甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

あきらめの雲に

2022年06月23日 22時30分28秒 | 空を見上げて

 今朝は何だか霧っぽかったんです。天気予報は晴れというし、暑さもそれなりにあるということでしたが、伊勢湾の方から霧が来ている感じでした。三重県北部はそうでもなくて、中部と南部がそうだったようです。何となく靄がかっていました。気持ちがそうなのか、お天気がそうだったのか、わからないくらいにモヤモヤしていました。

 まさか、一日くもりというんではなくて、晴れてきたり、暑くなったりするのかなと思っていたら、それほど晴れたわけではないけど、湿気はひどいものでした。家に帰ってきたら、体が汗のベールを身につけていて、これをはがさないと元の自分に戻れない気がしました。

 お風呂に入ったら、少しはましになりましたが、相変わらずのくもりのようです。薄暗い夜の空には星は見えません。もう、何日くらいお月さまを見ていないことか……。知らない間にお月さんはいなくなるかもしれません。何だか残念な六月のお月さまでしたね。ちゃんと出会わなかった。


 今のクルマは2011年型です。東北大震災の時の生まれです。もう11歳になるんでしようか。前のクルマは15年でダウンしてしまったから、今のクルマもあと何年も乗るという訳には行かないんですね。そういう風に作ってある。もっと乗りたくても部品はなくなってしまって、買い替えないとニッチモサッチモになるはずです。

 いや、前のクルマは35万キロ走ったんだから、走り過ぎたのかもしれませんね。よく頑張りました。次のクルマになったら、何だか人生最後のクルマになってしまいそうで、持ち主はいないのにクルマだけが残ってしまうとか、そんなこともあり得るから、できるだけクルマは買いたくないんです。

 そう、今のクルマが20年から30年走ってくれたら、それでいいんだけど、そんなに世の中甘くはないですね。必ずくたびれて来るし、部品も足りないし、そろそろ買い替え時とか言われちゃいますね。クルマ選びが楽しめないなんて、私って貧乏性です。


 私は、必需品だし、地方生活者なんだから、クルマがなくてはやっていけない。昔は、「高級車に乗ってみたい」という淡い希望を持ったこともありました。

 でも、そんなのは現実が簡単に押しつぶしてくれて、現実的な選択をしつつ今に至っています。いかにも私らしい、そんなに主張のないクルマに落ち着いています。

 あれ、私でさえクルマへのささやかな憧れを持ったことがありましたけど、今の人は、クルマって、生活のための道具であり、いかに出費を少なくして、当たり障りのないものに乗れたらいい、またはいっそのことクルマは必要ない、というところまで行ってしまう若者たちがいるような気がします。

 彼らは、クルマは必要ない。家族は、持てたらいいけど、何だか面倒だったら、いっそのこと一人で人生終わってもいい、なんて語る人もいるようです。心のどこかでは、自分らしい家庭が持てたらという希望もあるにはあるけれど、厳しい現実を前にして、こんなに大変そうだったら、そういう苦労をするよりは、今を楽しく誰にも邪魔されずに生きていけたら、という方にかなり傾いている気がします。

 クルマ、家、家族、豊かな暮らし、安定した暮らし、余裕のある老後、海外どこへでも見て回る、いろんな夢を押しつぶしている若い人たちがたくさんいるような気がしました。若い人がそんなだから、政治がどれだけ対策を行っているのかわかりませんが、経済は低調です。みんなが特に欲しいものはない。今、楽しい動画を見て、ゲームで時間をつぶして、人とも適当に付き合い、ネットで交わされる情報に左右されながら、浮き沈みしているのが若い人たちです。

 そうした若者につられるように、年寄り連中も場当たり的な暮らしを志向しています。何も世の中を変えていこうとか、豊かな暮らしを手に入れようとか、前向きな野心はしぼんでいるのです。

 ですから、いくら景気刺激をしたところで、人々にその気がないし、人々の暮らしが明日をも知れない状況ではあるので、くもり空を突き破る力は起こりません。

 私は、人々が安心して働ける、いつまでもやりたいと思った仕事に打ち込める環境を作ることが第一だと思っていますが、そんなことよりも、景気刺激策が大事で、それで大儲けする人と何も恩恵を受けない人たちの二極化を推し進めるんでしょうね。

 仕方がありません。みんながそれを求めるのであれば、私は自分で安定して働ける環境づくりというのをしてみたいんですけど、気持ちはあるものの、やれてないですね。


 三重県でも、人々の暮らしていける場を確保していこう、作り上げていこう、そういう試みをしている人がいます。全国各地におられると思います。四十代から壮年くらいまで、いろんな人たちが今ここでみんなが集えて、生活ができる場所を作り、スカスカになっている人の関係をあたたかで、適度な距離間でつながる、そういう集団を作ろうとしている人たちがいます。

 大きな動きではないけど、とりあえず身近な人たちの安定した関係からスタートする。私にも参加するか、お手伝いするか、関わりたい気持ちもあります。そうした前向きで無私の気持ちと、根っからのグータラ精神のはざまでギッコンバッタンしていますけど、チャンスがあれば、人と出会えれば、前向きな気持ちは突き進んじゃうんですけど……、まだです。ハイ、頑張ります。

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