ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

荒井良二さん

2007-12-12 | 読むこと。
昨夜NHKの「プロフェッショナル」という番組で、
絵本作家の荒井良二さんを取り上げていました。

最近よく目につく荒井良二さんの絵本。
子どもの落書きのような自由奔放な絵で、
一体ご本人はどんな人なのだろうと興味津々。

雰囲気からして、お若い方だと思っていたら、
なんと主人と同い年でした!

冒頭の、引越し間近のお宅の台所のシーン。
冷蔵庫ややかんにまで描かれた顔の落書きに、
思わず、くすっ

印象的だったのは、荒井さんの子どものようにきらきらした瞳。
何かおもしろいことないかなあ、と模索する
いたずらっ子のようなような表情。

それでも、自分の描きたい絵を描けるようになるまでは、
ずいぶん苦労もされたようです。

新しい絵本の製作にとりかかる様子も、
新しいものに挑戦しようとする荒井さんの
苦悩の一端がうかがえました。

一冊の絵本の製作にかける情熱、可能性。

子どもには邪念もなくすらすら描ける絵も、
大人にとってはこんなに難しいことなんだ、と
自由奔放に見える絵の裏側を覗いてしまったような気がします。

いえ、そんなふうに見ないほうがいいのでしょうけど。



我が家にある荒井良二さんの絵本は、これ↓



    『にせニセことわざずかん』
        荒井 良二


この絵本、自分の中ではウケてたのに、
買ったとき家族の反応はイマイチだったんですね。

ところが、すっかり荒井さんファンになった主人が、
ページをめくるなり吹き出しまして・・・。

絵がないと雰囲気が伝わらないのですが、

どんぐり乗せくらべ(団栗の背比べ)
旅はくつずれ(旅は道連れ)
トンビがかたをもむ(鳶が鷹を生む)
でかい犬に手をかまれる(飼い犬に手を噛まれる)
ぬげるが勝ち(逃げるが勝ち)

・・・とまあ、こんな調子なんですね。

読み終えた主人曰く、
「鼻からぼたっと血(棚から牡丹餅)、
オオタコに教えられ(負うた子に教えられ)も
載せてほしかったなあ・・・」

・・・














コメント (4)
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