Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

富田先生1年間ありがとう!シカゴ日本人学校小学2年生の成長を!

2008-02-26 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校2年生の最後の授業参観とクラスの懇談会があった。授業参観は「こんなに大きくなったよ。」という題の生活科の授業で、子供たち1人1人が生まれたときのエピソードやこれまでの歩みを作文に書き、それをみんなの前で発表し、私たち保護者の涙を誘った。

子供たちが発表している間、音響を交え、その子の赤ちゃんのときや幼児の頃の写真もスライドで見ながら、クラスの子供たちのささやかなこれまでの人生体験をほのぼのと楽しむ貴重な時間となった。

子供たちは、親たちにインタビューして、自分の名前の由来を説明したり、赤ちゃんの頃は何もできなかったけど、2年生でこんなことができるようになったと自覚したことを発表する子たちが多かった。この生活科の学習を通して、子供たちは、自分の親がどのようにして自分の小さい頃面倒をみてくれたか、感謝することも学んだようだ。

担任の富田先生は、シカゴ日本人学校全日校始まって以来の初めての女の担任の先生。今まで担任の先生は、ずっと男の先生というのが、シカゴ日本人学校での習わし(?)だったので、私たち保護者にとって、女の担任の先生は新鮮だった。小学2年生は、まだ低学年ということもあって、細やかな部分まで気がつく女の先生ならではの気の使い方に、私たち保護者は安心して、子供たちを任せることができた。みんな同感です。

この1年を振り返ると、クラスの児童の数が夏以降どんどん増え、26人と学校一の大所帯のクラスになり、イベントの多い学校なので、みんなをまとめるのに、富田先生もさぞや大変だったと思う。日々の勉強、運動、そして数々の思い出に残るイベントを富田先生は、子供たち自身の力が引き出せるように引っ張っていってくださった。

どの保護者も子供たちが発表するたびに、「みんな1年間一生懸命頑張ってきたね!」とうなずきながら、心の中でほめているのがわかる。

富田先生も懇談会で、この1年を総括して、「2年生の子は、転入生が入ってきても、困らないように助けてあげて、輪の中に入れてあげるという自然な暖かさがあります。みんな得意、不得意な所があるが、細かいところまで一生懸命な姿が印象的でした。1年生がいる場では、1年生にいろんな声かけをして、一歩づつ自立したのではないかと思います。」とうれしそうに、おっしゃった。

保護者の方もこの1年の富田先生のご苦労を感謝して、アルバム委員の内田さんと山口さんが中心となって、保護者たちが心を込めて作ったオリジナルのアルバムが先生に贈られた。思いがけなかったのか、先生の目に涙が光った。かわいらしい富田先生のイメージに合わせて、かわいいイメージでまとめられた素敵な手作りのアルバムだった。私も写真で協力したが、各ページアイディア満載で協力してくださった方、ありがとうございました。

最後に、富田先生、1年間みんなのことをみてくださって、ありがとうございました。これからも、ずっとみんなのことを見守っていてくださいね。