甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

青森空想旅行

2024年12月23日 20時55分03秒 | きたぐにへの旅

 本当は、空想ではなくて、ちゃんと青森に行くはずだったのです。でも、どういうわけか、ズルズルと行かなくなってしまいました。

 どうして行かなかったのか? ほんの少しの違いだったと思うのですけど、もう一つ気持ちが盛り上がりませんでした。ザンネンでした。奥さんにサンパツしてもらったら、スキッと青森に行けたでしょうか?

 わからないですね。まあ、来年の夏には絶対にクルマで行くだろうし、その時の楽しみに取っておくべきか、どうなのかな。



 先週末、朝起きたら、奥さんに「大阪に行こう」と提案されて、よく考えないうちに行くことになって、彼女は用事を済ませたらそのまま家に帰り、私ひとりだけ大阪に残されて、3日間母と過ごすことになりました。それはまあよかったのですけど、たまたまその日にクルマの車検の予約をしていたのを忘れていて、手帳にも何も書いてありませんでした。ディーラーさんも、あまりに昔に予約をさせるから、私は忘れてしまっていました。

 大阪からディーラーさんに電話して、昨日やっと車検をしたんですけど、それまでの1週間は借り物の1週間で、自分の時間ではありませんでした。絶対にちゃんとディーラーさんに行かなきゃ、と思うと、何も手につかなかったというべきでしょうか。そんなの関係なしで、自分のやりたいことを決められたらいいのだけれど、私にはできない相談でした。


 私が青森に行かなきゃと思うのは、青森県立美術館が目的でした。朝早く出て、向こうに14時過ぎに到着の予定でした。

 新幹線の新青森から14時ちょうどのバスに乗り、14時半には県立美術館に到着します。ここは青森出身のアーチストさんたちの作品を収蔵していて、版画の棟方志功さん、現代アーチストの奈良美智(よしとも)さん、特撮等のデザインで活躍された成田亨さんなどのコレクションを見に行きたかったんです。

 美智さんの巨大な青森犬という屋外オブジェに雪が降り積もって、何とも言えない雰囲気になってるのを、震えながら見上げたかったのです。今まではその足元まで行けなかったのが、地下道が作られて、すぐ下まで行けたみたいでした。夕方だけど、まあ、ギリギリセーフで写真は撮れたでしょうね。



 さて、その後は、ふたたび新青森に出て、そこから弘前に移動して泊まります。できれば、弘前城の近くのホテルにして、雪とお城のライトアップ(やってるかなあ?)を見るのです。

 2日目は、悩みどころだったのですが、3日間連続でしか使えない18キップで秋田まで出ます。これが意外と時間がかかるし、扉が開くたびに震えたり、そとの雪景色に感動してたりしたでしょう。できれば、雪をかぶった岩木山を見上げられたらいいんだけど、見られないという可能性もありましたね。

 秋田の駅を降りて、お城と県立美術館を見学して、そこから山形の酒田まで移動します。酒田は、駅の近くにホテルがなくて、少し離れたところにお宿を見つけるしかありません。この前は、山居倉庫のすぐ前に泊まりましたっけ。



 駅から少し離れていますね。寒い中、歩いて行ったかな。タクシーには乗らないですよね。

 いや、鶴岡に泊まった方がいいのかもしれませんでした。このあたりも計画が不安定なところでした。決まっていなかった。


 旅の3日目、酒田から普通を乗り継いで新潟まで出ます。でも、あまりに電車がないので、ここでかなり苦労したはずです。特急に乗れば、新潟に出られるのに、普通では簡単には出られなくなっている。

 9:36酒田発で、新潟の村上に11:38到着。次は12:23発で、新潟13:40着です。できれば、長野までJRで行きたいけど、簡単には行けません。直江津まで出るか、どうするか、と悩むところでしょう。スマホなら新幹線で行け、というでしょうけど、そうじゃないのです。

 新潟14:07発は長岡15:22。1時間以上かかってやっと長岡。長岡15:44発で直江津17:11着。ええ? まっくらなのに、直江津だなんて、どうしたらいいんだろう。ここに泊まる? いや、だったら上越市の古い映画館に行ってみるというのはどうだろう。そこでお泊りにする。うん、そういうことにしょう。
上越市の何ていう映画館だったかな? 世界館? 地球座? なんていうとこだったかな? そもそもこんな夕方映画をやってるの? 調べてないなあ。


 4日目、18キップで家まで帰れるのか、微妙なところです。途中で、特急に乗って、名古屋まで出なくちゃいけないかもしれない。

 かくして、長野・松本・塩尻経由で、名古屋に出ます。途中で、塩尻から特急に乗るか、長野から塩尻まで特急に乗るか、あれこれ悩んだでしょうね。そして、4日目の夜遅くに帰宅します。あれ、お土産も何もなくて、電車ばかり乗ってましたね。とんでもない旅だ。でも、本を読んで、わざわざ旅用に吉村昭さんの本を買ったとこでした。本は読めた。家へのお土産はない。ああ、申し訳ない。そんな旅になってしまった。

 というのが、私の空想青森旅行でした。青森県立美術館でおもしろいお土産を買うべきでしたね。

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