ブログに書きたいことはいろいろあるものの、また、時間はそれなりにあるものの、ついつい書けずにいた。
そんな中、夏ドラマについてちょっと書いてみたくなった。
7月から始まった各局のドラマは、ほぼ先週から今週にかけて最終回を迎えた。
放送開始前、最も気になっていた作品は『ど根性ガエル』だった。ただ単にアニメをドラマ化するのではなく、ドラマから16年後を描くというところに興味をそそられた。そして、『銭ゲバ』、『泣くな、はらちゃん』を送り出した脚本の岡田惠和さんと日テレ・河野英裕プロデューサーとのタッグ、そして、松山ケンイチさん主演ということで、単なるギャグドラマとは異なり深みのある作品になるだろうと期待が高まった。
さて、実際に始まってみると、期待通りに深みを感じた。けれど、正直なところ、どこかしっくりこなかった。視聴率とドラマの質とは関係ないと思っているけど、この作品の視聴率が2話以降低迷したのは、何かを物語っているのではないかと思う。それが何なのかはわからないけど。
木皿泉さん脚本、河野プロデューサー、松山ケンイチさん主演のドラマ『セクシーボイスアンドロボ』の最終回で、飼っていたインコのルミちゃん(の幽霊)が、松山さん演じるロボには見えているのに、大後寿々花さん演じるニコには見えないというエピソードを思い出した。自分が変化し、もう彼らの生み出すドラマの魅力に気付けなくなったのかなと思い、寂しくなった。だから、この作品について感想を呟くことは少なかった。
そんな中、あるドラマの初回再放送を見かけた。始まってからもノーマークだったその作品の面白さに惹かれた。
「『表参道高校合唱部!』なんてドラマやってるんだ…」とか、「芳根京子ちゃんって、誰?」などと思いながら、次の回を視損ねてしまい、3話から録画して視ていた。そして、いつの間にか彼女の不揃いな前髪に惹かれていた。
僕のような入り方をした人もいたのかもしれないと思いつつ、Twitterで「#オモコー」などと盛り上がっている様子を見ながら嬉しさを感じた。
廃部寸前の合唱部を舞台に、歌が人を救い、人と人とを結び付けていく、そして、最後に離れ離れになってしまった両親の心を再び、強く繋ぎ止める…と、ベタな展開だなと思いつつも、視始めるとそんなことは頭の中ならすっかり蒸発し消えていて、真剣に歌に取り組む合唱部の歌声にウルっとしてしまっていた。そして、若者たちがもがきながらも少しずつ前に向かって進んでいく姿を、ちょっぴり羨ましく思いながら視ていた。
それほど多くの作品を視ていた訳ではないけど、思いがけず今クールいちばん心に響く作品に出会えて嬉しく思う。
さて、他の作品は、伊藤歩さんが目当てに視ていた『婚活刑事』、西内まりやさんが気になり途中から視始めた『ホテルコンシェルジュ』、やはり途中から視始め気軽に楽しめた『花咲舞が黙ってない』くらいしか視ていなかった。それでも多いほうだろうけど。『リスクの神様』は話題になっていたので一回だけ録画してみたけど、視始めてあまりにも現実感がないというか、エンターテインメントとしても楽しめなかったので途中で諦めてしまった。
まあ、いい作品かどうかは、誰かの意見に左右されるものでもなく、ただただ、今の自分の心との相性によるものだと思う。そう考えると『オモコー!』が面白いと思えた今の自分について考えてみたい。今すぐに…は浮かばないけど。
ならば、『ど根性ガエル』も再度視たら違う感覚で視られるかもしれない。今クール唯一録画保存したので、少し時間がたったら視てみよう。
そんな中、夏ドラマについてちょっと書いてみたくなった。
7月から始まった各局のドラマは、ほぼ先週から今週にかけて最終回を迎えた。
放送開始前、最も気になっていた作品は『ど根性ガエル』だった。ただ単にアニメをドラマ化するのではなく、ドラマから16年後を描くというところに興味をそそられた。そして、『銭ゲバ』、『泣くな、はらちゃん』を送り出した脚本の岡田惠和さんと日テレ・河野英裕プロデューサーとのタッグ、そして、松山ケンイチさん主演ということで、単なるギャグドラマとは異なり深みのある作品になるだろうと期待が高まった。
さて、実際に始まってみると、期待通りに深みを感じた。けれど、正直なところ、どこかしっくりこなかった。視聴率とドラマの質とは関係ないと思っているけど、この作品の視聴率が2話以降低迷したのは、何かを物語っているのではないかと思う。それが何なのかはわからないけど。
木皿泉さん脚本、河野プロデューサー、松山ケンイチさん主演のドラマ『セクシーボイスアンドロボ』の最終回で、飼っていたインコのルミちゃん(の幽霊)が、松山さん演じるロボには見えているのに、大後寿々花さん演じるニコには見えないというエピソードを思い出した。自分が変化し、もう彼らの生み出すドラマの魅力に気付けなくなったのかなと思い、寂しくなった。だから、この作品について感想を呟くことは少なかった。
そんな中、あるドラマの初回再放送を見かけた。始まってからもノーマークだったその作品の面白さに惹かれた。
「『表参道高校合唱部!』なんてドラマやってるんだ…」とか、「芳根京子ちゃんって、誰?」などと思いながら、次の回を視損ねてしまい、3話から録画して視ていた。そして、いつの間にか彼女の不揃いな前髪に惹かれていた。
僕のような入り方をした人もいたのかもしれないと思いつつ、Twitterで「#オモコー」などと盛り上がっている様子を見ながら嬉しさを感じた。
廃部寸前の合唱部を舞台に、歌が人を救い、人と人とを結び付けていく、そして、最後に離れ離れになってしまった両親の心を再び、強く繋ぎ止める…と、ベタな展開だなと思いつつも、視始めるとそんなことは頭の中ならすっかり蒸発し消えていて、真剣に歌に取り組む合唱部の歌声にウルっとしてしまっていた。そして、若者たちがもがきながらも少しずつ前に向かって進んでいく姿を、ちょっぴり羨ましく思いながら視ていた。
それほど多くの作品を視ていた訳ではないけど、思いがけず今クールいちばん心に響く作品に出会えて嬉しく思う。
さて、他の作品は、伊藤歩さんが目当てに視ていた『婚活刑事』、西内まりやさんが気になり途中から視始めた『ホテルコンシェルジュ』、やはり途中から視始め気軽に楽しめた『花咲舞が黙ってない』くらいしか視ていなかった。それでも多いほうだろうけど。『リスクの神様』は話題になっていたので一回だけ録画してみたけど、視始めてあまりにも現実感がないというか、エンターテインメントとしても楽しめなかったので途中で諦めてしまった。
まあ、いい作品かどうかは、誰かの意見に左右されるものでもなく、ただただ、今の自分の心との相性によるものだと思う。そう考えると『オモコー!』が面白いと思えた今の自分について考えてみたい。今すぐに…は浮かばないけど。
ならば、『ど根性ガエル』も再度視たら違う感覚で視られるかもしれない。今クール唯一録画保存したので、少し時間がたったら視てみよう。