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大学教授キョトンCブログ!!
不思議な突っ込み。
ある依頼論文の話。
初校のPDFが届いた。
私としては珍しく、図も表も一切ない。
文章だけで、6ページ。
短いのであっという間に読める。
私の役回りは、<サブ>なので、メインよりは目立っては
いけない。
それぐらいの空気は読める。
しかし、初校を見て、もうちょっとボリューミーであっても
よかったなあと思う。
表に出来るデータは数種類、揃っているのだから。
後悔先に立たず。
さて、初校には、色々と注文が書かれていた。
漢字の変換ミスの指摘が一つ。
こういうのはありがたい。
不思議だったのは、ある著名な社会学者が1991年に
書いた論文の件。
引用注をつけた箇所に、マーキングしてあり、
本当に、その著名な社会学者が書いたものか?
との突っ込み。
そして、その教授が執筆分担した章のタイトルを明記して
ほしいと。
私も匿名の投稿論文を査読することは38歳から数多く
やってきたが、
引用注を疑ったことは一度もない。
ただしナンバリングを間違えているケースがたまにあるので
、その時には突っ込んでいる。
で、身の潔白を証明するために、引用に使った<その本>を
捜索するために、久しぶりに(外出を自粛していたので数日振りに)
研究室に向かった。
つい1か月か2か月前に、参照した本だからすぐに見つかる
はずである。
で
も、
本の整理が極度に悪いために、極度に下手なため、
<発見できず>
証拠物件なので、現物を見つけなければならない。
しょうがないので、インターネットで注文。
1991年の本なのに、存在した。日曜日に自宅に届く。
ほっと安心して、初校を見直してみた。
な
ん
と
その教授が執筆分担した章のタイトルを私は初校の本文中に
明記していた。
なのに、
<本当に、その著名な社会学者が書いたものか?との突っ込み。
<そして、その教授が執筆分担した章のタイトルを明記してほしいと。
マカ不思議な突っ込みと
マカ不思議な私の対応。
今後は、うろたえるのではなく
落ち着いて冷静に対処したいと思った。