4月20日は生憎の雨でしたが造幣局の工場見学に
九州からお越しのブログ仲間さんと出かけましたんや。
造幣局の工場内の見学は無料でっけど二週間前までに
電話で予約した後に申込書を郵送かFAXしまんねで。
まずは造幣局の正門前でお互いに記念撮影でもしまひょ。
(造幣局の正門前で撮影)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
鉄ちゃん爺やは造幣局の通り抜けや造幣博物館には
何度も訪れてるので、その画像も含めて紹介しまっさ。
でも~ 造幣局の工場内部の見学は今回が初めてでしたんや。
(造幣局 大阪本館と車寄せ)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
造幣局は大阪を本局にして東京都豊島区と広島市佐伯区に
支局が二つあり、現在は独立行政法人となってまんねん。
大阪の造幣局が創業したのは明治4年(1871年)4月4日
数字の4が三つ並んでますんで覚えやすいでっしゃろ。
でも~ 何で東京じゃなくて? 大阪が本局なんでっしゃろ。
それは戊辰戦争の混乱が残る東京を避けたと云われてますんや。
大事な貨幣を造るには明治新政府が東京ではまだ自信がなかったとか。
大坂商人から軍資金を得る為に明治新政府が考え出したとの説。
それと江戸時代からの経済の大坂をやはり重視したとの説もおます。
まずは、スライド映写機で造幣局の概要からスタート。
(造幣局の工場見学 スライド映写機にて説明)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
私たちはAM10時からの見学に参加し人員は15名前後でしたかな。
午前中に 9時30分 10時00分 10時30分
午後から 13時00分 13時30分 14時30分
土日や祝日は工場がお休み、平日に限り毎日6回行われるようですわ。
造幣局では現在は1円~500円まで6種類の硬貨を製造してますんや。
硬貨には「日本国」と圧印されているので注文は財務省からなんだって。
紙幣は国立印刷局で製造され「日本銀行券」と印刷されてますんで
こちらは、日本銀行から注文が入るんだそうですわ。
(造幣局の 工場見学に向かう参加者)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
係の女性に意地悪な質問をしてみましたで、ご身分は?
国家公務員なんだって、財務省からの出向かな。
まずは構内を歩いて工場入口の展示品の説明から。
(造幣局 創業期の圧印機)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
明治の初期には日本ではこんな機械は作れないのでドイツやフランスから
輸入して明治新政府は近代的な貨幣を造ろうとしたようでんな。
蒸気機関で動かして手動で圧印したそうで1分間で60枚だったとか。
この展示品の横から造幣局の工場へ入ることになりましたで。
(貨幣の原材料となる コイル状の金属)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
現在は金属を溶解(ようかい)して圧延(あつえん)する工程までは
広島支局の工場で製造して大阪や東京の造幣局に搬入されるとのこと。
たとえば500円硬貨なら、下のような配合で合金にするんだって。
銅 72% 亜鉛 20% ニッケル 8%
出来上がった500円硬貨は ニッケル黄銅貨幣と呼ぶようでんな。
(造幣局工場内部 圧穿=あつせん)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
まずは~ コイル状の金属から貨幣の形に打ち抜く作業が最初になりまぁ。
造幣局ではこれを円形(えんぎょう)と呼んでいるそうでっせ。
(圧穿=あつせん後に 残ったシスル)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
圧穿(あつせん)で形抜きした残りカスを造幣局ではシスルと呼んでまぁ。
これを全て広島の支局に返送して再び溶解(ようかい)・圧延して
コイル状の材料に再生する仕組みが繰り返されているんだって。
金属の投入量から貨幣の出来上がった重量まで厳しいチェックがなされ
たとえ硬貨1枚でも不足となれば、総員で調査になるそうでっせ。
(造幣局工場内部 焼鈍炉=しょうどんろ)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
焼鈍炉(しょうどんろ)とはコイル状の金属を熱して加工が
やりやすいように、金属を柔かくする機械だそうですわ。
工場内はビデオなどの動画撮影は禁止でっけどデジカメなどの
静止画像はOKなんだって、ガラス越しでの撮影になりまっけど。
殆んどがオートメーションになっているんので見学者用に細部は
リアルタイムのモニター画面で観れるようになってるそうですわ。
(モニター画面から 硬貨に圧印及び検査する機械)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
表と裏を同時に圧印した後に、模様の検査をして不合格品が出れば
取り除いてから、最後は計数をカウントする工程になるんだって
現在の機械は優秀で殆んど不合格品はでないとの説明でしたわ。
ここまでが工場の1階部分を2階から見学した画像でっせ。
次は3階のフロアに移動することになりました。
(造幣局工場の 3階フロア)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
画像の手前を走るのは工場内で材料や完成品を運搬する自動搬送機でっせ。
こんな広いフロアなのに工員さんが殆んどみかけませんがな。
動いているのはロボットや自動搬送機ぐらいしか見えまへんでした。
(計数の検査 現在も手作業が大半)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
造幣局の工場の内部でここだけは人間が多く配置されているんだって。
機械で検査を合格した貨幣がここで人間の眼でもう一度最終のチェック
そして最終の日本銀行へ送る袋詰めの工程になるんだそうな。
この部署は人間の眼が重要で30分ごとに検査員の交代が必要で
しかも熟練した厳しい眼力が要求される重要な部署なんだそうでっせ。
(日本銀行へ送られる 貨幣袋と封印器具)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
完成した硬貨は各地の日本銀行へ送られて初めて日本のお金になりまぁ。
当然ながら造幣局の工場に出入りする工員全員には朝晩共に厳重な
金属探知機でのボディチェックが実施されているそうな。
貨幣を造る為の金型に興味を覚えて女性係員さんに質問しましたんや。
(造幣局の工場 貨幣を造る金型)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
貨幣の偽造を防止する為に外注には一切ださないのは当然ですわな。
なんでも担当者以外は入室すら出来ない金型を企画・製作する部署があり
当然ながら見学出来ないのは、当たり前だと納得しましたんや。
日本でも有数の金型を製造する技術者を揃えているとのことでしたわ。
どのメーカーさんでも金型の善し悪しが製品の善し悪しに繋がる
一番大事な部品だとは鉄ちゃん爺やも昔から良く存じてましたけど。
造幣局は貨幣ばかりじゃなく勲章や記念メダルに金属工芸品の製造
他にも貴金属の品質や品位の証明まで幅広い事業をしてまんねんで。
(新幹線開業50周年 100円記念硬貨)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
今週の4月22日に金融機関に並んで交換された方も居られるかな?
鉄ちゃん爺やも昔は記念硬貨などで良く並んだけど、現在は止めました。
もう10年も生きられるかどうか分からないのに今さらという感じ。
ここで工場内の見学は終了し、通路で繋がっている造幣博物館へ移動
(造幣博物館 ご来館記念のパネル)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
造幣博物館は2年前ぐらいに訪れてますので今回が二度目でした。
特に珍しいものを3~4枚だけ画像で紹介しておきまひょ。
(太閤秀吉が造った 天正菱大判・天正長大判)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
画像に向かって右側の天正菱大判は特に貴重な物で、日本全国を探しても
5~6枚しか現存していないと云われる国宝級の代物でっせ。
値段は~ とてもじゃないが付けられないが、数億円クラスはするとも。
次は名前だけは良く知られている慶長大判でっせ。
(慶長大判 1枚 時価3500万円前後)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
前回に訪れた際は普通のガラスのの陳列ケースに展示されていたはず。
今回は頑丈なガラスの柱に埋め込んで展示されてますがな。
なんでも金槌で叩いたらセンサーが稼働して警報機が鳴るんだって。
しかもこの日は館内を巡視する係員が多数配置されてましたで。
勲章や東京オリンピックのメタルなどは厳重に撮影禁止でしたわ。
前回に内緒で撮影した鉄ちゃん爺やのアルバムから貼り付けて置きまひょ。
(大勲位菊花大綬章 正章)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
日本では最高級の勲章で天皇陛下を始め成人男子皇族の方が正装の儀式に
着用されている勲章で、総理大臣経験者が没後に受賞されることが多い。
現在民間の日本人で生存者で受賞されてるのは中曽根元総理大臣のみ。
外国の元首には儀礼として授与されるケースがあるんだって。
天皇陛下はこの勲章と同じく大勲位菊花大綬章頸章も着用されますね。
(文化勲章)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
勲章類は殆んどが七宝焼きで地金は銀製が多いんだって。
この勲章の展示されているガラスケースに鉄ちゃん爺やが触れたので
係員の方が指紋が付いてないか横から覗いてましたよ 気分悪いね~
(東京オリンピック 入賞メダル)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
次の東京オリンピックでも、おそらく造幣局に入賞メダルの発注が
有るんでしょうが現在の処は申し込みはないとのことでした。
(明治時代の 50銭銀貨)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
珍しくはないけど1枚でも所有していたら数万円はするのかな?
国内では電子マネーの関係で硬貨の製造は減少する傾向にあるんだって。
それで外国の貨幣の注文なども増やしているとか。
なんでも偽造を防止する技術なんて世界一だとの評判でしたよ。
(造幣博物館 全景)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
明治時代の発電所だった建物を改造して博物館として一般公開。
造幣局内に残る明治時代の西洋風の貴重な建物なんだって。
土日と祝日は休館でおます、通り抜けの期間中も休館でっせ。
普段は正門でサインするだけで自由に見学ができますんや。
無料で貴重な貨幣や勲章や美術工芸品が観れるのは最高でっかな。
(明治の頃から咲いている 藤の花 & 藤棚)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
明治天皇が造幣局に行幸された際に生け花として部屋を飾った物を
挿し木で植えたら、こんな立派な藤の花に育ったんだって。
明治初期の行幸だから樹齢は100年を越えているんだね。
何度も八重桜の頃にこの前を通過していたんだけど
桜に眼がいってしまい、今回初めて気が付きましたんや。
(簪桜=かんざしさくら 八重桜の前で自分撮り)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
ご婦人の簪(かんざし)のように見えるので名前が付いたとか。
今年の造幣局の通り抜けは4月15日で終了しましたんで
殆んどの八重桜は散り始めて、満開はこの簪桜ぐらいでしたな。
本当は通り抜けが終了した次の日ぐらいに造幣局を訪れて
八重桜の写真を写してみるのが最高じゃおまへんかな。
通り抜けを一人占め~ なんちゃってね。
今回は修学旅行生の団体に初めて遭遇しましたんやけど
造幣局の工場や博物館の見学が増えても良いんじゃないかしら。
両方とも無料なので大阪見物の一つに推奨しておきまひょ。
本日はこれにて終了、ほんなら さいなら~♪
九州からお越しのブログ仲間さんと出かけましたんや。
造幣局の工場内の見学は無料でっけど二週間前までに
電話で予約した後に申込書を郵送かFAXしまんねで。
まずは造幣局の正門前でお互いに記念撮影でもしまひょ。
(造幣局の正門前で撮影)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
鉄ちゃん爺やは造幣局の通り抜けや造幣博物館には
何度も訪れてるので、その画像も含めて紹介しまっさ。
でも~ 造幣局の工場内部の見学は今回が初めてでしたんや。
(造幣局 大阪本館と車寄せ)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
造幣局は大阪を本局にして東京都豊島区と広島市佐伯区に
支局が二つあり、現在は独立行政法人となってまんねん。
大阪の造幣局が創業したのは明治4年(1871年)4月4日
数字の4が三つ並んでますんで覚えやすいでっしゃろ。
でも~ 何で東京じゃなくて? 大阪が本局なんでっしゃろ。
それは戊辰戦争の混乱が残る東京を避けたと云われてますんや。
大事な貨幣を造るには明治新政府が東京ではまだ自信がなかったとか。
大坂商人から軍資金を得る為に明治新政府が考え出したとの説。
それと江戸時代からの経済の大坂をやはり重視したとの説もおます。
まずは、スライド映写機で造幣局の概要からスタート。
(造幣局の工場見学 スライド映写機にて説明)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
私たちはAM10時からの見学に参加し人員は15名前後でしたかな。
午前中に 9時30分 10時00分 10時30分
午後から 13時00分 13時30分 14時30分
土日や祝日は工場がお休み、平日に限り毎日6回行われるようですわ。
造幣局では現在は1円~500円まで6種類の硬貨を製造してますんや。
硬貨には「日本国」と圧印されているので注文は財務省からなんだって。
紙幣は国立印刷局で製造され「日本銀行券」と印刷されてますんで
こちらは、日本銀行から注文が入るんだそうですわ。
(造幣局の 工場見学に向かう参加者)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
係の女性に意地悪な質問をしてみましたで、ご身分は?
国家公務員なんだって、財務省からの出向かな。
まずは構内を歩いて工場入口の展示品の説明から。
(造幣局 創業期の圧印機)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
明治の初期には日本ではこんな機械は作れないのでドイツやフランスから
輸入して明治新政府は近代的な貨幣を造ろうとしたようでんな。
蒸気機関で動かして手動で圧印したそうで1分間で60枚だったとか。
この展示品の横から造幣局の工場へ入ることになりましたで。
(貨幣の原材料となる コイル状の金属)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
現在は金属を溶解(ようかい)して圧延(あつえん)する工程までは
広島支局の工場で製造して大阪や東京の造幣局に搬入されるとのこと。
たとえば500円硬貨なら、下のような配合で合金にするんだって。
銅 72% 亜鉛 20% ニッケル 8%
出来上がった500円硬貨は ニッケル黄銅貨幣と呼ぶようでんな。
(造幣局工場内部 圧穿=あつせん)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
まずは~ コイル状の金属から貨幣の形に打ち抜く作業が最初になりまぁ。
造幣局ではこれを円形(えんぎょう)と呼んでいるそうでっせ。
(圧穿=あつせん後に 残ったシスル)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
圧穿(あつせん)で形抜きした残りカスを造幣局ではシスルと呼んでまぁ。
これを全て広島の支局に返送して再び溶解(ようかい)・圧延して
コイル状の材料に再生する仕組みが繰り返されているんだって。
金属の投入量から貨幣の出来上がった重量まで厳しいチェックがなされ
たとえ硬貨1枚でも不足となれば、総員で調査になるそうでっせ。
(造幣局工場内部 焼鈍炉=しょうどんろ)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
焼鈍炉(しょうどんろ)とはコイル状の金属を熱して加工が
やりやすいように、金属を柔かくする機械だそうですわ。
工場内はビデオなどの動画撮影は禁止でっけどデジカメなどの
静止画像はOKなんだって、ガラス越しでの撮影になりまっけど。
殆んどがオートメーションになっているんので見学者用に細部は
リアルタイムのモニター画面で観れるようになってるそうですわ。
(モニター画面から 硬貨に圧印及び検査する機械)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
表と裏を同時に圧印した後に、模様の検査をして不合格品が出れば
取り除いてから、最後は計数をカウントする工程になるんだって
現在の機械は優秀で殆んど不合格品はでないとの説明でしたわ。
ここまでが工場の1階部分を2階から見学した画像でっせ。
次は3階のフロアに移動することになりました。
(造幣局工場の 3階フロア)
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photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット
画像の手前を走るのは工場内で材料や完成品を運搬する自動搬送機でっせ。
こんな広いフロアなのに工員さんが殆んどみかけませんがな。
動いているのはロボットや自動搬送機ぐらいしか見えまへんでした。
(計数の検査 現在も手作業が大半)
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造幣局の工場の内部でここだけは人間が多く配置されているんだって。
機械で検査を合格した貨幣がここで人間の眼でもう一度最終のチェック
そして最終の日本銀行へ送る袋詰めの工程になるんだそうな。
この部署は人間の眼が重要で30分ごとに検査員の交代が必要で
しかも熟練した厳しい眼力が要求される重要な部署なんだそうでっせ。
(日本銀行へ送られる 貨幣袋と封印器具)
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完成した硬貨は各地の日本銀行へ送られて初めて日本のお金になりまぁ。
当然ながら造幣局の工場に出入りする工員全員には朝晩共に厳重な
金属探知機でのボディチェックが実施されているそうな。
貨幣を造る為の金型に興味を覚えて女性係員さんに質問しましたんや。
(造幣局の工場 貨幣を造る金型)
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貨幣の偽造を防止する為に外注には一切ださないのは当然ですわな。
なんでも担当者以外は入室すら出来ない金型を企画・製作する部署があり
当然ながら見学出来ないのは、当たり前だと納得しましたんや。
日本でも有数の金型を製造する技術者を揃えているとのことでしたわ。
どのメーカーさんでも金型の善し悪しが製品の善し悪しに繋がる
一番大事な部品だとは鉄ちゃん爺やも昔から良く存じてましたけど。
造幣局は貨幣ばかりじゃなく勲章や記念メダルに金属工芸品の製造
他にも貴金属の品質や品位の証明まで幅広い事業をしてまんねんで。
(新幹線開業50周年 100円記念硬貨)
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今週の4月22日に金融機関に並んで交換された方も居られるかな?
鉄ちゃん爺やも昔は記念硬貨などで良く並んだけど、現在は止めました。
もう10年も生きられるかどうか分からないのに今さらという感じ。
ここで工場内の見学は終了し、通路で繋がっている造幣博物館へ移動
(造幣博物館 ご来館記念のパネル)
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造幣博物館は2年前ぐらいに訪れてますので今回が二度目でした。
特に珍しいものを3~4枚だけ画像で紹介しておきまひょ。
(太閤秀吉が造った 天正菱大判・天正長大判)
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画像に向かって右側の天正菱大判は特に貴重な物で、日本全国を探しても
5~6枚しか現存していないと云われる国宝級の代物でっせ。
値段は~ とてもじゃないが付けられないが、数億円クラスはするとも。
次は名前だけは良く知られている慶長大判でっせ。
(慶長大判 1枚 時価3500万円前後)
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前回に訪れた際は普通のガラスのの陳列ケースに展示されていたはず。
今回は頑丈なガラスの柱に埋め込んで展示されてますがな。
なんでも金槌で叩いたらセンサーが稼働して警報機が鳴るんだって。
しかもこの日は館内を巡視する係員が多数配置されてましたで。
勲章や東京オリンピックのメタルなどは厳重に撮影禁止でしたわ。
前回に内緒で撮影した鉄ちゃん爺やのアルバムから貼り付けて置きまひょ。
(大勲位菊花大綬章 正章)
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日本では最高級の勲章で天皇陛下を始め成人男子皇族の方が正装の儀式に
着用されている勲章で、総理大臣経験者が没後に受賞されることが多い。
現在民間の日本人で生存者で受賞されてるのは中曽根元総理大臣のみ。
外国の元首には儀礼として授与されるケースがあるんだって。
天皇陛下はこの勲章と同じく大勲位菊花大綬章頸章も着用されますね。
(文化勲章)
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勲章類は殆んどが七宝焼きで地金は銀製が多いんだって。
この勲章の展示されているガラスケースに鉄ちゃん爺やが触れたので
係員の方が指紋が付いてないか横から覗いてましたよ 気分悪いね~
(東京オリンピック 入賞メダル)
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次の東京オリンピックでも、おそらく造幣局に入賞メダルの発注が
有るんでしょうが現在の処は申し込みはないとのことでした。
(明治時代の 50銭銀貨)
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珍しくはないけど1枚でも所有していたら数万円はするのかな?
国内では電子マネーの関係で硬貨の製造は減少する傾向にあるんだって。
それで外国の貨幣の注文なども増やしているとか。
なんでも偽造を防止する技術なんて世界一だとの評判でしたよ。
(造幣博物館 全景)
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明治時代の発電所だった建物を改造して博物館として一般公開。
造幣局内に残る明治時代の西洋風の貴重な建物なんだって。
土日と祝日は休館でおます、通り抜けの期間中も休館でっせ。
普段は正門でサインするだけで自由に見学ができますんや。
無料で貴重な貨幣や勲章や美術工芸品が観れるのは最高でっかな。
(明治の頃から咲いている 藤の花 & 藤棚)
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明治天皇が造幣局に行幸された際に生け花として部屋を飾った物を
挿し木で植えたら、こんな立派な藤の花に育ったんだって。
明治初期の行幸だから樹齢は100年を越えているんだね。
何度も八重桜の頃にこの前を通過していたんだけど
桜に眼がいってしまい、今回初めて気が付きましたんや。
(簪桜=かんざしさくら 八重桜の前で自分撮り)
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ご婦人の簪(かんざし)のように見えるので名前が付いたとか。
今年の造幣局の通り抜けは4月15日で終了しましたんで
殆んどの八重桜は散り始めて、満開はこの簪桜ぐらいでしたな。
本当は通り抜けが終了した次の日ぐらいに造幣局を訪れて
八重桜の写真を写してみるのが最高じゃおまへんかな。
通り抜けを一人占め~ なんちゃってね。
今回は修学旅行生の団体に初めて遭遇しましたんやけど
造幣局の工場や博物館の見学が増えても良いんじゃないかしら。
両方とも無料なので大阪見物の一つに推奨しておきまひょ。
本日はこれにて終了、ほんなら さいなら~♪