加藤九祚『シルクロードの古代都市 アムダリヤ遺跡の旅』岩波新書
赤松明彦『インド哲学10講』岩波新書
大友浩 編著『落語家のことば 芸の生まれる現場から』芸術新聞社
樺山聡『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』京阪神エルマガジン
『全著作 森繁久彌コレクション4 愛 人生訓』藤原書店
柳宗悦『南無阿弥陀仏』岩波文庫
加藤九祚『シルクロードの古代都市 アムダリヤ遺跡の旅』岩波新書
赤松明彦『インド哲学10講』岩波新書
大友浩 編著『落語家のことば 芸の生まれる現場から』芸術新聞社
樺山聡『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』京阪神エルマガジン
『全著作 森繁久彌コレクション4 愛 人生訓』藤原書店
柳宗悦『南無阿弥陀仏』岩波文庫
職場がリモート勤務になると、旅行にでかけたときに職場に土産を用意する必要がなくなる。自分のほうはそもそもそうした習慣が希薄な職場なので然程影響を感じないが、妻のほうは土産がなくなったので、いままでのように旅行の最終日に土産物店に寄らないといけない、という義務のようなものから解放された。あと気付いたのは京都駅の駅弁売り場が顕著に縮小していた。人の動きが少なくなることの影響は思いの外大きいようだ。
しかし、それでもこれくらいの人出の観光地のほうが快適だ。そもそも奈良は東大寺大仏殿とその周辺以外は混雑ということがなく、総じてこれまでと大きく違った様子は感じなかった。もちろん、当然に営業を止めた宿屋や飲食店も目に付いたのだが、それは必ずしもコロナ禍だけの所為ではあるまい。人口減少という構造上の大問題は、安直に外国人観光客を誘致するというようなことで解決できる話ではないのである。
さて、今日も、宿を出て、自分宛に歌を一首詠んだ絵葉書を投函。
本日訪れたのは、不退寺、狭岡神社、東大寺、率川神社、伝香寺。
レンタカーで信貴山へ。先月おろしたての新車とのことで、普段よりも緊張する。離婚以来、車の運転はレンタカー専門で、しかも年に数えるほどなので、乗る度に運転にまつわる電子装置が進化していたり燃費が向上していたりするのを感じる。多少の移動ならガソリンの消費はわずかなもので、満タンにして車を返すためにガソリンスタンドに寄るよりも現金精算を選ぶ割合も高くなっている。ガソリンスタンドの軒数が減っていて、営業しているところもセルフが増えている。たまにしか運転せず、給油となるとさらに機会は少ない。乗る度に違う車種で、生涯で二度とは利用しないであろうガソリンスタンドとなると、給油の度に少なくとも心はまごまごする。なおさら現金精算に傾く。
奈良でレンタカーを利用するのは初めてではないのだが、奈良市街の営業所を利用するのは今回が初めてだ。これまでは、電車で市街から離れたところへ移動し、そこで車を借りるようにしていた。そのほうが返却時間に余裕があるのと、市街は一見して交通量が多く、運転しにくい気がしたからだ。今回は目的地への動線上に適当なところがなかったので、市街からの利用となった。
朝9時にJR奈良駅近くのレンタカー営業所を出発して小一時間ほどで信貴山朝護孫子寺に着いた。そこで午後2時過ぎまで過ごす。駐車場の近くに開運橋という歩行者専用の橋があり、その中央付近にバンジージャンプの施設がある。ちょうど若い女性が飛ぼうとしているところだったが、飛ぶ本人は見たところ平然としているようで、見ているこちらのほうがドキドキした。
今日訪れたのは、信貴山朝護孫子寺、松尾寺、慈光院。
朝、自分宛に歌を一首詠んだ絵葉書を投函。
興福寺の塔影能は中止になったのだが、奈良行きは決行した。10月第一土曜日前後はかなり前から勤め先で休暇を申請しておくのだが、今年は上司が10月1日に娘の学校の行事で休みたいと言い出し、事前に申請した休暇を短縮したので二泊三日となった。たまたま休暇を短縮した前後に塔影能の中止も決まったので、宿の予約を朝食のみのプランから朝夕食事つきのプランへ変更した。奈良を訪れるのは2015年以来の恒例だが、塔影能陪観の関係で夕食付きで宿に泊まるのは滅多にない。一昨年、お水取りのとき以来だ。奈良は遅い時間に外食できるところがそれほど多くなく、殊に今年はコロナ禍で以前にも増して外食事情が厳しくなっていることが予想されたので、何を置いても食事を確保した。
今日、訪れたのは十輪院、御霊神社、大和文華館、中野美術館、興福寺。
今回から旅先から自分宛に絵葉書を書くことにした。本当は誰かとやったりとったりしたいのだが、友達がいないので仕方がない。絵葉書には歌を一首詠む。絵葉書はなるべくベタな絵や写真のものをと思うのだが、いざ探して見ると妙に洒落たものばかりで、思うようなものがあまりない。若い頃に旅先から出した絵葉書が、今となっては懐かしい。かといって、絵葉書探しに遁走するのもナンなので、パッと目についたものを買う。今日、宿の近くの店で2枚買う。今日の印象を基に、明日1枚、明日の印象を基に明後日に1枚投函する、つもり。