「エニマクリン」を前日の朝・昼・晩 三食食べて検査に備える。
美味しいものでもなく、化学薬品いう感じがする代物だった。
10月17日(月)
10月17日の朝一番に娘の車に乗せれれて病院へ内の奥さんと向かう。
時節柄まずはPCR検査、続いて心電図と大腸のエコー検査ときて入院手続が完了。
午後から、いよいよ大腸CTの造影剤TV撮影である。
これが今回の入院中で最も苦しくて、二度目はご免の検査だった。
逆さにしたり、一回転させたり、うつむけたりと、したい放題。
終了して、ここで食パン2枚とマーガリン遅めの昼食がでたかな。
食パン2枚を食べたのに、すぐに下剤を飲まされるのでちぐはぐ。
10月18日(火)
夜明けにトイレの便器に座り込み猛烈な下痢だが、午前中に胃カメラ。
大腸の手術なのに内視鏡で胃の検査だとか、しかも胃に異常があれば
大腸の手術は後回しになるんだそうで、胃の方が優先なのかしら?
胃の内視鏡は昔に数回だが経験が有るのでスムースに終わった感じ。
昼食と夕食は 病院の普通食で、明日に備えてシャワーとなる。
夕食が終わったら又もや下剤で、何故かチグハグな動き。
この日の午後6時から一切の水分が禁止とされますんや。
10月19日(水)
午後13時の手術なので昨夜から下剤で胃や大腸は空っぽに。
水分を止められると、余計にのどが渇くのは不思議である。
朝から点滴も始まり、いよいよ~ 俎板の鯉となるわけだ。
麻酔医が遅れて午後13時10分ぐらいに病室をでたはず。
主治医の始めますの声と、麻酔医の全身麻酔を施します。
それきり~ 記憶が薄れて眠ってしまったようである。
手術室を出たのは午後の18時を随分と回っていたとの話。
手術室を出て入り口で内の奥さんと娘に、お父さん!お父さん!
声を掛けられたのは覚えているが、又もや眠ってしまった。
肛門の手前5cmぐらいから切り落としたとの話。
10月20日(木)
次に目が覚めたのは翌日の午前9時を回っていたようだ。
そんなに痛みを感じないので看護師さんに聞いてみたら
背中から麻酔が入っているそうで彼女らは「麻薬」と
呼んで夜も昼も時間を決めて2~3人で点検に来る劇物。
お腹からドレーンと呼ばれる管が右側の寝台の下に。
血と膿がドレーンで体外へ排出される仕組みになっている。
小便の管が左の下へ振り分けられ、常に計量されている。
点滴は24時間休みなく取り換えられて忙しそうである。
10月21日(金)
背中から入れられている麻酔が2サイクルまでしか使えない
次は鎮痛剤しか使えないとやらで、夕方まで我慢したがついに
我慢できなくて鎮痛剤を要望し4回ぐらい使ったような記憶。
この日まで水分補給は許可がでず、のどの渇きは最高となる。
主治医から理化学検査で癌はリンパに転移していないとの事。
手術も成功したので「結腸癌ステージ2」と告げてくれた。
10月22日(土)
この日から待望の水分補給の許可が出るが、食事はまだNG。
麦茶をグラスに半分ぐらい入れて飲んだがこれは美味しかった。
腹部に痛みを覚えてこの日まで鎮痛剤を使用することに成る。
手術日から38度~39度の熱が続いているのが心配ではある。
10月23日(日)
朝食に初めて牛乳と食器に重湯が1杯出てきた、歩行はまだ無理?
昼食は何も出ずに、午後の血糖値なんと241、生まれて初めて
インシュリンを打たれる、想像したより痛くないもんなんだね。
1時間後には血糖値が105まで下がった即効性が有るんだ。
夕食も重湯1杯 主治医が病室へ来るが特別に変わったことはナシ。
10月24日(月)
朝食はロールパンと牛乳 昼食は2割おかゆが出る。
午後から病室の前が騒がしい、私の側が病室入口なので声が
グレーゾーンを置いて3日間全てを密封して処置とかの声
病室へ入れた物は密封して4日目以降に処分をするように。
午後から3人を他の病室へ転移されることになった。
6人部屋から3人の新型コロナ患者が発生したことに。
夕食からコンビニみたいな容器に2割おかゆとおかずが。
午後から物々しい防護服に変わり緊張していく様子が。
この日もインシュリンを1度打たれる。
10月25日(火)
朝食は3割おかゆだが、コンビニの弁当みたいな恰好。
主治医が午前中にPCR検査やはり恐れていた 陽性!
午後の外来が済んでからCTの診断をやって
2階にコロナ病棟を設営して203号室へ今度は患者2名
結局は6人とも全滅したことになり、新型コロナ恐るべし!
やはりのどの痛みと39度を超える熱もやってきた。
この日も同じくインシュリンを1度打たれる。
10月26日(水)
朝食は5割おかゆとなったが、のどの痛みが止まらない
体温も39度ぐらいまで上がる、主治医から新薬の説明が。
ラゲブリオ・カプセル 朝と晩に4錠 5日間服用する。
9月に認可されたアメリカ・メルク社製 抗ウイルス薬
退院してからPCで検索したら 1錠=2357.8円
1日8錠=18,862.4円 5日分=94,312円
勿論、現在は2類なので全額を国が負担してくれるんだって。
10月27日(木)
朝食は食パンと牛乳 昼食と夕食は5割おかゆ
看護師さんの話、鉄ちゃん爺やは80歳を超えている
重症者でないが新薬を投与して貰えて、入院していて
恵まれていたと言える、しかもコロナに感染してから
退院するまでは病院代や薬代も無料なんだとか。
確かに喜べないけど、そんな見方もできるのかな?
10月28日(金)
抗ウイルス薬を飲みだして3日目の夕方のどの痛みが
軽くなり熱も38度前後まで下がってきた感じ。
この日は主治医によるドレーンの撤去が行われる。
同室の患者と看護師の間で新型コロナに感染した事で
口論に、何で6人共に病院に居ながら感染したのか?
見えるウイルスじゃないので責任など負えないじゃない。
誰も防護服なんかして新型コロナ患者を触りたくもない。
そうだよね~ 私ならコロナ患者の下の世話などとても
出来ないし、現に見ていて頭が下がる思いがするからね。
10月29日(土)
ラゲブリオ・カプセルを投与される際に咳止めも同じく
5日分貰ってこちらは、効き目が有って咳は止まった。
ラゲブリオ・カプセルは大きいので4粒いっぺんに
飲むのは少し苦しいかもしれないが治すには仕方がない。
ラゲブリオ・カプセルの影響か食欲が無くなってきた。
看護師さが、せめて半分食べてくださいねと。
食欲が無いのと味がまずいので至難の業かもしれない。
10月30日(日)
朝食は食パンと牛乳 昼食と夕食は5割おかゆ
この日は新型コロナの抗ウイルス薬を飲み始めて5日目
新型コロナの症状はほとんど治まったような感じがする。
この病院は羽曳野市で新型コロナの集中治療病院に指定。
だから自宅に居たらこんなにスムースに新薬を貰えないし
いくら後期高齢者でも入院などさせて貰えなかったかも。
10月31日(月)
汚い話ですが、早朝から有形便となり大腸癌の傷跡の回復が
進んでいることが知らされ、今週末の退院をほのめかされる。
新型コロナに感染すると、この病院では10日間隔離されて
翌日に退院をさされるとか聞いたような気がする。
確かに新型コロナの患者なら国か地方自治体が支払いだよね。
11月1日(火)
この日は大腸癌の抜糸でホツチキスの針を抜くような感じ。
小便の管も抜かれて歩行器で夕方にトイレへ行ってみる。
少しだけ足に違和感を覚えるが歩けないことは無かった。
朝食は食パンに牛乳 昼食と夕食は5割おかゆと、おかず
11月2日(水)
この日も大腸癌の抜糸だが2日に分けたのは意味不明だが。
歩行器でトイレへ4~5回行くが、これも運動のために。
本来ならばリハビリに入る段階なんだが、こちらは
新型コロナ患者なので他の患者と同室が出来ない状態に。
11月4日(金)
退院前のCT検査が11月3日が祭日のために4日に
規定ではまだ新型コロナ患者だから外来が終わった
午後の5時半にストレッチャーで密かに実施。
11月5日(土)
朝食は食パンと牛乳に一品のおかず やはりコンビニ風
考えたら陰性の検査はしなかったけど採血で済ませた?
10時に娘と内の奥さんがお迎えに病院へとなる。
11月6日(月) ~ 11月13日(日)
退院して3日~4日は凄く体調が良かったのに
11月9日ぐらいから38.5度の高熱と下痢
病院に電話したら救急車で来る様にとアドバイス。
11月14日(月)
昼前に救急車を呼んで、再び病院へ向かう。
体温は38度ぐらいで下痢が止まらないまま。
外来が終わるまでストレッチャーに乗せられたまま
放置されて夕方の18時に6階 605号室に収容。
11月15日(火) ~ 11月19日(土)
考えたら今回は入院することもなかったのかもしれない。
こちらが新型コロナの後遺症かもと? 主治医も同じか。
経過を見ようと一週間ほど入院させたのかもしれない。
朝食は食パンと牛乳 昼食と夕食は5割おかゆにおかず
変わったのはコンビニ風から病院の食器になっただけ。
11月19日(土) (2回目の退院)
2回目の退院して体重を測ったら53㎏ 手術前64㎏
10㎏も減ると言うのは、少し減りすぎかも。
便意を催すが結局は出なかったの繰り返しになる。
結腸をほとんど全て切り取ったので大便が貯められない。
すつきりしたという事がまだ退院後に一度も無い。
オシメをしながらの生活が後4か月ぐらいかかるかも?
現在もお尻の回りがヘルペスでPCの前に痛くて長く座れず
恥ずかしながらオシメをしながらで、立ったリ座ったり。
食べる物は何でもOKなのが、せめての喜びに成っています。
本日からブログ復活しますが、ゆるりとまいる所存です。