ここ2週間ほど、マイブームになっている人物がいます。
それは、今さらですが・・・
白洲次郎と正子。
NHKのドラマを見て、すっかりハマってしまいました
第一回の放送を見て、翌日、早速白洲次郎の本を買いに走ったくらい。
日ごろ腰の重い私にはめずらしいことです(笑)
とりあえず買ってきたのは・・・
『風の男 白洲次郎』
青柳 恵介
奥様の正子さんの本は、若いころ読んだことがありましたが、
ご主人のことは全く知りませんでした。
最近、本屋で白洲次郎関連の本をよく見かけるようになり、
ご主人も有名な方なんだ、くらいにしか思っていなかったのです。
それが、ドラマを見て初めて、戦後の日本になくてはならない人だったんだ!
ということを知りました。
とにかく、すごい人です。
私の中では幕末の坂本竜馬か、戦後の白洲次郎か、
というくらい今では上位を占めています(笑)
終戦直後、吉田茂の側近として活躍し、
GHQを相手に一歩も退かなかった彼は、
「従順ならざる唯一の日本人」と言われるなど、
たくさんの逸話が残っています。
それらの逸話からうかがわれるイメージは、
毅然としていて、自分の信念を曲げず、先見の明があり、
クールで熱い男、とでも言ったらいいでしょうか。
今の日本にこんな人物がいたら・・・と、思わずにはいられません。
でも、竜馬にしろ、白洲次郎にしろ、
日本の国のためにあれだけ奔走したにも関わらず、
あとはさっと身を引くんですよねー。
けっして、政治の(権力の)中枢に残ろうとは思わない、
もう次のことを考えてるというか・・・。
そのへんの潔さもカッコイイです。
TVドラマのほうでは、彼の苦悩する姿や、
妻正子との関係、家庭の中での彼の姿が描かれおり、
人間臭さも感じられます。
次郎も正子も若いころ留学経験があり、
それがふたりの生き方に大きな影響を与えているのですが、
家族や夫婦のありかたをみてもよくわかります。
べたべたした夫婦愛や家族愛ではなく、
「個」と「個」のぶつかり合いのような関係なのです。
ドラマで興味深かったのは、正子が政治の中枢で活躍する夫に対して、
自分は誰からも必要とされていない、何をすべきなのかわからない、
と苦悩する姿でした。
日本の美や工芸に精通したあの白洲正子さんにもそういう時期があったのか、
と思うと、大御所のイメージだったのが、うんと身近に感じられました(笑)
といっても、次郎と正子。
並みの夫婦ではありませんよねえ・・・。
ドラマの丁寧なつくり方にも好感がもて、
カメラワークや音楽がまるで映画を見ているようです。
第一話、第二話が終わり、最終の第三話が
都合で8月に放送予定ということですが、
もう一度再放送をしてほしいと思います。
そして、最終話までに白洲正子さんの自伝も読んでみたいなあ、
いつか、ふたりがお住まいになった「武相荘」にも行ってみたいなあ、
と、マイブームはむくむくと広がりつつあります。
・・・というより、現実逃避かな(笑)
それは、今さらですが・・・
白洲次郎と正子。
NHKのドラマを見て、すっかりハマってしまいました
第一回の放送を見て、翌日、早速白洲次郎の本を買いに走ったくらい。
日ごろ腰の重い私にはめずらしいことです(笑)
とりあえず買ってきたのは・・・
『風の男 白洲次郎』
青柳 恵介
奥様の正子さんの本は、若いころ読んだことがありましたが、
ご主人のことは全く知りませんでした。
最近、本屋で白洲次郎関連の本をよく見かけるようになり、
ご主人も有名な方なんだ、くらいにしか思っていなかったのです。
それが、ドラマを見て初めて、戦後の日本になくてはならない人だったんだ!
ということを知りました。
とにかく、すごい人です。
私の中では幕末の坂本竜馬か、戦後の白洲次郎か、
というくらい今では上位を占めています(笑)
終戦直後、吉田茂の側近として活躍し、
GHQを相手に一歩も退かなかった彼は、
「従順ならざる唯一の日本人」と言われるなど、
たくさんの逸話が残っています。
それらの逸話からうかがわれるイメージは、
毅然としていて、自分の信念を曲げず、先見の明があり、
クールで熱い男、とでも言ったらいいでしょうか。
今の日本にこんな人物がいたら・・・と、思わずにはいられません。
でも、竜馬にしろ、白洲次郎にしろ、
日本の国のためにあれだけ奔走したにも関わらず、
あとはさっと身を引くんですよねー。
けっして、政治の(権力の)中枢に残ろうとは思わない、
もう次のことを考えてるというか・・・。
そのへんの潔さもカッコイイです。
TVドラマのほうでは、彼の苦悩する姿や、
妻正子との関係、家庭の中での彼の姿が描かれおり、
人間臭さも感じられます。
次郎も正子も若いころ留学経験があり、
それがふたりの生き方に大きな影響を与えているのですが、
家族や夫婦のありかたをみてもよくわかります。
べたべたした夫婦愛や家族愛ではなく、
「個」と「個」のぶつかり合いのような関係なのです。
ドラマで興味深かったのは、正子が政治の中枢で活躍する夫に対して、
自分は誰からも必要とされていない、何をすべきなのかわからない、
と苦悩する姿でした。
日本の美や工芸に精通したあの白洲正子さんにもそういう時期があったのか、
と思うと、大御所のイメージだったのが、うんと身近に感じられました(笑)
といっても、次郎と正子。
並みの夫婦ではありませんよねえ・・・。
ドラマの丁寧なつくり方にも好感がもて、
カメラワークや音楽がまるで映画を見ているようです。
第一話、第二話が終わり、最終の第三話が
都合で8月に放送予定ということですが、
もう一度再放送をしてほしいと思います。
そして、最終話までに白洲正子さんの自伝も読んでみたいなあ、
いつか、ふたりがお住まいになった「武相荘」にも行ってみたいなあ、
と、マイブームはむくむくと広がりつつあります。
・・・というより、現実逃避かな(笑)
こちらの記事がずっと気になっていましたが
なかなかコメントが書けずにおりました。
ドラマは初回を見逃してしまって、そのままになっていたのですが、第3話の前にもう一度初めから放送して欲しいですね。(きっとそうなる気がします!)
武相荘の展示の中に、結婚前の次郎さんが正子さんに送った英文のラブレターがあって。
あまりにもステキで、現実味を感じられなかった…というトホホ~な記憶が あります・苦笑
本とドラマでふたりが武相荘へ移ったいきさつを知りました。
戦争が始まったら食糧難になる、とさっさと田舎に移った
白洲次郎の先見の明には驚かされます。
ドラマを見て、ぜひ行ってみたい!と思いました。
英文のラブレターも見てみたいです~(笑)
今、『白洲正子自伝』を読み終え、
『白洲次郎 占領を背負った男』を読み始めています。
ドラマのほうは、第3話の前に再放送をするみたい。
楽しみです。