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鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

鉄ちゃん爺やの一人旅   先ずは国宝の犬山城へ  

2014-10-18 13:39:10 | 旅行
10月9日まだ薄暗いAM5時16分の電車でJR大阪駅へスタート。

JR大阪駅始発AM6時33分米原行き新快速電車がお気に入りですわ。

鉄ちゃん爺やの考えで、まずはJR大阪駅で座れる事が狙いの一番。

JR米原駅にAM8時ジャスト到着で、次のJR大垣駅行きに3分の接続。

JR大阪駅から新快速の先頭から3両目ぐらいが鉄道マニアの常識で
大垣行きの普通電車に飛び乗って、しかも座れるという悪知恵でんな。

(JR醒ケ井駅 駅名標)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

JR米原駅まではJR西日本のエリアなんで駅名標もブルーのラインでんな。

同じ滋賀県の米原市なのに次の「醒ケ井駅」からはJR東海さん管轄になりまぁ。

これから二日間はこのオレンジの駅名標にお世話になるちゅうことですわ。

画像がボヤケテいるのはJR東海さんの手抜きで車窓が洗車されてまへん。

先頭の運転台のところだけは奇麗に洗われてまっけど、  困りまんな~

それじゃ、運転手さん横でデジカメ使いまっけどご免だっせ。

(JR近江長岡駅に到着)


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画像の奥に見える山が伊吹山だっせ、今日は雲がかかり頂上が見えまへんわ。

この辺り冬場には雪の多い処でっけど今は10月だから、のんびりした駅でんな。

(滋賀と岐阜との 県境の風景)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


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鉄ちゃん爺やは今までトンネルが滋賀県と岐阜県の県境だと思ってましたんや。

旅行のコース調べでネットで地図を検索してたら間違いに気が付きましたわ。

右手の国道21号線の先は昔の中山道は「今須宿」が在った場所だそうでんな。

現在は「オーツカ」という会社が見えたらそこから先が岐阜県になりまんねん。

正確にはトンネルの手前500m辺りから岐阜県と云う事でしたわ。

電車は右へカーブしながら関ヶ原駅・垂井駅と各駅に停まりながら
ままなく終点のJR大垣駅にAM8時37分に到着のようでした。

(JR東海 次は大垣の表示)


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鉄道マニアから苦情を言えばJR東海さんの米原駅~大垣駅間は悪評でんな。

本数は1時間に1本しかないし、車両は古くて乗り心地も最悪でおます。

青春18きっぷの期間などは増結もしないので立つ乗客も出まんねんで
JR東海道本線と言うよりは何処かの僻地のローカル線のような感じ。

(313系 新快速電車 車内を撮影)


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JR大垣駅で豊橋行きの新快速電車に乗り換えでっせ。

こちらはJR東海さんのドル箱だし名鉄電車との競合路線でおます。

だから~ さっきの鈍行電車とは随分とサービスも違う車両ですわ。

土日だけJR米原駅まで足を延ばすようでっけど平日も乗客の多い日は
JR米原駅まで延長して欲しいと云うのが鉄道フアンの声でんな。

今回は高山本線でのんびりと富山まで抜けますんでJR岐阜駅で下車。

(JR岐阜駅 北口駅舎)


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JR岐阜駅は県庁所在地なのに新幹線はお隣りの羽島駅にしかおまへん。

この駅舎は高架工事を終えて平成9年(1997年)にオープしたとか。

本来は2階部分に名鉄電車が入り3階部分にJR東海がの予定だったとか
でもJR東海さんと名鉄電車は昔からの「犬猿の仲」でっしゃろ。

やっぱり名鉄さんは近くに名鉄岐阜駅を別に完成させはりましたがな。

だから新幹線が停まるような駅に見えるのには、こんな理由がおますんや。

だからJR東海道本線やJR高山本線は3階部分から発着しまんねん。

(JR岐阜駅前の 織田信長像)


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確かに岐阜の名前を考え出したのは織田信長さんでしたな。

でも尾張の国から乗りこんできた織田信長さんをモニュメントにとは?

斎藤道三ではイメージが悪いし、織田信長さんで仕方がないのかな。

(岐阜市のマンホールの蓋)


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岐阜市と云えば長良川の鵜飼でっからこのデザインは納得でおます。

岐阜市と云えば人口41万を超える大都市なのに新幹線に乗るには
JR名古屋駅まで出て新幹線で東京へ行く方が多いと思いますんや。

逆に大阪駅や京都駅に行く時は岐阜羽島駅へ名鉄電車かバスでっかな。

こだま号しか停まらないし岐阜県民には気の毒な気もしますな。

なんでも岐阜の大野○○とかいう自民党の大物が地元の羽島に新幹線の
駅を作らせたとか、一時は畑や田圃の真中で変な噂になりましたな。

現在では少しだけ新幹線の駅前らしくは成ってきたようでっけど。

それではJR岐阜駅からJR高山本線で先へ急ぎまひょ。

(キハ47系 気動車 JR岐阜駅に停車中)


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JR高山本線は名前とは似合わない非電化の古いディゼルカーでおます。

当然ながら全区間が単線のローカル線というのが本当の姿でんな。

このキハ47系は国鉄時代にキハ40系として約880台製造されてまぁ。

昭和50年代の製造やさかいに、もうロートルで引退が近いのかも。

ところがJR6社が全国で今でも使っているんだって、しかも殆んどが
引退した形跡がないとは、こりゃまた不思議な気動車でっしゃろ。

エンジンを改良したとは言え山間部の勾配には弱い列車なんですわ。

JRに成ってから冷房設備を取り付けたので性能が精一杯という感じ。

それではJR岐阜駅AM9時10分の美濃太田行きで、 出発! 進行!

(JR鵜沼駅 駅名標)


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JR鵜沼駅に到着がAM9時32分の定刻通りでしたわ。

JR大阪駅からここまで丁度3時間かかった事になりまんな。

時間も有るのでここから国宝の犬山城まで歩くことにしまひょ。

(岐阜県各務原市  橋の欄干飾り金具)


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各務原市(かかみがはらし)には航空自衛隊の大きな基地がおますんや。

歩いてる間にも自衛隊の戦闘機が離発着を繰り返して騒がしいでんな。

一機がスピードを落として着陸の態勢に入ったのでデジカメで撮影。


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戦闘機なのか輸送機なのか鉄ちゃん爺やには分かりまへんけど。

上空の高い所では戦闘機が訓練をしてますんや、わてのデジカメでは
米粒のようにしか写らなかったので貼り付けは止めて置きまぁ。

(木曽川 犬山橋の中間地点)


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左手に見えるのが国宝の犬山城でここは愛知県犬山市になりまんねんで。

中央の低い山は伊木山(標高173m)と言い戦国時代の山城跡がおます
こちらは木曽川の右岸で岐阜県の各務原市になりますんや。

中央に見える橋はライン大橋と呼ぶそうで木曽川の堰きが在るようでんな。

この辺りかな~ 木曽川の中央で愛知県と岐阜県の県境になるそうですわ。

(愛知県犬山市  橋の欄干飾り金具)


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橋の欄干の金具も鵜飼の鮎を掴んだ図柄に変って愛知県に入りましたで。

木曽川の水が凄く濁っているので気になり、翌朝の地元新聞を読んだら
御嶽山さんの火山灰の濁りが中津川から木曽川下流に達したとの記事。

火山灰の色には感じなかったけど混ざってこんな色に濁ったのかしら?

(木曽川の畔 古いチャートの岩石)


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地元の観光協会資料の請売りになりまっけど、珍しい地層なんだって。

1億5千万年~2億5千万年前に海底で堆積したチャートと呼ばれる
海底の砂層が太平洋プレートに乗ってこの辺りの地下深くに紛れ込み
その後に隆起して木曽川の流れに浸食されて地表に現れたんだって。

赤・白・灰色 三色が木曽川で見られるのは珍しいんだそうでっせ。

地質学者の間では研究の貴重な岩石だそうですわ。

この辺りまでくると犬山城は直ぐ側で見れるようになりましたで。

(木曽川の畔から 犬山城を撮影)


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(犬山城への遊歩道)


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木曽川の畔から犬山城には入れまへん、入口は南側の大手門だけですわ。

画像の右側は小川が流れていて自然のお堀ちゅう感じでっかな。

(国宝 犬山城 入口)


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ここからは急な石造りの階段を登って行きまんねんで。

丘の上に造られたお城で標高差は40~50mぐいらでっしゃろか。

(犬山城の 城門)


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急な坂道を登って来てこの城門の手前で入場料500円が徴収されまぁ。

防御を考えたのか坂道を登っている間はお城が見えまへんのや。

城門としか説明はおまへんけど再建された大手門のような感じ。

(国宝 犬山城 入場登閣料 大人500円)


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500円を払って城門を潜り抜けると天守閣が見える仕組み。

上手く考えてまっけど大阪城など天守閣を外から撮影するだけなら
無料と云うのが各地のお城でんがな、ここは近くからは駄目でんな。

まあ~ 城門を通り抜けたら国宝の犬山城が見えるから仕方がないか。

(国宝 犬山城 天守閣)


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犬山城は天文6年(西暦1537年)に織田信長の叔父である
織田信康により築城されたと言われる日本最古の天守閣だとか。

面白いのは平成16年までは旧城主の成瀬家の所有物だったそうな。

明治維新で一旦は国か愛知県の所有物になったんだけど明治24年の
濃尾地震の際にお城が破損したんだって。

それを修復するという条件で旧城主の成瀬家に返されたそうですわ。

それからつい最近まで国宝が個人の所有物だったという
珍しいお城だったと、初めて知りましたがな。

平成16年に成瀬家では公益財団法人「犬山城白帝文庫」を設立して
天守閣と江戸時代の古文書や美術工芸品を一般公開する施設を
犬山城の城下町にあたる場所に建てて現在に至るそうでんな。

別名を「白帝城」と云うらしいので名前を拝借したようでっせ。

だから現在は国宝の犬山城は「白帝文庫」さんの所有物になりまぁ。

それじゃ国宝の天守閣の最上階へ登ってみまひょ。

(国宝 犬山城 3階武具の間)


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(国宝 犬山城 最上階からの展望)


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まずは北側の木曽川の流れから貼り付けてみました。

川の向こう側は昔は美濃の国で現在は岐阜県の各務原市になりまぁ。

こちら側の犬山城は昔は尾張の国で現在は愛知県犬山市でおます。

戦国時代には尾張の織田信長軍と美濃の斎藤家が争った最前線でんな。

織田信長軍は現在の岐阜市方面から何度も攻撃したけど
斎藤家の岐阜市には入れずに追い返されたとのこと。

最後はこの犬山城から東美濃の国人領主を味方に付けてから
西美濃の斎藤家の本拠地に攻め入ったのが歴史上の経過でんな。

(国宝 犬山城から北東方向を撮影)


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画像の中央に橋が写ってますけどツインブリッジ犬山橋と言いますんや。

白く見えるのは名鉄電車の鉄橋でその手前に鉄ちゃん爺やが歩いて来た
犬山橋がおますんや、地元ではツインブリッジ犬山橋と呼ぶようでんな。

橋の左手300mぐらいがJR鵜沼駅と名鉄の新鵜沼駅になりまんねんで。

この鵜沼に戦国時代は織田軍に対応する鵜沼城が置かれていたんだって。

木曽川が凄く濁ってまっしゃろ、翌日に下呂温泉で新聞を読んでから
御嶽山の噴火による火山灰が木曽川の下流に到達したとの記事でしたわ。

火山灰とは思わなかったけど山土と混ざった感じの濁り方でしたな。

お天気が良ければ犬山橋の左手遠くに御嶽山が見えるとパンフレットに
説明がおましたけど生憎と視界が20kmぐらいかな、駄目でしたわ。

(国宝 犬山城から南側を撮影)


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こちら側は名古屋市の方角になりますんや。

肉眼ではなんとか名古屋駅前の高層ビルや名古屋のテレビ塔が見えまぁ
でも鉄ちゃん爺やのデジカメでは写ってまへんわ。

手前に小牧山が在って徳川家康が本陣を張って、こちら犬山城には
豊臣秀吉が12万人の軍勢を引き連れて入城しただって。

歴史上に有名な小牧長久手の戦いの最前線ちゅうことでんな。

画像の左よりに白い建物が写っているのが、さきほど説明を書き込んだ
「犬山城白帝文庫」の施設のようですわ。

(国宝 犬山城から北西方向を撮影)


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犬山橋の上から写した画像と比べたらこちらの方が良い感じでんな。

ライン大橋の向こう側の伊木山(標高173m)を見下ろした気分。

伊木山の右手に岐阜市内のビル群が肉眼では見えますが
デジカメではやっぱり写りまへんわ。

(犬山城の屋根瓦 & 犬山市街地 )


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ここの城主は江戸時代には尾張徳川家の筆頭家老を勤めた成瀬家が
明治維新まで続いたそうでっけど、初代は成瀬正成というお方。

徳川家康公に小姓として仕え、家康公の九男徳川義直公が幼少の為に
傳役となりその後、2代将軍秀忠公から犬山城を拝領したそうですわ。

尾張徳川家の付け家老として重要なお城を任されたようでんな。

幕府から付けられた家老職だから他所の大名の家老とは違い
れっきとした大名格の地位を持つ成瀬家なんだっせ。

普通は元和一国一城令で名古屋城以外は取り潰される運命なのに
やはり徳川御三家の重要なお城だから別格に扱われたんでしょうか。

貴重な戦国時代の建造物なので国宝に指定されたのも当然でっかな。

(国宝 犬山城 最上階)


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お城の階段はこうあるべきで、大阪城のようにエレベーターじゃ艶消し
歩いたら床がミシミシと鳴るのも、やはり歴史を感じさせますよね。

急な階段なので高齢のご婦人方は苦労して昇り降りされたようでっせ。

(国宝 犬山城と撮影)


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城内のボランティアの方に写して頂いたので文句は言えまへんが
天守閣の屋根まで入れて撮って欲しかったな。

国宝の犬山城ですが天守閣と石垣や土塁だけが当時のままで
櫓や門は全て明治維新の時に取り壊されてしまったんだって。

だから国宝のお城が日本には四つあるんですがここ犬山城は
松本城・姫路城・彦根城よりはスケールが小さい感じですわ。

でも天守閣だけは16世紀のままだから値打ちはおますんや。

天守閣の下の広場に季節外れの桜が咲いてましたで。

(犬山城内の 四季桜)


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四季桜という名前から春と秋の二回ぐらい花を咲かせる品種かしら?

大阪の万博公園には「冬桜」という名前のが有ったけど同じ種類かも。

それでは城下町を少しだけ歩いて見まひょ。

(犬山の城下町)


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ここ犬山市は戦争中の空襲を殆んど受けなかったようで昔の城下町が
さほど変らずに残っているとのこと、でも見た感じは観光地化してまんな。

もう一枚さきほどから何度も書き込みました「犬山城白帝文庫」も
貼り付けておきまひょ、お城の入場券があれば無料で見れるとか。

でも犬山市のもう一つの国宝を見たかったのでパスしました。

(公益財団法人 犬山城白帝文庫)


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正式には犬山市文化史料館と呼ぶそうで「城とまちミュージアム」で
成瀬家伝来の美術工芸品や古文書などが展示されているそうですわ。

この画像を写したのがAM11時前後でしたので次の国宝を見て
名鉄電車で新鵜沼駅からJR高山本線に戻るということにしまひょ。

欲張ってJR美濃太田駅発12時40分に乗る考えなんですわ。

そんな訳で、次回はもう一つの国宝である「如庵」から先の
美濃太田や飛騨川の車窓風景などを紹介させてもらいまひょ。

ほんなら、今日はこれでさいなら~♪