鳩山元首相の尖閣係争地発言「わが国の立場と相反」 菅官房長官が批判(産経新聞) - goo ニュース
昨年発表された日本国の歴代首相ワースト・ランキングでは、ワースト第1位に、鳩山元首相が選ばれていました。そして、訪問先の中国で述べたとされる尖閣諸島をめぐる氏の発言は、この不名誉な1位の座を、不動のものとしそうです。
鳩山元首相のイメージは、偽天使なのではないかと思うのです。氏は、日中間の平和、すなわち、中国側の武力行使を回避するためには、中国側の主張を飲んで、尖閣諸島を係争地であると認めた方が得策と考えたのでしょう。おそらく、ヒトラーへの融和政策=ミュンヘンの融和でのチェンバレンと同じく、自らは、平和のために、名誉ある譲歩をしたと確信しているはずです。鳩山元首相の自己イメージは、あくまでも平和の天使なのです。しかしながら、氏の行動は、平和に貢献しているのでしょうか。法的根拠のない領土要求を認めることの恐ろしさを、氏は全く理解しておりません。現実には、日本国の尖閣諸島の領有権に、一方的に言いがかりを付けているのは中国なのですから、鳩山元首相は、中国に対して、異議申し立てがあるならば、ICJでの解決を求めるべき、と進言すべきです。法的根拠に触れずして、係争地と認めることは、不当な領土要求を是認することに他ならず、延いては、係争地を理由とした中国側の武力行使にお墨付きを与えることにもなりかねないのです(中国側に自衛の根拠を与えてしまう…)。
一旦、尖閣諸島で前例ができますと、国際社会の法秩序は一気に崩壊し、暴力が横行する弱肉強食世界に逆戻りしてしまいます。南沙諸島や西沙諸島で中国と対峙している東南アジア諸国を始め、周辺諸国もまた、貪欲な中国の餌食になってしまうかもしれません。この時になって、鳩山元首相が、自らが平和の崩壊の引き金を引いたことに気付いたとしても、時、既に遅しとなるのではないでしょうか。
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鳩山元首相のイメージは、偽天使なのではないかと思うのです。氏は、日中間の平和、すなわち、中国側の武力行使を回避するためには、中国側の主張を飲んで、尖閣諸島を係争地であると認めた方が得策と考えたのでしょう。おそらく、ヒトラーへの融和政策=ミュンヘンの融和でのチェンバレンと同じく、自らは、平和のために、名誉ある譲歩をしたと確信しているはずです。鳩山元首相の自己イメージは、あくまでも平和の天使なのです。しかしながら、氏の行動は、平和に貢献しているのでしょうか。法的根拠のない領土要求を認めることの恐ろしさを、氏は全く理解しておりません。現実には、日本国の尖閣諸島の領有権に、一方的に言いがかりを付けているのは中国なのですから、鳩山元首相は、中国に対して、異議申し立てがあるならば、ICJでの解決を求めるべき、と進言すべきです。法的根拠に触れずして、係争地と認めることは、不当な領土要求を是認することに他ならず、延いては、係争地を理由とした中国側の武力行使にお墨付きを与えることにもなりかねないのです(中国側に自衛の根拠を与えてしまう…)。
一旦、尖閣諸島で前例ができますと、国際社会の法秩序は一気に崩壊し、暴力が横行する弱肉強食世界に逆戻りしてしまいます。南沙諸島や西沙諸島で中国と対峙している東南アジア諸国を始め、周辺諸国もまた、貪欲な中国の餌食になってしまうかもしれません。この時になって、鳩山元首相が、自らが平和の崩壊の引き金を引いたことに気付いたとしても、時、既に遅しとなるのではないでしょうか。
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