゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

生きるしくみ「老眼鏡のすすめ」

2008-12-24 16:50:56 | 健康・病気

首や肩の張りを解消=當瀬規嗣解説

老眼は正しくは「老視」といい、中年以降に、近くのものが見えにくく                             なる現象のことです。これはまさしく老化現象で、実は20歳代には                               始まっているといわれています。子供のころは、本を顔に近づけても、                            活字がはっきりと見えますが、年をとるにつれて、近すぎると活字に                             ピントが合わなくなってきます。通常は40歳代半ばで、近くにピント                             が合わないと意識されるようになります。通常の読書を行うとき、目                              と本の距離は30㌢ぐらいです。この距離でピントが合わなくなるまで                             進んでくるのが40歳代半ばだからなのです。なぜ、ピントが合わなく                             なるのかというと、目の中でレンズの役割をしている水晶体の弾力                              性が少しずつ失われていくからです。遠くを見ているとき、水晶体は                             薄く引き延ばされています。これは目が安静にしている状態です。                              近くを見るときは、目の中の毛様体筋の働きで、水晶体は延ばされ                              なくなり、自らの弾力でふくらんでピントを合わせます。ところが、年                              をとると、毛様体筋が働いても、水晶体の弾力が不足してふくらみが                            悪くなり、ピントが合わなくなるのです。数ある人の老化現象の中で、                            老視は一番早く起るものです。40歳代で老視が起るのは、昔、人の                             平均寿命か゛50歳ぐらいだったことと、関係があるかもしれません。                             かく言う私も、遠近両用めかめか眼鏡がかかせません。40~60歳                             代の方で、首や肩の張りのある方や目が疲れやすい方、「年寄りくさ                            い」などと無理しないで眼鏡をかけましょう!老視は誰にでもくるので                            すから。本当に楽になりますよ!                                                 (とうせ・のりつく゛=札医大医学部長)

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