あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

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2010-05-20 07:59:32 | つれづれ
電車に乗り込むとすぐに、ムッとした空気に包まれた。それも、ターミナル駅に着いてからは大勢乗り込む乗客のために強められた冷房のおかげで軽減された。

昨夜の『Mother』が今も頭の中を巡っている。現実なら目を背けたり、見ない振りをしたり、「かわいそう」という言葉を連発しつつ何もしなかったりだろう。たぶん僕自身も。このドラマも、奈緒の気持ちや行動に同意を求めているのではなく、継美によって奈緒の心に起きた波紋が、静かに、時に激しく彼らと周囲の人々の心を揺らしていく様を、淡々と描いている。激しいシーンもあるが、それらは全て彼らの心の揺れとシンクロしている。そしてその揺れは見ている僕らの心にも共振を起こしている。

継美が学校に行く前、書き取り帳を忘れたことを話しているシーンは、奈緒にノートを見てほしいという気持ちを描いているのかと思ったが、そのノートに室蘭への帰り道を辿り書いていたなんて。「赤ちゃんポストに入りたい」と言っていた彼女が、辛い日々があった場所に帰ろうと思った心を思うと、簡単に言葉に表せないけど、切ない。

継美が奈緒に宛てた手紙に書き連ねたエピソードは、僕らが普段何気なく行っていることだが、彼女にとってそれは、「好きなものノート」に書き連ねたいことだったのだろう。涙を湛えながらも小さな手で懸命に鉛筆を握り手紙を書く彼女の姿に、僕の心の堤防は呆気なく破れた。

駿輔の「おもしろくなってきた」というセリフの「おもしろく」を文字通りに取らずとも、これからの展開に強い関心を抱いている。単純なハッピーエンドも、単純なバッドエンドも、そしてその中間なんてことも、恐らくきっとないだろう。どんな風にそれを見せてくれるのか、最終回までゆっくりと待とう。
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5月19日(水)のつぶやき

2010-05-20 02:23:51 | つぶやき
05:17 from Keitai Web
今朝も歩き始めた。多少無理をしているのは、体のあちこちに感じる痛みに現れている。それでも、じっとしていられない。
07:38 from Keitai Web
乗換駅で電車を待っている。途中、久しぶりにあの男を見た。ドアが閉まる瞬間に猛ダッシュで突っ込んできて、思わず目を閉じてしまった。階段をダッシュで駆け降りていったが、待つ人も少ない各駅停車のホームに立っていた。一度彼の頭の中を覗いてみたい。
12:18 from Keitai Web
お昼を食べに来た。特定の店だけに通い続けるのもつまらないので探してみるものの、青天井でもなく自ずと店は限られてくる。まあ、たまに奮発してみるのも楽しい。
12:57 from Keitai Web
昼休みが終わるのを待っている…というと、なんだかネガティブに思える。てきぱきと仕事を進め、早く帰ろう。
20:09 from Keitai Web
帰りの電車に乗っている。昨夜と全く同じ時間の電車で…と書きかけたが、早く帰りたくなり、乗り換えた。今夜は『Mother』かあるから。
21:09 from Keitai Web
家に向かって歩いている。ほんのつかの間だろうか、雨が止んでいる。おかげでこうして打ちながら歩くことができるが、それは危険でもある。
23:02 from Keitai Web
涙を浮かべている。今夜の『Mother』にも、静かに、そして激しく心を揺さぶられた。継美ちゃんの手紙、おかあさんへの愛が詰まっていた。家族との別れは、見ていて辛かった。人は心で生きているということを、改めて思う。
by Kozy2inMarchen on Twitter
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