「通勤ライナー」の名の通り、車内はビジネスマンにより占められている。ただ一人山行き風の格好の僕は、乗る電車を間違えているという目線を感じることもなく、携帯電話を操作している。
本格的な山行きスタイルではないから…というよりも、みんな他人になど興味を持っていないのだろう。そう、この電車は家に帰るための電車だから。隣の人は、ポテトチップスを肴に缶チューハイを呷っている。
そんな電車に目的を異にする乗客である僕は、ただただ次の駅を待つのみだ。
本格的な山行きスタイルではないから…というよりも、みんな他人になど興味を持っていないのだろう。そう、この電車は家に帰るための電車だから。隣の人は、ポテトチップスを肴に缶チューハイを呷っている。
そんな電車に目的を異にする乗客である僕は、ただただ次の駅を待つのみだ。