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急に弱気になったスウェーデン

アンデシュ・テグネル(Anders Tegnell)氏。

スウェーデン公衆衛生局のコロナ対策司令塔だ。

 

強気だったテグネル氏が、<改善の余地があった>と弱気のコメン

ト。

 

経済をだめにしないために、都市封鎖を行わなかったスウェーデン。

経済を犠牲にしても、命を大事にし、都市封鎖を行ったノルウェー

デンマーク。

 

スウェーデンと言えば、集団免疫の獲得。

これを目標にしてきたと日本のマスコミは報じてきたが、公衆

衛生局は目標にしていないと反論。

 

先月末に、ストックホルムでマクロな免疫調査をした結果が報告

された。調査はまだ継続中だが、得られた結果は <7.3%>

 

この結果を受けて、司令塔のテグネル氏は、<余地ある宣言>

をしたので、結果的に目標にしていたのではないか。

 

そもそも、目標にしていたかどうかは別にして、<集団免疫>

という戦略は非現実的だ。常識的に考えて最低60%ぐらいが

感染し免疫ができないと。

 

7.3%を得るために、スウェーデンでは4,500人が亡く

なっている。

犠牲者の多くが介護施設の高齢者や外国人であると言われて

いるが、もしそうであるならば、<感染の社会化>をめざす

今のやり方は、間違っている。

市中には感染者が少ないのだから。

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