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朝から診察に行ったが、会計が終わったのは昼少し前だった。ちょうどいいからと昼食をとり、その後、上野に向かった。
国立西洋美術館で開催されている『ゴヤ展』に行こうと思ったのは10月、あちこちで「着衣のマハ」のポスターを見かけるうちに気になりだした。その後、何度か行こうと思ったものの、毎度のことながらついつい先延ばしにしてしまっていた。年末にようやく訪れたもののその日は休館日で、年が明けて2日に行ってみようと思ったが、その前に向かった東京国立博物館の「北京故宮博物院200選」展での待ち時間が長すぎてその後に立ち寄るのを諦めた。
年末に買っておいたチケットを手に入口に向かうと、その脇に立てられたテントに案内された。3連休ということで混雑を予想し出入口の混雑を避けようという配慮からか、そのテントは脇の入口に続き、そこから地下の展示室に向かった。
先日の東京国立博物館の混雑はかなりのものだったが、その記憶がまだ鮮明に残っているのか、今日は観覧者が少なく感じられた。まあ、実際にはそんなことはなく、歩くスピードを調整する必要もあったが…
名前以外の予備知識を持たずに来たが、作品を観ていくとともにゴヤという人物たいする興味が深まった。宮廷画家という地位を確立しつつ、一方で近代へと向かう時代の流れの中で、旧来の社会に対し批判的な視点を持ちそれを作品に織り込んだというが、彼のしたたかさを感じた。戦争の惨さや空しさや闘牛の残虐さを描いた作品には、彼の絵に対する思いの強さを想像する
そんな思いを募らせたのには、音声ガイドの影響もあった。今回は、ゴヤの声を俳優の石橋蓮司さんが演じるというのに惹かれた。500円というのは安いとは言えないが、それによって理解が深まるという付加価値を考えれば納得できる。
ということで、なかなか見ごたえのある展覧会だった。そのため、常設展は見ずに帰って来てしまったが、今度はル・コルビュジエの建築を楽しみに行ってみようかな。
国立西洋美術館で開催されている『ゴヤ展』に行こうと思ったのは10月、あちこちで「着衣のマハ」のポスターを見かけるうちに気になりだした。その後、何度か行こうと思ったものの、毎度のことながらついつい先延ばしにしてしまっていた。年末にようやく訪れたもののその日は休館日で、年が明けて2日に行ってみようと思ったが、その前に向かった東京国立博物館の「北京故宮博物院200選」展での待ち時間が長すぎてその後に立ち寄るのを諦めた。
年末に買っておいたチケットを手に入口に向かうと、その脇に立てられたテントに案内された。3連休ということで混雑を予想し出入口の混雑を避けようという配慮からか、そのテントは脇の入口に続き、そこから地下の展示室に向かった。
先日の東京国立博物館の混雑はかなりのものだったが、その記憶がまだ鮮明に残っているのか、今日は観覧者が少なく感じられた。まあ、実際にはそんなことはなく、歩くスピードを調整する必要もあったが…
名前以外の予備知識を持たずに来たが、作品を観ていくとともにゴヤという人物たいする興味が深まった。宮廷画家という地位を確立しつつ、一方で近代へと向かう時代の流れの中で、旧来の社会に対し批判的な視点を持ちそれを作品に織り込んだというが、彼のしたたかさを感じた。戦争の惨さや空しさや闘牛の残虐さを描いた作品には、彼の絵に対する思いの強さを想像する
そんな思いを募らせたのには、音声ガイドの影響もあった。今回は、ゴヤの声を俳優の石橋蓮司さんが演じるというのに惹かれた。500円というのは安いとは言えないが、それによって理解が深まるという付加価値を考えれば納得できる。
ということで、なかなか見ごたえのある展覧会だった。そのため、常設展は見ずに帰って来てしまったが、今度はル・コルビュジエの建築を楽しみに行ってみようかな。