花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

くさもみじの奥日光を歩く・その2

2014年09月23日 09時22分45秒 | アウトドアー

今回歩いたコースの主要ポイント名を入れてコース図を再掲載
三本松駐車場を起点にして、光徳入口→逆川コース分岐(小田代橋)→
泉門池(いずみやどいけ)→小田代北→小田代ヶ原展望台→小田代南分岐
→しゃくなげ橋分岐→赤沼分岐→湯川沿いの自然研究路を北上→
青木橋→泉門池→逆川コース分岐→光徳入口→三本松駐車場
歩いた距離は、およそ13キロ

奥日光は、雲が多いながらも青空の見える天気で、日差しが当たると
肌が痛い感じがする。


光徳入口に向かって、国道から見る小真名子山(左)と大真名子山(右)
手前を穂咲下野(ほざきしもつけ)の紅葉が飾る。


国道脇に咲くワレモコウ


光徳入口近くから見る金精山


泉門池光徳線歩道の入口


幅の広い木道を進むと、やがて白樺の疎林になり北戦場ヶ原と
呼ばれる湿原に出る。
日が当たると穂咲下野の紅葉がすばらしく、一組のハイカーが
見とれていた。奥に男体山がそびえている。


湿原に生い茂った藪にウメバチソウの白い花が咲いている。


北戦場ヶ原から見る日光連山、右から男体山、大真名子山、小真名子山
木道が右に大きくカーブすると、唐松などの林の中に再び入り
湯川が見えてくる。


右から湯川に流れ込む赤い川


赤い川の訳を書いてある説明板
右の図を見ると、この付近に二つの赤い川があり、湯川沿いの
自然研究路にも3つの赤い川が描かれている。
この説明板には書いてないが、これらの赤い川は、戦前に
戦場ヶ原に唐松を植林しようとして、排水溝を作った跡である

戦場ヶ原の乾燥化の原因の一つと言われ、戦後に乾燥化を防ぐ
ために遮水堰を作ったが、うまくいかず現在でも戦場ヶ原の
水が湯川に流れ込んでいる。
今思えば、馬鹿な事をと思うかもしれないが、馬鹿なことの
繰り返しが人間の歴史なのかもしれない。


赤い川の橋を渡ると、広い木道が終わり、従来からの木道になる。
ミヤコザサの茂る林を歩くと、すぐに逆川コース分岐に出る
ここから北上すれば湯滝に行き、南に下れば泉門池に出る。


逆川コース分岐から南に階段を下りて、泉門池に向かうと


カワマスの産卵場所の案内がある小田代橋に出る
橋を渡り、咲き残りのシロヨメナなどを眺めながら
右の木道を歩めば、やがてベンチの並ぶ泉門池(いずみやどいけ)
に到着する。
一番川に近いベンチがあいていたので、そこにザックをおろした。
11時23分と、少し早い時間だったが、昼食を取る事にした。


泉門池から流れ出る川に日が差して、水面(みなも)が光るのを
眺めながらザックを開けて驚いた。
コンビニで買った卵サンドがつぶれて、卵がはみ出している。
卵で手をベタベタにしながら食べて気がついた。
先にテッシュを出しておけば良かった。


泉門池から小田代ヶ原までは2.1キロの表示がある。
もう少し休みたかったが、夕方までには帰ると言ってきたので
食休みもそこそこに、小田代ヶ原に向かってミズナラの林に
踏み出した。


古い倒木の根っこについたコケが盛り上がっている。


倒れた木についたコケの林が、光を浴びて輝いていたり


一本の木道を歩き始めたら、反対側から団体やグループの人が
次から次へとやってきた。
そのたびに木道から降りてやり過ごしたが、すれ違いのスペースが
無いのは残念だ。