戦場ヶ原に咲くリンドウ
遊歩道脇の巨木の倒木
倒木の根
戦場ヶ原の草もみじ
白骨化した倒木の根
戦場ヶ原で見た「ツルコケモモ」
ウメバチソウの花を撮影していたら、その花は何という花ですか?
と聞かれたので「ウメバチソウ」です と言うと
あそこの赤い実は? と聞かれたので、のぞいて見ると それは
ツルコケモモの赤い実だった。
言われるまで気がつかなかったから、ラッキーである。
よくよく見ると、藪の陰には沢山のツルコケモモの実がなっていた
戦場ヶ原に植林された唐松が、養分の少ない湿原のため、十分に
育つことが出来ず、背丈の低いまま残っているのは、戦前の
愚かな行為の証なのかもしれない。
青木橋で湯川を渡ると、ベンチで大勢のグループが休んでいた。
賑やかな声が、何時までも響いていた。
暗い巨木の樹林帯の木道を抜けると、湿原の木道の上に鮮やかな
紅葉が見えた。
どうやら山桜の一足早い紅葉のようであった。
夕方までには帰ると約束してきたので、泉門池でも休まず
小田代橋を越えて北戦場ヶ原の木道に抜けた。
行くときに見た、白樺林のホザキシモツケの紅葉が
やっぱりきれいに見える。
二人の小さい子供を連れた若い母親が歩いている。
楽しそうに話しをしていたが、突然ひとりの子が駆けだした
「おとうさーん・・・だよ」と叫んでいる。
遙か前方に若い父親らしい男性が木道の脇にカメラを向けていた
何かの花を見つけて、父親に知らせに行ったようだった。
何故かうらやましいような、ほほえましいような気分になった。
2時過ぎに三本松の駐車場に帰り着いた。
夕方つくばに戻ると、西の空の雲があかね色に染まっていた。
おしまい