゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

四万十川 水の生いたち

2007-10-15 15:00:00 | 本と雑誌
四万十川/水の生いたち
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2007-08

高知県西部を流れる四万十川は全長約百九十六㌔。札幌から                              十勝管内陸別町までの直線距離にほぼ相当する長さだ。                                 地元カメラマンの前田博史さん(46)が約八年かけて撮った                                写真九十一点を、川の流れに沿った形でまとめた。                                     巻頭からも巻末からも読める装丁で、上流から河口へと見るもよし、                           海からさかのぼるようにペ-ジをめくるのも楽しい。                                     川は季節ごとに表情を変える。                                                 冬は水墨画を思わせるひっそりとしたたたずまいだが、                                  初夏になると一転し、青空や雲、木々を水面に映し、華やかだ。                             周辺の動植物もさまざま。サワガニ、ヤマアカガエル、キシツツジ・・・。                         水の恵みのもと、生命を輝かせている。

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映画の言霊「姑獲鳥の夏」

2007-10-15 14:30:00 | 映画
姑獲鳥の夏『魍魎の匣』公開記念版 姑獲鳥の夏『魍魎の匣』公開記念版
価格:¥ 1,980(税込)
発売日:2007-12-07

「姑獲鳥の夏」(実相寺昭雄監督、2005年、日) 昭和二十七年夏。                          高名な産婦人科医・久遠寺の娘が妊娠二十ヵ月となる怪異が起き                            ていた。古本屋・京極堂の店主であり神社の神主である中禅寺明彦                          は、旧友・関口らとその謎に迫ることに・・・。

幽霊なんていない。宇宙人なんてウソっぱち。妖怪なんて信じない。                           そう断言する人たちを見ていると、ちょっと気の毒だなぁと思う。「見て                          ないから信じない」ならまだしも、「あり得ない」と切ってすてる姿勢は、                         あまりにも人生を狭くしていると思うのだ。「この世には、不思議なこと                          など何もないのだよ、関口君」彼らは中禅寺のセリフに「その通り」と                           うなずくのだろう。しかし言葉の真意は違う。これは、この世のものに                           はすべて理由や原因がある、それを突き詰めれば、理解できないこと                          など何もないのだ、という意味だ。そう、幽霊だって突き詰めれば、い                          つかその存在が証明されるかもしれない。それを機に、幽体組成の                           研究から新たな人体の秘密が分かり、治療や延命に役立ったりする                           ことも・・・などと考えていくだけで私は楽しいが、切り捨ててしまえば                            イマジネ-ションは広がらず、残るは「無」ばかり。断言する前に、それ                         が存在する可能性に思いをはせてみる。あり得た場合のことを想像し                          てみる。そのゆとりと想像力が人生に与える豊かな幅を、あえて断ち                          切るなんてもったいない。しかも「あり得ない」には、心の筋肉を固くし                          てしまう作用がある。すると、想定外のことに非常に弱くなる。そんな                           とき、幽霊や妖怪にでくわしたらパニックだ。いや、これは比喩。出合                           いかねない本当の「不思議」とは、実は人間の心の在りよう。それは                          時に恐ろしい怪物や残忍な鬼と化すことがある。いざでくわして、信じ                          られない・・・と慌ててふためかないためにも、柔軟な心持ちが大切。                          不思議なことなど何もない。こんなことはあり得ない、ということは、                            あり得ないのだよ、関口君。(重田サキネ=ライタ-)

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釣り人締め出さず資源管理!?

2007-10-15 14:00:00 | 社会・経済

000_0476 北海道同様、北太平洋を旅したサケが戻って                             くる米国西海岸。中でもオレゴン州では、春の                            キングサ-モンに始まり、夏にはベニザケ、秋                            にはギンザケ、シロザケと、さまざまなサケ類が                           故郷の川を上ってくる。遡上数がピ-クを迎えた                                 9月。同州最大都市ボ-トランドの郊外を流れるクラカマス川                   の岸辺は、早朝からサケ釣りの人々でにぎわっていた。近くに住む                            ボプ・マクマレンさん(46)は平日だというのに、昼近くまでさおを振り                           続けた。「結婚記念日のごちそうに、妻にサケ料理を振舞いたいか                           ら」と言う。オレゴンでは、自分の釣ったサケが夕餉の食卓を飾るこ                            とはそう珍しいことではない。住民は多くのサケ料理を知っているし、                          その年の遡上状況にも関心を払う。サケの「帰郷」を祝い、祭りをす                            る地域もある。                                                          翻って日本。漁業資源保護の名の下、ごく一部の河川を除き、基本                           的に川でのサケ釣りは禁じられ、ス-パ-などで見る以外に、生の                            サケを目にすることは少ない。北海道はオレゴンと比べ、サケが遠い                           存在になっているような気がする。もちろんオレゴンの川だって、野放                          図に釣りができるわけでしない。さおは一人1本のみで、持ち帰れる                           釣果も制限される。違反者は州警察に厳しく摘発され、罰金が科せ                           られる。釣り人は年間25~50ドル(3000~6000円)のライセンス                          料を支払い、ふ化・放流や流域の植樹などのために応分の負担をす                           る。釣り人を締め出さずに管理し、そこからの収益を漁業や自然環境                          に生かす米国流。「サケの古里」北海道にとって、参考になりそうだ。                          (ポ-トランド 枝川敏実)

100_0198サケ(タンパク質豊富で脂肪少なく)                                   産卵のため、故郷の川に戻ってくる秋が旬であ                           る。秋アジとも呼ばれ、河口付近でで捕ったもの                           が上物とされる。川を1日約14㌔の速さで上り、                           産卵後一生を終える。稚魚は初夏には海に下り、                          数年を過ごして再び川に戻って産卵する。5月ごろから沖合いで                 捕れるものもあり、漁獲量は北海道がトップである。一般にサケとい                                              う名称で販売されているのはシロザケだ。身の赤色はアスタキサン                           チンという色素を含んでいるためで、加熱しても変わらない。焼き魚                            やムニエルの他に、捨てるところがないというくらいに、多種類の料                           理で食べ尽くす。シロザケはタンパク質が豊富で、脂肪は少ないが、                           ギンザケやアトランティックサ-モンは脂肪が多い。                                    (二宮るみ子・管理栄養士)

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