昨日もおとといも、おでんの夕ごはんでした。二日目だからダイコンもおいしかった。練りものもおいしくいただきました。どうしてこう練りものが好きなんだろうな。小さい時から食べ慣れてたんでしょうか。カマボコも好きでしたね。近ごろはおいしいカマボコがなくなって、みんな均質で無味乾燥なお味です。
昨日だけじゃがいも入りましたね。これまたおいしかった。このおいしさは何ていうんだろう。お酒を飲んだから、何だっておいしいというんじゃなかった。昨日は日曜ですから、お酒も飲みませんでした。ですから、食べ物を純粋に味わいました。染みわたる味というんだろうか。練りに練られた味というんだろうか。奥さまの愛情というんだろうか。でも、二日間ともゆでたまごは食べませんでした。とっておきというのか、最後の切り札というのか、今日くらいに食べましょう。楽しいね!
さて、金沢の夜のゴハンはおでんでした。特別なものはバイ貝、くるま麩などでしょうか。お味は、友人が言うには、「お店によって味の濃いうすいがあって、ここのお店はそんなに濃くはない程よい味つけです」ということでした。
まさにその通り、特別な仕掛けがあるのだと思うのですが、それが何だとはわからないけど、昆布とか、かつお節とか、海鮮とか、何かのベースがあるのだと思うのですが、それが何かわからないまま、追求もしないままお酒飲んで酔っぱらってしまった。酔ってしまったら、ただ食べるだけですもんね。大抵はおいしいから口に入れるんだけど、どんなにおいしいか、どう違うのかとか、そんなことはどうでもよくなってしまいます。ダメなんだなあ。
かくして私の「金沢おでん」体験はビジュアルにはビックリしたけれど、おいしいと思って食べたけれど、どんな味? もう一度食べたかった? と質問されてもわからなくなってしまう。おいしかったけれど、どんな味だったのか、せっかく友人がお店を選んで、予約もしてくれたというのに、記憶にないんだもんなあ。ああ、悲しい私の毎日です。こんな不確かな日々を送っているのか……。