原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

前回の大阪WSで起こったこと。(その2)

2014-05-14 | 首都圏以外でのワークショップ
先の投稿に引き続き、
2013年秋に行った大阪WSでの
オットー高岡さんの体験記です。

こちらは二日目の前半から、後半入口までのこと。

肩にチカラの入っていない、そのままの感じの文体がなんだか、いい。

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二日目 午前 レッスン2。
前日にしっかりゆるんでいたので、はじめのシェアを聞いているときすでに、気分は、しいんとしていました。
とても静かな感じで、からだもとても楽にしています。
少し右肩と右首に堅い感じがあって、それも、わずかに残っている感じでした。

レッスン2は、やはりストレッチが中心になります。
前日のワークの影響の出方は人それそれなので、
ひとりひとりの状態を聞くシェアが、やはり重要なんだろうと思います。
話ながら原さんが当日の2回のレッスンのメニューのイメージを固めています。
いろんな話の中で、今日は新月だから、何かが変わって新しく始まるタイミングですね。ということばが印象に残りました。
ストレッチが始まったときにはすでに手が温かかったので、ほとんど何も感じないような気分でした。
自分がほぼ、からっぽになっているのです。何かを考えると言うこともありません。

次のセッションでは、ふたり組になって、ミラーのセッションでした。
ひとりが主導して動き、もうひとりが鏡になって動きをトレースしていきます。
最初は僕が動いて、相手のこの日初めて会った男性がトレースでした。自分が後ろを向くと相手も向こうを向くことになり、
こちらが見えなくなってしまうので、そうならないようにだけ気をつけて、あとは気分にまかせて動きました。
からだがとてもスムーズに動きます。リラックスした状態のからだはとてもなめらかなのです。
交代して僕がトレースする側になりましたが、なかなか相手とシンクロしません。
いままでの経験上、呼吸が合っていると、相手の動きが少し前もってわかる感じになるのですが、
自分の感じる動きと動きの感性が違っている感じでした。ついて行くという流れでしたが、あせりや不快感は感じませんでした。
軽く笑いが出てくる気分です。

午前最後のセッションは、これもふたり組でふたりの間に、イメージ上のエネルギーの固まりを作って遊ぶというものです。
僕は、前に感じたほどではないけれど、手からエネルギーのようなものが少し出ている状態だったので、
手を近づければ、相手の手との間に、温度か圧力の様なものを感じられるはずだと思っていました。
一度、経験のあるセッションだったので自分の中に予断があったのかも知れません。
ところが、最初、うまくシンクロしませんでした。ふたりの間にあるエネルギーの形状のイメージが合わないのです。
僕はかなり弾力のある明るい黄色のイメージだったのですが、相手の人はとろとろのスライムの様なイメージでした。
手と手の向きが向かい合わず、エネルギーが固まりにならないで流されていく感じでした。
僕は、自分のイメージを受け取って貰いたい気持ちが強くなって、すこし歯がゆいというか、焦りのような感情を持ちました。
少しずつ言葉を出して、相手とのコンセンサスを図りながら、自分がイメージを誘導してしまっていたのかも知れません。
固まりを上に持ち上げて、頭上で大きくしようとし始めたあたりから、息が合ってきました。
これも、相手の方が会わせてくれた結果かも知れないと思います。
とにかくふたりがかりで、エネルギーの固まりを大きく大きくふくらませて、部屋の天井一杯に大きくなり、
上からおりてきて、ふたりでどっぷりつかるイメージにたどりつきました。

このセッションが終わったとき、別の女性の組が、向かい合って固まっていました。
何か、引き合うエネルギーが気持ちよくて、離れられない雰囲気です。
原さんが、ふたりの間に磁場があるから手を入れてみてと言いました。
僕は、最初左手を入れましたが、温度は感じるけれど強い磁場のようなものは感じなかったのですが、
右手が一瞬ピリッとした気がしたので、こっちかな、と思って右手をそおっと入れてみると、パチッと電気が走りました。
あまりにもはっきり感じたので反射的に手を引っ込めてしまいました。
前日からひきつづき、楽でぼんやりした気分で、少しおかしみというか、浮き浮きした感じで、午前のセッションを終えました。

昼食は組になった男性とコンビニまで買い物に行き、
ベランダのベンチでおにぎりを食べ、それから一人になってゆっくりたばこを吸って戻りました。

二日目 午後 レッスン3
部屋に戻ってくると、参加者のほとんどが、床に寝っ転がって、力が抜けていました。
ほとんど寝ている人もあって、僕もちょっと寝ようかな、くらいに思って寝っ転がりました。
ぼおっとして、あんまり何も考えられない状態ですが、とても楽な感じで、
軽くこみ上げてこようとする笑いみたいなものがおなかの中にありました。

音楽に合わせて歩くワークから午後のセッションが始まりました。
ビートのしっかりした音楽に合わせて自分の気分のままに部屋中を歩き回ります。
僕は、もう踊っていました。身体が自由なので、それがどんな風に見えているかはわかりませんが、とても大きく動くことが出来ます。
その大きさは、自分の実際の大きさというよりもイメージ的に2~3倍に大きくなった身体でした。
ときどき息が切れそうになるとゆっくり歩きました。
一人一人がすきかってに踊っていました。周りの様子が見えているような誰もいないような感覚でした。
午前までのセッションは他者との関係性の中で作っていくセッションでしたが、
午後からは、全体の中での個に帰って行くようでした。
次に、ぶつかり稽古のようなワーク。ランダムに歩きながら誰かと出会うと気持ちよくぶつかってみるワークです。
僕は、ふにゃふにゃになって歩きました。足付きのクラゲのような身体です。一人でも多くぶつかってやろうとそればかりを思っていました。
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