![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/df/f14cdebe8efedea9e253ef688965b7f3.jpg)
加波山の一合目、加波山神社社務所前の駐車場に集合
加波山に登るときはここに駐車するが、駐車する場合は
社務所に駐車する旨伝えて許可を得ましょう。
(写真の奥に写っている自販機の右奥の建物が社務所)
管理しているご婦人の話によれば、最近無断で駐車する人が
いて、注意すると「くそ婆」と悪口を言う人がいるそうです。
まったく罰当たりな話ですが、歴史的な山岳信仰の山ですから
無断駐車はもってのほか、言葉遣いにも気をつけたいものです。
尚、道路わきのスペースに止める場合は、車上荒らしが多いので
貴重品は置かないようにとアドバイスもいただきました。
関東の山を中心にネイチャーガイドをしている若い男性が、参考に
したいと特別参加されました。(写真右奥の赤い登山服の男性)
聞くと那須方面は得意だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/45/89bff6dca3a06e2084745fae783c7cf4.jpg)
駐車場から車道に出て、少し登ったところから右に見える筑波山
こちら側から見ると、三つのピークに見える。
真ん中のピークが男体山、左のなだらかな山容が女体山、右が坊主山
もちろん主峰は三角点のある女体山で877メートルなのだが、ここから
眺めると男体山が高く見えるから面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/29/6604904058acb0d9d67ece57a320e855.jpg)
車道を上っていくと、左側にミカン畑があり
その奥にモチノキが赤い実をたくさんつけて赤く見える
ほどでした。モチノキは、樹皮から鳥もちが採れた
事に由来する。雌雄異株なのでこれは当然雌株
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/20/b2a6c6d48b7589f7232392ebc882f115.jpg)
今日のコースの登山口はこちら、二合目の石柱と寝不動尊の鳥居が
立っている。
鳥居をくぐって寝不動尊に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/50/79d00bbcd764e86360945af11dd6343e.jpg)
寝不動尊の境内、左手前に由来を書いた石碑が立っている。
ここには、このコースで唯一のトイレがあるので、出発前に使わせて
もらいましょう。
登山道は寝不動尊の左わきから細い一本橋を渡って始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/6c/4f50d244de29262ffbeeea530c003c0b.jpg)
登山道にはたくさんのドングリが落ちていて、早くも芽だしが
始まっていた。
地中に根を伸ばしているドングリ、殻の中には栄養を蓄えた葉になる
部分があるのだそうで、春になるとそれが伸びてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/42/e4270ba90fe8488b5cbfeb53d51aef61.jpg)
晴れ上がった青空にコナラの紅葉が輝いて見える。
気温も上がって汗ばむほどたった。
たまらずジャンパーを脱いでザックに詰めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/01/86fcfe2fc564935238ca3849f9dfd6b6.jpg)
オカトラノオが赤く紅葉していた。
花の時には良く目にするが、紅葉した姿はあまり見たことがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/d3/072b61821ae8566409e9be584deb4886.jpg)
ウリカエデの葉が美しいグラデーションを見せている(写真中央)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/f7/a2d7c67b928a42918a77f2a04c727b0e.jpg)
ヤブコウジの赤い実
蛇足で付け加えると、藪の中に生え、草姿がコウジミカンに似ている
ので「ヤブコウジ」の名前が付いたとか。俗に「十両」ともいう。
もっとも私はコウジミカンを見たことがない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/fe/2ec7029b9c5a57faf011f264440f4445.jpg)
エンコウカエデの黄葉、エンコウといっても援交のことではない(笑)
漢字で書くと「猿猴楓」と書き、テナガザルの手のように深く切れ込む
事に由来する。
詳しくは筑波実験植物園の図鑑を参照のこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b3/a9af6fcda63655f91301fa91e302e459.jpg)
咲き残っていたノコンギク、触ってみると葉がザラつく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0c/c947239ba36cc4a0c78087d4d3e7d452.jpg)
ヤマザクラが真っ赤に紅葉している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/68/1fce13cab23bdf1cf079c4f778ec2681.jpg)
見上げる加波山の尾根も紅葉してきれいだが、右の山腹は
石切り場で痛々しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/fb/3112977aab5735064ca19574960bd571.jpg)
尾根道から舗装された車道に合流して、結構きつい坂道を歩くと
やがて五合目の石柱がある。
2分の休憩をしましょうの声がかかったので、コーラで喉を潤した
昨日の森ボラの疲れが残っていたのか、足が痛い。
ここからはスギなどの樹林帯の薄暗い道で、石の多い道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/53/da38f105798104173f1bece307b3454a.jpg)
まるで蝶がとまっているように見えるものがあった。
正体は「ミヤマカタバミ」であった。
これじゃだまされるよね。
続く
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霞ヶ浦・牛渡の堤防から夕景
はるかに水鳥の群れが点になって漂っていた。
撮影をしていたら、犬の散歩をしていた地元の方が来て
いろいろ教えてくれた。
富士山の真後ろに日が沈むのは、1月の6日か7日かだよ。
その時は、この辺はカメラマンで一杯だよという。
老婦人も来て言う
今日はカスミがかかって富士山は見えないね。
西風が吹かないとカスミが取れないからね。
西風が吹いているときがいいんだよ。
あっという間に日が沈み、夜のとばりが降りてきた。
残照の水面に鵜が盛んに潜っていた
この辺なら「アイソン彗星」も良く見えるかもしれないと
思った。