あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

思うこと

2011-08-11 12:08:08 | つれづれ
今朝も自転車に乗って出かけた。昨日は遅くに出かけて暑さにやられたため、日が出る前に出発した。

一昨日放送されていた、宮崎駿さんと宮崎吾朗さんの姿を追ったドキュメンタリーを昨日見ていて、ジブリ作品が生まれる場所を見てみたいと思った。進路を西に自転車を走らせること2時間弱でその場所に着いた。テレビで何度も見たことがあるが、実際にこの場所に立つと少しばかり気持ちが高まった。





近所にはやはりよく見る駿さんの居場所や、スタジオジブリの社員さんの子どもたちのための保育園があったりして、普通の住宅地にあってやや異彩を放っていた。だが、違和感を放っているのではなく、妙な調和があった。







線路に近いオフィスには、電車の車窓から眺める人に向けてだろうか、メッセージを書いた横断幕が掲げられていた。原子力発電は確実にある犠牲の上に成り立っている。子どもたちに夢を与える作品を作るのに、その材料としてそんな場所でつくられた電気を使ってはいけないという思いが伝わってくる。それは、ジブリ作品だけでも、アニメ作品だけでもなく、全ての産品に言えることではないか。そういえば、スタジオジブリは東日本大震災後、被災地で映画の上映会をしていると聞いたが、作品を楽しむ子どもたち、そして大人たちの笑顔を前に、それはきれいごとではなく、真の願いなんだろう。

ドキュメンタリーでは、父と子の葛藤が描かれていた。親子は関係を断つことは結局はできない。子は父の存在に威圧感を感じながら、それを乗り越えようとする。その関係は簡単なものではないが、そんな繰り返しが親子関係を繋いでいくのだろう。見ていて羨ましく感じた。そして、映画『コクリコ坂から』を今この時に世に送り出そうとする強い思いと、それにより現実と闘う姿を見ていて、自分自身の仕事に対する態度を反省した。



帰り道、少し路地を入ったら「ちひろ美術館」があった。安曇野にある方も含め一度は訪れたいと思っているが、こちらも親子で来たい場所である。そんなことを考えていたら行く場所がなくなってしまうが、その隙間を見つけてまた出かけよう。


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