今回は大阪市営地下鉄・御堂筋線のお話でっせ。
日本初の公営地下鉄として1933年(昭和8年)5月に
梅田駅~心斎橋駅(3.1km)間で開業しましたんや。
現在は延伸されて江坂駅~中百舌鳥駅間(24.5km)
他府県の方は終点は千里中央駅じゃないの、と考えているかも。
江坂駅より終点の千里中央までは北大阪急行電鉄で
相互乗り入れをしているので勘違いするかもしれまへんな。
昔は御堂筋線が稼いで他の赤字路線を埋めていたとの話。
2011年度で大阪市営地下鉄は累積欠損金を一掃でっせ。
それでも御堂筋線が断トツで稼いでいるのは今も変わらず。
現在も大阪市に毎年数百億円の利益を送金する孝行息子ですわ。
民営化が囁かれてまっけど、来年以降の話題でっしゃろな。
(🚇地下鉄 淀屋橋駅 構内)
ドーム天井で作られた駅構内は殆どが開業当時のままでっせ。
当時の大阪人も自慢した素晴らしいシャンデリア付でっしゃろ。
しかも当時は1両で運行されていた大阪市営地下鉄だったのに
将来を考慮し10両が停まれる長さのホームで設計されましたんや。
そんな訳で、この区間はほとんど改良工事なしで現在まで使用中。
当時は「大大阪」の時代だったので、一足先に完成した
東京の丸ノ内線を上回る設備で作ろうとの意欲が見えまっしゃろ。
東京が、なんぼのもんや~ 大阪が日本一やで。
(開業時の 100系地下鉄 保存車両)
1945年(昭和20年)3月13日~14日の大阪大空襲でも
殆ど被害が出なかったので、心斎橋駅や本町駅に避難して
一命を取り遂げた大阪市民も多くいたと言われてまんねん。
東京より深く掘り下げて地下鉄を設計したのが正解だったんでしょう。
大空襲の翌日にも大阪の地下鉄は普段通り走っていたんでっせ。
もう一つ当時のままのドーム天井の心斎橋駅も紹介しておきまひょ。
(🚇地下鉄 心斎橋駅ホーム)
当時の状態を一番強く残しているのが、ここ心斎橋駅でっかな。
梅田駅と難波駅は改良工事が行われて大きく変わりましたけど。
大阪市営地下鉄の御堂筋線に2015年(平成27年)3月
始めて可動式のホーム柵が二か所の駅に完成しましたんや。
ホームドアを大阪市営地下鉄では正式名を「ホーム柵」と
名付けたようで、何だかダサイような気がしまへんやろか。
大阪らしいと言われれば、そうかも知れまへんな。
(地下鉄 天王寺駅の ホーム柵)
(地下鉄 心斎橋駅の ホーム柵)
実は大阪市営地下鉄では鶴見緑地線とか今里線などでホーム柵が
設置されているのに御堂筋線には何故か遅れてましたんや。
鉄ちゃん爺やがネットで色々と調べて見たらこんなことが判明。
東京都内で普及している可動式のホームドアにはTASCと呼ぶ
定位置停止装置やATOと呼ぶ自動列車運転装置が必要なんだって。
だから都内のJRや地下鉄などでは車両にも対応する機器が付いた
新型車両が投入されて一気にホームドアの設置が広がっているとか。
JR山手線でも殆どの駅が設置済みでしたかな。
(大阪市営地下鉄の ホーム柵)
処が、大阪市営地下鉄の御堂筋線には48編成(480両)の
車両に6編成(60両)しか設備が整っていないんだって。
他の42編成は乗務員がマニュアル手動で列車停止をさせて
ホーム柵を開閉させるべく神業的な操作をしているんだって。
何せラッシュ時は2分少々の間隔で列車が入ってきますんや。
駅員と連携して乗客の安全を確認して列車のドアを開け閉めし
それからホーム柵を開閉するのでギリギリの運行でつしゃろな。
大阪市営地下鉄ではTASCやATOを順次に増やしていく物の
御堂筋線には戦前の設計で難波駅などカーブしている構内や
車掌から列車全般を確認出来ない駅も有るのがネックなんだって。
転落防止の対策に機器が対応してないけど取りあえず
天王寺駅と心斎橋駅にだけでも設置しようとしたのかな?
確かに言われてみれば列車のドアとホーム柵が別々に動いてまぁ。
関東のホームドアはほぼ連動して同時に開閉するような感じ。
(地下鉄 御堂筋線 21系電車)
(地下鉄 御堂筋線 10系電車)
これらの車両は合わせて40編成(400両)が現在走ってまっけど
21系の3編成(30両)だけしかホーム柵の対応機器が付いてまへん。
30000系と言う新型車両を近畿車両で製造し毎年の入れ替えをし
合わせてホーム柵を設置していくということになりそうでんな。
鉄ちゃん爺やは、まだ30000系の新型電車にデジカメを
持ってる時にお目にかかってないので画像がおまへんのでご容赦の程。
(北大阪急行 8000系電車)
他に相互乗り入れしている北大阪急行の車両も別におますんや。
当然ながらこれらにも対応機器を設置する必要がおますな。
(地下鉄 梅田駅)
御堂筋線での転落事故はやはり梅田駅と難波駅が多いとか。
これらの駅は改良工事が終わってからホーム柵が設置なんでしょうな。
因みに御堂筋線の梅田駅~淀屋橋駅間がラッシュ時の混雑が
全国の地下鉄で日本一をここ10年間記録続行中なんだって。
(懐かしい 串カツ 松葉)
地下鉄梅田駅の南側改札を出た処に在った串カツ屋さん「松葉」
鉄ちゃん爺やが小学生時代から営業していた庶民の老舗の店でした。
大阪市が阪神百貨店の改修と合わせて立ち退きを求めて7年。
惜しまれながら今年の秋に閉店となりましたんや。
JR大阪駅東口への連絡通路に面していたので他府県の方でも
ご存じで、立ち飲みの元祖ともいえる串カツ屋さんでしたな。
一時はお互いが裁判に訴えるとの事で、もめにもめましたんや。
最後は「松葉」側が円満に立ち退くことで一件落着でしたけど。
立ち退きが決まり閉店約1ケ月前の行列が出来た頃の画像でっせ。
それでは、今年のブログはこれでお仕舞にさせて貰いまひょ。
皆さま方、いい新年をお迎えされますように~
日本初の公営地下鉄として1933年(昭和8年)5月に
梅田駅~心斎橋駅(3.1km)間で開業しましたんや。
現在は延伸されて江坂駅~中百舌鳥駅間(24.5km)
他府県の方は終点は千里中央駅じゃないの、と考えているかも。
江坂駅より終点の千里中央までは北大阪急行電鉄で
相互乗り入れをしているので勘違いするかもしれまへんな。
昔は御堂筋線が稼いで他の赤字路線を埋めていたとの話。
2011年度で大阪市営地下鉄は累積欠損金を一掃でっせ。
それでも御堂筋線が断トツで稼いでいるのは今も変わらず。
現在も大阪市に毎年数百億円の利益を送金する孝行息子ですわ。
民営化が囁かれてまっけど、来年以降の話題でっしゃろな。
(🚇地下鉄 淀屋橋駅 構内)
ドーム天井で作られた駅構内は殆どが開業当時のままでっせ。
当時の大阪人も自慢した素晴らしいシャンデリア付でっしゃろ。
しかも当時は1両で運行されていた大阪市営地下鉄だったのに
将来を考慮し10両が停まれる長さのホームで設計されましたんや。
そんな訳で、この区間はほとんど改良工事なしで現在まで使用中。
当時は「大大阪」の時代だったので、一足先に完成した
東京の丸ノ内線を上回る設備で作ろうとの意欲が見えまっしゃろ。
東京が、なんぼのもんや~ 大阪が日本一やで。
(開業時の 100系地下鉄 保存車両)
1945年(昭和20年)3月13日~14日の大阪大空襲でも
殆ど被害が出なかったので、心斎橋駅や本町駅に避難して
一命を取り遂げた大阪市民も多くいたと言われてまんねん。
東京より深く掘り下げて地下鉄を設計したのが正解だったんでしょう。
大空襲の翌日にも大阪の地下鉄は普段通り走っていたんでっせ。
もう一つ当時のままのドーム天井の心斎橋駅も紹介しておきまひょ。
(🚇地下鉄 心斎橋駅ホーム)
当時の状態を一番強く残しているのが、ここ心斎橋駅でっかな。
梅田駅と難波駅は改良工事が行われて大きく変わりましたけど。
大阪市営地下鉄の御堂筋線に2015年(平成27年)3月
始めて可動式のホーム柵が二か所の駅に完成しましたんや。
ホームドアを大阪市営地下鉄では正式名を「ホーム柵」と
名付けたようで、何だかダサイような気がしまへんやろか。
大阪らしいと言われれば、そうかも知れまへんな。
(地下鉄 天王寺駅の ホーム柵)
(地下鉄 心斎橋駅の ホーム柵)
実は大阪市営地下鉄では鶴見緑地線とか今里線などでホーム柵が
設置されているのに御堂筋線には何故か遅れてましたんや。
鉄ちゃん爺やがネットで色々と調べて見たらこんなことが判明。
東京都内で普及している可動式のホームドアにはTASCと呼ぶ
定位置停止装置やATOと呼ぶ自動列車運転装置が必要なんだって。
だから都内のJRや地下鉄などでは車両にも対応する機器が付いた
新型車両が投入されて一気にホームドアの設置が広がっているとか。
JR山手線でも殆どの駅が設置済みでしたかな。
(大阪市営地下鉄の ホーム柵)
処が、大阪市営地下鉄の御堂筋線には48編成(480両)の
車両に6編成(60両)しか設備が整っていないんだって。
他の42編成は乗務員がマニュアル手動で列車停止をさせて
ホーム柵を開閉させるべく神業的な操作をしているんだって。
何せラッシュ時は2分少々の間隔で列車が入ってきますんや。
駅員と連携して乗客の安全を確認して列車のドアを開け閉めし
それからホーム柵を開閉するのでギリギリの運行でつしゃろな。
大阪市営地下鉄ではTASCやATOを順次に増やしていく物の
御堂筋線には戦前の設計で難波駅などカーブしている構内や
車掌から列車全般を確認出来ない駅も有るのがネックなんだって。
転落防止の対策に機器が対応してないけど取りあえず
天王寺駅と心斎橋駅にだけでも設置しようとしたのかな?
確かに言われてみれば列車のドアとホーム柵が別々に動いてまぁ。
関東のホームドアはほぼ連動して同時に開閉するような感じ。
(地下鉄 御堂筋線 21系電車)
(地下鉄 御堂筋線 10系電車)
これらの車両は合わせて40編成(400両)が現在走ってまっけど
21系の3編成(30両)だけしかホーム柵の対応機器が付いてまへん。
30000系と言う新型車両を近畿車両で製造し毎年の入れ替えをし
合わせてホーム柵を設置していくということになりそうでんな。
鉄ちゃん爺やは、まだ30000系の新型電車にデジカメを
持ってる時にお目にかかってないので画像がおまへんのでご容赦の程。
(北大阪急行 8000系電車)
他に相互乗り入れしている北大阪急行の車両も別におますんや。
当然ながらこれらにも対応機器を設置する必要がおますな。
(地下鉄 梅田駅)
御堂筋線での転落事故はやはり梅田駅と難波駅が多いとか。
これらの駅は改良工事が終わってからホーム柵が設置なんでしょうな。
因みに御堂筋線の梅田駅~淀屋橋駅間がラッシュ時の混雑が
全国の地下鉄で日本一をここ10年間記録続行中なんだって。
(懐かしい 串カツ 松葉)
地下鉄梅田駅の南側改札を出た処に在った串カツ屋さん「松葉」
鉄ちゃん爺やが小学生時代から営業していた庶民の老舗の店でした。
大阪市が阪神百貨店の改修と合わせて立ち退きを求めて7年。
惜しまれながら今年の秋に閉店となりましたんや。
JR大阪駅東口への連絡通路に面していたので他府県の方でも
ご存じで、立ち飲みの元祖ともいえる串カツ屋さんでしたな。
一時はお互いが裁判に訴えるとの事で、もめにもめましたんや。
最後は「松葉」側が円満に立ち退くことで一件落着でしたけど。
立ち退きが決まり閉店約1ケ月前の行列が出来た頃の画像でっせ。
それでは、今年のブログはこれでお仕舞にさせて貰いまひょ。
皆さま方、いい新年をお迎えされますように~