あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

妖怪人間は…

2011-12-25 22:46:15 | ドラマにハマる
昨夜で『妖怪人間ベム』が終わった。

一体このドラマを見ている子どもたちのどれだけが「善と悪」とかを理解して見ているのだろうかと思うこともあったが、それはいつか「こんなドラマあったなあ…」と仲間との話題に出たら思いされたら…といった程度でいいのかもしれない。

ベムを演じた亀梨和也さんは、ベムの優しさや抱えている悩みをしっかり消化して演じられていたように思う。だからだろうか、演じているというより体現しているという感じだった。

ベラの杏さん、「あたしゃねえ!」という口調はミタさんの「承知しました」とともにしばらく頭から離れない。モデルのような容姿は役者にとっては強みにならない場合が少なくないが、彼女はこの作品をきっかけに大きく飛躍するんじゃないかな。いや、そうなってほしい。

ベロの福君。『マルモのおきて』の時は芦田愛菜ちゃんの方に注目してしまっていたが、この作品ではその愛らしさを思う存分発揮していた。そう、愛らしいベロだから余計に哀しさが漂った。

夏目刑事を演じた北村一輝さんには、ネット上でアットホームな夏目とのギャップを問う声もあったが、愛する息子を失った憎しみにスポットを当てた後半になり、そのキャスティングがより活きてきたと思う。

そして、「名前の無い男」を演じた柄本明さん。「悪」の部分の存在感に加え、その男の抱える悲哀をさらりと表現していた。そう、さらりと。それが柄本さんという役者のすごいところだと思う。藤丘くんのお父さんとしてちょっとだけ出演された『Q10』(藤丘くんを演じたのが柄本時生くんだった)でも、そして乃木希典を演じた『坂の上の雲』でも、柄本さんの抑えた演技が印象的だった。

その他の出演者のみなさんも、この作品の世界を力いっぱい作り上げてきたと思う。それは、スタッフの方々の熱意の大きさによるものでもあっただろう。そう、河野さんの仕事に対するスタンスがいいなあ。

楽しみにしていたドラマも終わってしまった。でも、来年の作品もまたワクワクドキドキするような作品が出てくるのを待っている。
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