ココロの手帳にメモっとこう

楽しかったこと
うれしかったこと
忘れたくないから心の手帳にメモしておこう

『ブラック・スワン』

2011-06-08 23:59:30 | └映画のこと

 

@池袋HUMAXシネマズ

原題:BLACK SWAN
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス
   バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー
上映時間:108分


優等生バレリーナのニナ(ナタリー・ポートマン)が、
花形プリマのベス(ウィノナ・ライダー)引退後の新しい『白鳥の湖』の
主役に抜擢される。
気品ある白鳥はこなせるものの、官能的な黒鳥を演じることに不安なニナが、
追いつめられ精神のバランスを崩してゆく。

バレリーナって、女子の憧れだよなーと思う。
チュチュに憧れる。
わたしも小さいときよくバレリーナの絵書いて、妄想してたもん。
バレリーナっていうと、プリマの座の争い、トゥシューズに細工、
みたいなのがテッパン。
これもストーリーの展開はそんな感じなんだけど、
描かれていくのは心理サスペンス。

ナタリー・ポートマンの追いつめられっぷりがすごかった。
ライバルのリリー、元ダンサーで過保護な母親、
プリマの座を退いたベス、芸術監督のルロイ。
追いつめられるというか、自分自身を追いつめて、
現実と妄想の境目がわからなくなってくる。
もう、完璧壊れちゃってる。
でも踊る、っていう、ダンサーの性なのかな。

ささくれがピーっとむけちゃうのとか、足のゆびがくっついちゃうのとか
こっちまで痛くなっちゃいそうだった。

ダンスのシーンはきれいだった。
バレエって1回も観たことないけど、ちょっと観てみたくなった。
しっかし、お高いんだよなー。

宣伝用のポスターに使われている写真。

ハリウッドではナタリー・ポートマンの顔にヒビが入った写真で、

サスペンス色が強いんだけど、日本では踊りのシーンを使っていて、

バレエもの色を強くしているらしい。

そういえば、ウィノナ・ライダーって久しぶりに見たな。

有吉京子のマンガ『swan』を読みたくなったなー。
あと山岸涼子の『アラベスク』とかね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『第二音楽室』佐藤多佳子

2011-06-08 01:01:44 | 本のこと

 


長編かと思ったら、音楽と学校を軸にした4つのお話だった。

鼓笛隊のおちこぼれピアニカ担当の4人組が
秘密基地のような第二音楽室に集まる「第二音楽室」

男女ペアで合唱をすることになった中学生2人の「デュエット」

卒業式にリコーダーの合奏をすることになった4人の「FOUR」

泣きながら出会った曲に救われて軽音部でバンドをやることになった
もとひきこもりの話「裸樹」

佐藤多佳子さんは、もともと童話大賞を受賞している作家さんだからか、
年齢設定の低い作品が多い。
だからこんなに透明感があるのかな。
なんか、きゅんとくる。
“音楽室”とか“音楽準備室”って響がなつかしいもん。
4つのお話は、連作ではないけれど、どれも音楽、音、
が出てくる。
読んでいると、言葉を通して、リコーダーの音を体感しているような
気になってくる。
ちょっとせつなくて、リアルな世界。

 

第二音楽室―School and Music
クリエーター情報なし
文藝春秋

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする