朝早く、美杉の淡墨桜を見に行こうと、出かけていきました。
そして、サクラだけではなく、サクラと電車のコラボを撮ろうと考えました。
サクラは高台にあるので、見下ろすか、見上げるかです。見下ろすと、電車が小さくなるので、ここはサクラを添え物にして、電車がサクラのある山里を走る景色を撮ろうとしました。
電車は来ました。わかります。静かにカーブを曲がってきました。あとは、サクラの前に来た時にシャッターを押せばいいのです。
私のカメラは、1万円のデジカメなので、連写がききません。これだというところでガッシャンと押さなくてはならない。
そして、押したと思いました。イメージでは、桜の手前で撮れたはずでした。
結果はこれで、遅すぎたようです。でも、もう少し早く押せたとしても、イマイチの構図だったのかもしれない。残念だなあ。いいこと考えたと思ったんですけど、世の中そんなに甘くないですね。
仕方がないので、サクラさんのとこまで行きました。お客さんたちがあれこれ写真を撮っています。思わず撮らなきゃいけなくなるような、そんな写真向きの、山里のサクラです。
あとしばらくしたら、散ってしまうでしょう。今だけしか見られない、かわいらしくも静かでキレイな、それはもう、あまり自己主張はしないのだけれど、静かにみんなをひきつける、魅力的なサクラさんです。
たまたま飛行機雲がいくつも出ていて、空とのコントラストもばっちりでした。
私は、また今年も、サクラに浮かれていますね。実家の母もどこかへ連れてってあげなきゃいけないな。夕方電話したら、ひざが悪くて、近所の散歩には行くけど、他にはどこにも行けないと嘆いていました。
そうです。母もどこかへ連れてってあげなくちゃ!
私だけが遊んでてもいけないんだ。奥さんもどこかへ連れ出さねばならないし、自分一人でつまらない旅もしなくちゃいけないし、18きっぷも買わないといけないです。
明日から、考えてみます。
……茶畑のみどりとサクラのコントラスト、のつもりが、光が足りなかったのかな。
……三年前の方が、桜の花が引き立ってますね。どうしてかなあ。