北で金日成礼賛復活 3代世襲正当化の意図か(産経新聞) - goo ニュース
現在の金正日体制が不人気なためにか、北朝鮮では、初代に当たる金日成礼賛が復活しているようです。それというのも、”革命血統”を強調することで、三代目の継承を正当化したいということらしいのですが、この方針は、さらに北朝鮮の退化を招きそうです。
何故ならば、”革命”を前面に打ち出せば打ち出すほどに、体制の”改革”は遠のくからです。現体制にあって、一部市場主義を取り入れ、経済改革を行った時期には、金日成礼賛は消えたと指摘されています。この点から見ますと、金日成礼賛の復活は、改革開放路線との決別と、革命当時の統制経済への逆戻りを意味しているのかもしれません。つまり、若手へのトップ交代は、体制の改革をもたらすものではなく、”革命血統”による時代錯誤の”先祖がえり”となるかもないかもしれないのです。
かくも後ろ向きな北朝鮮は、いったい、何処に向かって進もうとしているのでしょうか。誰もが体制を前向きに改革することができず、軍事優先体制への傾斜を強める北朝鮮は、ひたすら過去に向かって歩いているように見えるのです。
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