きのうNHK教育で「椎名誠の絵本を旅する」という番組がありました。
へえ、椎名が絵本のことを語るんだ、と興味があったので、椎名ファンだったおとーさんとふたりで見ました。
床いっぱいに拡げられた数々の絵本に囲まれ、胡坐をかいている椎名氏。まずその絵本に目がいきました。なになに、どんな絵本があるのかな、とそれだけでわくわくします
椎名氏が持参された絵本もあります。『はなをくんくん』、『もりのなか』などかなり読まれたようで、破れたところをテープで直してあったり、子どもの落書きがあったり(どこの家庭でも同じですね)。
内容は、椎名氏が五味太郎氏や山下洋輔氏と対談したり、焚き木を囲んで脳科学者の茂木健一郎氏と絵本について語り合ったり、またご自身の絵本の思い出などもされました。
その他に、加古里子氏のインタビュー、長新太さんの絵本の紹介など、盛りだくさん!
興味深かったのは、山下洋輔氏が『もけら もけら』をピアノで演奏されたこと!あの不思議なことばと絵とピアノのリズムがぴったり合って、ああ、こういうイメージでつくられたのか、と感激しました『もけら もけら』を作者自身のピアノで聴けるなんて、こんな機会ちょっとないですからねえ。
加古里子氏の絵本の紹介のとき、ちょうど子どもたちもテレビの前にやってきて、『だるまちゃんんとてんぐちゃん』が映って大騒ぎ。
「あ~、これ好きやった~!」
子どもたちが好きだったのは、たくさんの帽子や靴が出てくる場面↓です。よく、これが好き、次はこれ、なんて自分も選んで楽しんでいましたね~。
写真の上の2冊は、五味太郎氏の『たべたのだあれ』と『かくしたのだあれ』です。これもお気に入りで、もうぼろぼろ。小さくて、お出かけにも重宝しました。シンプルな絵本なので、いろんな読み方ができるんです。
五味太郎氏の絵本は家族中で読んでいた時期があって(おとーさんも好きだった)、図書館に新刊が並ぶたびに借りていました。どうやったらこんな発想ができるんだろう、と不思議でしたが、五味太郎氏は子どもがそのまま大人になったようなオジサンでした
昨年亡くなられた長新太さんの絵本も紹介されました。画面いっぱいに『きゃべつくん』や『ごろごろ にゃーん』が映し出され、文章が読まれます。いつもは自分で絵を見ながら文字を追いかけているので、なんだか新鮮 じっくり絵を見て、小さなネコの表情まで気になったり。ああ、これが絵本を読んでもらうってことなんだなあ、と思いました。
それにしても、長さんてほんとに斬新なアイデアを持った絵本作家だったんですね・・・。
椎名氏が、子どもを膝の上に乗せて絵本を読むということは、子どもと絵本を旅してたんだ、みたいなことを語られました。ああ、なるほど。親子でいっしょに絵本の世界を旅してたのか・・・。だから子どもは安心して、『かいじゅうたいちのいるところ』も『さんびきのやぎのがらがらどん』もこわくなかったんだなあ・・・。
「絵本を旅する」って、とても素敵な言い方ですね。
どちらかというと自分のために絵本を読んでいた私は、小さな子どもを膝に乗せて絵本を読む、というそんな贅沢な時間を、もう一度取り戻してみたくなりました。その頃は絵本を読むなんて毎日あたりまえのことで、ひとりで本を読む時間がほしいなあ、なんてバチ当たりなこと考えていたんですからねえ。
う~ん、孫まで待つしかないかなあ・・・。
へえ、椎名が絵本のことを語るんだ、と興味があったので、椎名ファンだったおとーさんとふたりで見ました。
床いっぱいに拡げられた数々の絵本に囲まれ、胡坐をかいている椎名氏。まずその絵本に目がいきました。なになに、どんな絵本があるのかな、とそれだけでわくわくします
椎名氏が持参された絵本もあります。『はなをくんくん』、『もりのなか』などかなり読まれたようで、破れたところをテープで直してあったり、子どもの落書きがあったり(どこの家庭でも同じですね)。
内容は、椎名氏が五味太郎氏や山下洋輔氏と対談したり、焚き木を囲んで脳科学者の茂木健一郎氏と絵本について語り合ったり、またご自身の絵本の思い出などもされました。
その他に、加古里子氏のインタビュー、長新太さんの絵本の紹介など、盛りだくさん!
興味深かったのは、山下洋輔氏が『もけら もけら』をピアノで演奏されたこと!あの不思議なことばと絵とピアノのリズムがぴったり合って、ああ、こういうイメージでつくられたのか、と感激しました『もけら もけら』を作者自身のピアノで聴けるなんて、こんな機会ちょっとないですからねえ。
加古里子氏の絵本の紹介のとき、ちょうど子どもたちもテレビの前にやってきて、『だるまちゃんんとてんぐちゃん』が映って大騒ぎ。
「あ~、これ好きやった~!」
子どもたちが好きだったのは、たくさんの帽子や靴が出てくる場面↓です。よく、これが好き、次はこれ、なんて自分も選んで楽しんでいましたね~。
写真の上の2冊は、五味太郎氏の『たべたのだあれ』と『かくしたのだあれ』です。これもお気に入りで、もうぼろぼろ。小さくて、お出かけにも重宝しました。シンプルな絵本なので、いろんな読み方ができるんです。
五味太郎氏の絵本は家族中で読んでいた時期があって(おとーさんも好きだった)、図書館に新刊が並ぶたびに借りていました。どうやったらこんな発想ができるんだろう、と不思議でしたが、五味太郎氏は子どもがそのまま大人になったようなオジサンでした
昨年亡くなられた長新太さんの絵本も紹介されました。画面いっぱいに『きゃべつくん』や『ごろごろ にゃーん』が映し出され、文章が読まれます。いつもは自分で絵を見ながら文字を追いかけているので、なんだか新鮮 じっくり絵を見て、小さなネコの表情まで気になったり。ああ、これが絵本を読んでもらうってことなんだなあ、と思いました。
それにしても、長さんてほんとに斬新なアイデアを持った絵本作家だったんですね・・・。
椎名氏が、子どもを膝の上に乗せて絵本を読むということは、子どもと絵本を旅してたんだ、みたいなことを語られました。ああ、なるほど。親子でいっしょに絵本の世界を旅してたのか・・・。だから子どもは安心して、『かいじゅうたいちのいるところ』も『さんびきのやぎのがらがらどん』もこわくなかったんだなあ・・・。
「絵本を旅する」って、とても素敵な言い方ですね。
どちらかというと自分のために絵本を読んでいた私は、小さな子どもを膝に乗せて絵本を読む、というそんな贅沢な時間を、もう一度取り戻してみたくなりました。その頃は絵本を読むなんて毎日あたりまえのことで、ひとりで本を読む時間がほしいなあ、なんてバチ当たりなこと考えていたんですからねえ。
う~ん、孫まで待つしかないかなあ・・・。