天安門事件20年 際立つ温度差 熱い香港、風化の台湾(産経新聞) - goo ニュース
国民党の馬政権誕生以来、台湾ではすっかり親中路線が浸透し、中国政府もまた、あの手この手で台湾の懐柔に努めているようです。その一方で、天安門事件に対する香港の激しい反応は、台湾の将来に警告のシグナルを送っているようにも見受けられるのです。
それは、一旦、中国に主権が移譲されたら最後、その後は永続的に中共政府の言論弾圧や非民主的な統治手法に耐えてゆかねばならない、ということです。現在の中国政府の思惑とは、おそらく軍事力を用いることなく平和裏に台湾を併合しようということなのでしょう。そうであるからこそ、台湾に対して積極的な融和策を打ち出し、中台交流の名の下で、経済的な利益を惜しむことなく提供していると憶測することができるのです。しかしながら、もし、中国政府のシナリオ通りに進むとしますと、この融和策が続くとは限りません。”釣った魚にえさはやらない”ということわざがありますが、台湾融和政策は、台湾併合までの方便かもしれないのです。
台湾は、一時的な利益に目がくらみますと、永遠に自由や民主主義を失うことになるかもしれません。香港から何を学ぶかによって、台湾の将来は大きく違ってくるように思うのです。
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国民党の馬政権誕生以来、台湾ではすっかり親中路線が浸透し、中国政府もまた、あの手この手で台湾の懐柔に努めているようです。その一方で、天安門事件に対する香港の激しい反応は、台湾の将来に警告のシグナルを送っているようにも見受けられるのです。
それは、一旦、中国に主権が移譲されたら最後、その後は永続的に中共政府の言論弾圧や非民主的な統治手法に耐えてゆかねばならない、ということです。現在の中国政府の思惑とは、おそらく軍事力を用いることなく平和裏に台湾を併合しようということなのでしょう。そうであるからこそ、台湾に対して積極的な融和策を打ち出し、中台交流の名の下で、経済的な利益を惜しむことなく提供していると憶測することができるのです。しかしながら、もし、中国政府のシナリオ通りに進むとしますと、この融和策が続くとは限りません。”釣った魚にえさはやらない”ということわざがありますが、台湾融和政策は、台湾併合までの方便かもしれないのです。
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