロ状のつぶしがゆから                             始め、徐じょに固いものに移行する、としている。このほか「いろい                            ろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やす」(生後七                            ~八ヶ月)、「食事のリズムを大切に、1日三回食へ」(九~十一                             ヶ月)、「手づかみ食べから始め、自分で食べる楽しみを」(十二~                            十八ヶ月)など、月齢ごとの「食べ方の目安」も加えるとのことです。

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